子育て・しつけ

「お絵かき、工作が苦手」はママの勘違い!? 親子でアートしよう!

「うちの子、苦手」はママの勘違い!? 親子でアートしよう!

秋は芸術の季節。
お絵描き、粘土、工作など、親子で親しめるといいですね。
「でもうちの子、どうも関心がないのよね」
「すぐ嫌になって投げ出しちゃうの」「上手に描けないから」
なんて思っているママ、実は勘違いかもしれません!
横浜美術館「子どものアトリエ」主席コーディネーターの
山﨑優さんに幼児期のアートとは
何かについて聞きました。
監修/西東桂子

お話を聞いたのは

山﨑優さん

やまさき・ゆう 横浜美術館教育普及グループ、子どものアトリエ主席コーディネーター。1989年の美術館開館以来、子どものアトリエのさまざまなプログラムを企画・指導。現在、指導者に向けた研修にも力を入れている。子どものアトリエは、小学校6年生までを対象とした創造の場。休日は親子や子どもを対象にした造形や鑑賞のプログラムを実施している。

お 絵 描 き や 粘 土 、工 作 で
何 が 身 に 付 く の ?

 自由に形が変えられる粘土、くしゃくしゃにしたり、はさみで好きに切れる紙、自由に混ぜて塗れる絵の具、画用紙に自由に線を描けるクレヨン。どれも子どもが思い付いたことをいろいろ試せる素材です。
 自由に試せることは子どもにとって、とても楽しい活動です。面白くて試行錯誤しているうちに、何かができてしまった。それが自信となって、もっとやってみたくなり、さらに自信が養われていきます。
 同時に「自分がする」という自意識も育っていきます。何をするにも「自分がする」という気持ちがなければ物事は動きません。
 とかく大人は出来栄えに目がいきがちですが、子どもが楽しそうに描いたり作ったりしていたら、まずは、それが一番素晴らしいことです。
 赤と白どちらにするか=決められる力、夢中になって塗る=時間をかけられる力など、お絵描きや工作を通じて身に付く力は、実はたくさんあります。子どもが夢中になってやっていることに無駄なものは一つもありません。その経験が、もっと大きなことに取り組んだり、難しい問題を乗り越えたりできる、〝心の体力〞となってくれます。それが大人になるための〝自立〞につながるのです。

親 の 望 ま し い 関 わ り 方 は ?

絵や工作が好きな子の場合

 大人はいろいろな経験があるから、子どもが描いたり作ったりした物に対して、「こうするともっと良くなるはず」ということが分かります。でも子どもは、「やっとここまで塗れた」「やっとここまで作れた」という地点にいますから、できていない部分を指摘されると気持ちがしぼんでしまいます。
 経験が少ないうちは、経験自体が楽しいので、好きなように十分やらせてあげることが大切です。
 同じことをやっていると、そのうち本人も飽きてきますので、そうなったら、新しい経験のヒントをあげましょう。
 例えば絵の具だったら、「このピンク色を作ってみようか?」とか。すると子どもは、どうすればその色ができるか考えて試行錯誤します。そしてできたときに大きな達成感を得られるんですね。
 子どもの作品の出来栄えをうんぬんするのではなく、好きな世界を広げるサポートができるといいですね。

興味を示さない子の場合

 「やってみる?」と誘ってみて、子どもがやりたがらないときに「どうして? やりなさいよ」と、無理強いするのはよくありません。そんな場合は、「じゃあ見てていいよ」と言ってお母さんが率先してやるといいと思います。
 親が夢中になっていることは、子どもには魅力的に見えるもの。子どもの様子を見て、気になっているようなら、「一緒にやろう」とか、「ちょっと手伝ってくれる?」など声を掛けて巻き込んでみてください。

途中で投げ出す子の場合

 子どもが途中でやめてしまうには理由があるはずなんです。その子が短気だからとか、飽きっぽいからとかではなく、何か前に進めない理由があるんです。それが何なのか子ども自身分からないから「わー!」となったり、「もうやめた!」となったりしてしまう。
 そこをお母さんが整理してあげるといいですね。「ここが切れなくて困っているの? じゃあお母さんが手伝ってあげようか」とか、「のりがベタベタするのが嫌なの? いきなりたくさん塗るからそうなるんだよ。こうやって必要な分を取って、こうやって広げていくといいんだよ」と付き合ってあげてください。
 たいがいの子は一緒に付き合ってもらうと、うれしくて、見よう見まねで技術を身に付けていきます。

読者ママアンケートから

※あんふぁん調べ(期間=2014年7月1日~8月5日、有効回答数=1049人)

自宅でお子さんと絵を描いたり、
工作したりすることは
ありますか?

読者ママ発
わが家の工作遊び

トイレットペーパーの芯に絵を描いて転がします。[北海道・年少ママ]

牛乳パックと段ボールを材料にして、パパと息子が椅子を作ってました。[秋田県・年長ママ]

手のひらに絵の具を付けて、真っ黒の画用紙にペタペタ。花火のようです♪[福島県・年少ママ]

音楽に合わせて、新聞紙ちぎりを楽しんだら、ビニール袋に入れてボールを作り、投げっこ遊び。次に袋にゴムひもを付けてヨーヨー遊び。最後はボクシングのサンドバッグにして遊びます。[神奈川県・年少ママ]

黒の画用紙でいろいろな形のひげを作り、鼻の下に貼ります。写真を撮ったりかなり楽しめますよ。[千葉県・年長ママ]

ペットボトルに巻かれているセロハンを剝がし、魚やワカメ、カメなど作り、水と一緒にボトルの中へ入れます。魚やカメが海の中で泳いでいるように見えて、子どもは大喜びでした。[三重県・年中ママ]

賞味期限の切れた小麦粉を水で練って、粘土代わりに。食品なので、口に入ったとしても安心だし、粘土と同じように遊べます。[大阪府・年少ママ]

好きな色のクレヨンを5本くらい選んで好きな絵を描いて塗りつぶしたら、上から黒のクレヨンを塗ります。割り箸を鉛筆削りで削った竹ペンで、引っかき絵をしています。手が真っ黒になりますが、何色が出るか楽しみです。[福岡県・年長ママ]

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