子育て・しつけ

ママの生まれ順×子どもの生まれ順
個性によって相手の見え方はどう変わる?

「相性が良くないといけない」のではなく、個性の違いを知ることが、お互いハッピーに過ごせる第一歩。「子ども」の欄を自分の両親や、パパに置き換えても使えますよ。

ママに関心を持ってもらうための戦略が個性として現れます
生まれ順によって個性が出るのは、ママに関心を持ってもらうための作戦が変わるから。同じ生まれ順でも、きょうだいの性別や年齢差によって微妙な違いが出るのはそのためです。成長と共に、友達の中での立ち位置などもその子の性格に影響していきますが、ママが世界そのものである幼児期は、生まれ順による違いが最も強く現れる時期なのです。

どの子も自分の色を持ち鮮やかに生きています
例えばあなたが赤のサングラスを掛けていたら、緑色はくすんで見えるでしょう。緑のサングラスを掛けていればその逆で、赤い色がくすんで見えます。
下の表で紹介している「相手の見え方」とは、この例えのようなもの。人は自分と似た戦略を持って生きる相手のことは安心して見ていられますが、自分と違う生き方をする相手は欠点が目立ち、心配になります。でも、子どもたちはそれぞれに鮮やかな色を持って生きているのです。だから、ママと違う生き方をする子どものことを心配する必要はありません。ましてや自分の望む通りの生き方に合わせるのは論外です。
「この子の考えを理解できない」というときは、その子と同じ生まれ順の家族や友人に相談してみてください。「きっとこう思っているんだよ」と、その子を理解するヒントがもらえるはずですよ。

子どもが「長子」

ママが「長子」

互いに主張が強いため、ママが「教えてあげよう」という姿勢だとぶつかり合うことも多い。しかし根本的なところでは分かり合える

ママが「中間子」

「年齢によって差をつけてもらえるのが当然」と感じる長子にとっては、常に「同じ」を重んじる中間子ママに違和感を持っているかも

ママが「二人きょうだいの下の子」

ママからすると、慎重派なあまり、要領が悪く見える。生きづらそうだと感じ、何かとわが子のことを心配しがち

ママが「末っ子」

しっかり者のわが子を頼もしく思う反面、長子が下の子にきつく接したときは、「いばりんぼうで優しくない子だ」と思うことも

ママが「一人っ子」

上の子っぽい性格のママにとっては、ぶつかり合うことも。下の子っぽい性格のママにとっては、子どもが頼れる存在に

子どもが「中間子」

ママが「長子」

何事も真っすぐな長子ママにとっては、物事を斜めから見る中間子の考えが分かりにくいが、しっかり者なので心配しなくて大丈夫

ママが「中間子」

何かと意見が合い、しっくりくる。年齢によって差をつけたりせず、文字通り平等に接するママのやり方に、子どもも納得がいく

ママが「二人きょうだいの下の子」

何でも自分でやってしまう中間子に対し、さみしいと感じる面もあるが、たいていは頼もしい存在だと思える

ママが「末っ子」

特に思春期は、わが子の考えが分かりにくいと感じる面も。家族やママ友など、周りの中間子に相談してみて

ママが「一人っ子」

中間子は小さいころから自立心が強く、手際が良く、手がかからないので「この子は大丈夫」と安心できる

子どもが「二人きょうだいの下の子」

ママが「長子」

わが子に「うまくしてやられた」と思うことが多い。長子と比べると戦略家でずるく見えるが、子どものアイデアを面白がろう

ママが「中間子」

子どもが「中間子」と「末っ子」の間くらいの相性。しっくりくる面もあればずるく思える面もあるが、大目に見られる

ママが「二人きょうだいの下の子」

長子に対してとは真逆に、幼いうちから「この子は、将来も上手に世の中を渡っていける」と安心できる

ママが「末っ子」

もともと人に頼りがちな末っ子ママから見ると、自信があり、わが道を突き進んで行く子どもは頼もしく思える

ママが「一人っ子」

上の子っぽいママは「長子ママと二人きょうだいの下の子」を、下の子っぽいママは「末っ子ママと二人きょうだいの下の子」を参考に

子どもが「末っ子」

ママが「長子」

ママが子どもに使われがち。何かやってほしそうなときは、先回りして手を出すのではなく「お口でお願いして」と声掛けを

ママが「中間子」

中間子ママにとって、一番ずるく思えるのが末っ子。「自分でやりなさい!」と叱るのではなく、「ママと一緒にやろうよ」と誘って

ママが「二人きょうだいの下の子」

突っ込みグセがあるのが、二人きょうだいの下で育ったママ。特に末っ子はかわいい反面、からかいたくなるので、やり過ぎに注意

ママが「末っ子」

家族の平和を守ろうとする末っ子同士。どちらも争い事や怒りの感情を嫌うので相性は良いが、相手の戦略が見えてしまう一面も

ママが「一人っ子」

一人っ子ママも、自ら争いの火種はまかないので、争い事や怒りの感情を嫌う末っ子の気持ちがよく分かる

子どもが「一人っ子」

ママが「長子」

よく気がつく長子ママから見ると、まるで気が利かなく思える。お手伝いなどを通じて、「今の行動が助かったよ」と伝えて

ママが「中間子」

ママの影響を受け、一人っ子であっても中間子らしい性格になるため、お互いにしっくりくる相性となる

ママが「二人きょうだいの下の子」

サバイバル精神溢れるママからすると、マイペースな一人っ子は頼りなく、また怖がりに思いがちだが、子どものペースを信頼して

ママが「末っ子」

上のきょうだいに気を使いながら生きてきた末っ子ママにとって、一人っ子の言動は率直過ぎて思いやりが足りないと感じることも

ママが「一人っ子」

「一人っ子はわがまま」など、よくないイメージを聞かされて育ったママは、自分と似ないか心配しがち。一人っ子の良い面を見つめて

お話を聞いたのは
中垣俊子さん

なかがき・としこ/認定心理士。女性のためのカウンセラー「コルネット」主催。民間学童保育「アドラーこども学校」校長。著書に、生まれ順別の言葉掛けを紹介した「子どもとの信頼関係をきずく言葉かけトレーニング」(学事出版)、「子どもが伸びるいいわがまま 心を荒らすわるいわがまま」(PHP研究所)など。

illustration SHIBATA Keiko

前のページは「親子でもっとハッピーになる! 生まれ順別子育て法」

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