子育て・しつけ

オヤコ散歩のすすめ

特集 オヤコ散歩のすすめ

オヤコさんぽのすすめ

お話を聞いたのは

田中勝博さん

たなか・まさひろ 目白大学教授。専門は心理療法、絵画療法。神奈川県内の児童相談所等で23年間の心理職経験を経て、今に至る。著書・論文に「絵画療法」(『児童心理』 8月臨時増刊号)、「被虐待児のアートセラピー」(監訳/金剛出版)など。

特集 オヤコさんぽのすすめ

子どもの「待って!」に待てる時間を

 普段の生活はとても忙しいものです。子どもとちゃんと会話しているつもりでも、つい大人のペースで物事を進めがちになってしまいます。だからこそ意識して、子どもが見るもの、聞くもの、感じるものを一緒に体験して、子どもを丸ごととらえる時間を持ってほしいのです。
 それには、親子でのんびりと近所を歩く「オヤコ散歩」がうってつけです。必要なのは時間だけ。お金も道具もいりません。

バーチャルではない生の体験が手軽にできる

 テレビやゲームなど子どもがバーチャルな世界に親しむ割合は、これからますます増えていくでしょう。でも子どもの成長には、実際に自分の体で感じる生の体験が欠かせません
 自分の足で歩いていく散歩は、まさしく五官(目・耳・鼻・舌・皮膚)で感じるさまざまな体験の束といえます。車や自転車では見過ごしてしまうことも、歩いているとたくさん発見できるはずです。特別な場所に行く必要はありません。近所で豊かな体験ができるのです。

共に“歩き・眺め・感じる”ことで言葉が豊かになる

 言葉の発達は、体の発達と密接に結びついています。子どもは一人で歩けるようになることで、興味を持った物に自ら近づけます。それによって体験の幅が広がり、言葉が増えていくのです。
 オヤコ散歩は、歩いて体験の幅を広げるというだけでなく、親と子どものコミュニケーションが生まれます。子どもが見たり手に取ったりした物を、親も一緒に見て・触って・感じ、子どもと共に楽しむことで親子の会話が豊かになり、子どもの心を育んでいきます。

オヤコさんぽのすすめ

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子どものペースでのんびり20~30分歩く

 子どもは途中で立ち止まって草や落ち葉、虫などをじーっと眺めたりするでしょうから、そのペースに合わせてのんびり歩きましょう。手をつないでいても、気持ちとしては子どもの少し後ろを歩く感じで。
 大切なのは時間の長さではなく、時間を気にしないことです。園の帰り道でもいいですが、「早く帰ってご飯の支度をしなくちゃ」などの気持ちがあると、本当の意味では楽しめません。

言葉掛けより大切なのはママの気持ち

 散歩中大切なのは、どんな言葉を子どもに掛けるかではなく、ママがどんな気持ちで散歩をしているかです。
 なぜならば言葉は嘘をつけるから。どんなに優しい言葉を発しても、イライラした気持ちでいると、言葉にその感情が乗ってしまいます。そして、子どもは大人以上にそうした感情を敏感に感じ取るものです。ママがゆったりした気持ちであれば、言葉をあれこれ考える必要はありません。

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