子育て・しつけ

ママ友とのちょうどいい距離感って?

ママ友とのちょうどいい距離感って?

園生活の主役はママではなくあくまでも子どもです

 ママ同士のトラブルや、付き合い方に悩んでいるという話をよく見聞きしますが、まず前提として、ママ友は子どもを通してのつながりであって、自分の友達ではないと考えた方がいいと思います。もちろん付き合っていく中で、仲の良いママ友ができ、子どもを抜きにしても「いい友達」という関係になることもありますが、全員と仲のいい友達にはなれないし、時間もかかります。
 幼稚園という場での主役は、あくまでも子どもです。ママは子どもたちが良い環境で育っていけるように協力する立場。そのために他のママたちと仲良くする、というスタンスがベストではないでしょうか。
 ママ友を学生時代や働いていたときの自分の友達と同じように思ってしまうと、距離感が近くなって自己主張も強くなるのでトラブルも起きやすくなるのでは? ママ友とは、2年なり3年なり、子どもたちのためのプロジェクトチームのメンバーなんだと考えれば、お互い余計なことは言わないでしょうし、程よい距離感を保っていられると思います。

真面目になり過ぎずうまくかわす術(すべ)を身に付けましょう

 最近のママたちを見ていると、すごく真面目だなと思います。真面目過ぎるから、ママ友と何かあったときに我慢を続け、最後は限界に達し、正面からぶつかって決裂するケースが多いのでは?
 例えば、「ランチの誘いを断れない」とか、「園バスを見送った後のおしゃべりが苦痛だけど付き合っている」などの悩みがあるようですが、みなさん生真面目過ぎ。いい意味で適当にかわす術を身に付けて、もっと自分をラクにしてあげましょう。
 ランチを断るなら「今回パスだけど、また誘ってね」「お金が続かないから、しばらくランチお休みするね」などとサラリと断ってもいいでしょうし、それができないなら、「お姑さんが来るから」と理由を作ってしまいましょう。バス停でのおしゃべりも同じです。
 我慢して他のママ友と全部同じように付き合うことが、良いママではありません。ママが楽しい気持ちでいてくれる方が、子どもも幸せだと思いませんか?

園やママ友以外の世界を作る努力もしてみませんか

 ママの付き合う人間関係が園のママ友だけになると、ランチや買い物に誘われなかったなど、ちょっとしたことで疎外感を抱きやすくなるので、園やママ友とは関係のない時間や人間関係を作るのもオススメです。
 例えば、子どもを園に送り出したあと、図書館に行って1時間好きな本を読むとか、自治体が開いている無料講座に通ってみるとか。「ちょっとやってみたいな」と思うことができるのは、子どもが入園してからだと思います。外に向かって出ていくチャンスでもあるし、年齢も属性も違う新しい人間関係ができる可能性も広がります。

ママ友とのちょうどいい距離感って?

お話を聞いたのは

猪熊弘子さん

いのくま・ひろこ ジャーナリスト、翻訳家、東京都市大学人間科学部客員准教授。子ども・家族・女性・保育・教育などをテーマに執筆、翻訳、編集をするほか、テレビ・ラジオのコメンテーターや講演も行っている。4児の母。著書に「その住まいで子どもをちゃんと育てる自信、ありますか?」(オレンジページ)、「死を招いた保育─ルポルタージュ上尾保育所事件の真相」(ひとなる書房)など。

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