子育て・しつけ

失敗を恐れて挑戦しない子は どうすれば意欲が出るの?

特集 失敗を恐れて挑戦しない子は どうすれば意欲が出るの?

「そんな小さなこと」という視点をお母さんに持ってほしい

 「負けるのが嫌でゲームをしない」「怖がって高い所に登らない」など、お母さんたちの心配事を伺って思うのは、「そんな小さなこと、心配しないで」ということです。お母さんたちは「うちの子だけやらないんです」とよく言いますが、いいじゃないですか。やらないことがあったって。他にもいろんな遊びがあるのですから。
 自主性や意欲は幼児期にこそ育んでいくべきとても大切なもの。でも、多くのお母さんたちは、逆の対応をしてしまいがちです。
 例えば、高い所に登りたがらない子に「怖くないよ。ほら、こっちに足を掛けて…」といくら言ってもやる気になりません。「できなくてもいいわよ。他にやることいっぱいあるもんね」と言っておけばいいんです。子どもは「お母さんは分かってくれている」とルンルンになります。子どもがそういう気持ちになること。まずは、そこが自主性や意欲が育つ土台です。
 こんな対応をすると、何でも嫌なことを避けてしまう子になるのではと心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。子どもは自分がやりたくないことを認めてくれたお母さんのことがもっと好きになり、自分は愛されているんだと安心できるから、時期が来れば新しいことや努力が必要なことにも挑戦してみようと思えるのです。
 大切なのは、お母さんが「そんな小さなこと」と思うこと。そして、お子さんの気持ちを理解して伸び伸びさせてあげてください。

手助けしていればいつか自分でやり出す

 工作などをしているとき、子どもが「できない、ママやって」と言ってきたら、「自分でできるでしょ」と拒否したりしないで、どんどん手伝ってください。
 造形は大人が思っているより特に難しいもの。見本はたくさん見せてあげましょう。お母さんの方が自分より上手にできるのを分かっているから、きれいに仕上がったものを見たいから、「やって」と頼むのですね。
 やってあげると、この先ずっと自分ではやらなくなるのでは? なんて心配はまったく必要ありません。ハサミでも何でもいつかは使えるようになります。親が急ぐか急がないかだけの違いです。
 お母さんがほとんどやってあげて、最後の1%を子どもにやらせてもいいでしょう。そして、「きれいにできたわね。これはママが作ったものだけど、あなたもできるようになるわよ」と話してあげてください。そのうち、見ているだけはつまらない、自分でやりたいと思うときが必ず訪れます。手助けしようとしても「自分でやるからいい」と言われるようになりますよ。

結果ではなく過程を認める・褒める

 失敗を恐れない子、意欲を持って取り組める子になるには、褒められたり認められたりすることが必要だと言われますが、本当にその通りだと思います。
 ただ、褒め過ぎると褒められることを目的に行動するようになる場合があるので、気を付けましょう。また、結果ではなく過程に注目するのが大切です。親が結果だけに注目して「できた」「できない」と評価ばかりしていると、子どもは親の目を気にしてしまい、失敗を恐れるようになってしまいます。

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お話を聞いたのは

本吉圓子さん

もとよし・まとこ 公立保育園の園長、大妻女子大学、宝仙短期大学、聖心女子大学の講師を経て、現在は幼稚園などの保育現場や保護者を対象に、講演や子育て相談を行っている。著書に「あふれるまで愛をそそぐ 6歳までの子育て」(カンゼン)、「本吉圓子の失敗させる! 6歳までの子育て」(新紀元社)など。

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