1. あんふぁん
  2. ようちえん川柳大賞が決定!
ペンネーム のんたんママ[東京都武蔵村山市]

家族の誰かがくだらないことを言って「ボケる」と、誰かが的確なツッコミで返す、そんなわが家です。あるとき、私が息子に親バカっぽく「天才だねー」と褒めたら…「ぼくは5さいだよ!」とツッコまれました。かわいい勘違いに爆笑!

子どもとふだん何気ない会話をしていると時々「はっ」とさせられることがあります。この川柳はまさしくそういう内容だなあと思いました。大人が捉える意味と子どもが受け取る意味の違いが「そうそう、こういうことってあるよね」と共感できて面白かったです。(細川貂々さん)
古田裕明さん[京都府京都市]

休みの日くらいゆっくり寝させてよ~という私と、早く一緒に遊ぼうよ~という息子。「パパ! 起きて!」の攻撃が始まります。布団をはぎ取られ、馬乗りでジャンプジャンプ! それでも寝たフリを続けると、私の顔をペロペロと…。すっきり目覚める日曜日の朝です(笑)。

この作品は父子の交流がほほ笑ましい。仕事で疲れてもっと寝ていたいんだけど、カワイイわが子に起こされて寝ぼけマナコでムギュウしているパパの笑顔が目に浮かびます。子育てはこうした楽しい瞬間瞬間の積み重ね。パパももっと期間限定の子育てを楽しんでほしいですね。(安藤哲也さん)
ペンネーム しょうちゃん&りょうちゃん[宮城県仙台市]

教室にシャツの落とし物があったとき。名前が書かれていなかったので、園児たちに「これ誰の?」と聞くと、シャツの匂いをクンクンと嗅いで「わかるよー」と即答、しかも正解。柔軟剤の匂いなどで、誰の物か分かるそうです。子どもらしい自由な発想だな~と思いました。

子どもは、全身をアンテナにして活動します。身を守るためというよりは、何か面白いこと、誰か楽しい人をさがすため、といえるでしょう。犬にも負けない嗅覚をはたらかせて、大事なお友達の存在を確認できる超能力者をうまくとらえました。(香川敬さん)

香川 敬さん

約8000園の私立幼稚園が加盟する「全日本私立幼稚園連合会」会長。学校法人鞠生幼稚園理事長・園長。

どれも先生方が、子どもたち以上にアンテナを働かせて保育に取り組んでいることをうかがわせる作品ばかりです。どこの園でも見られる一コマですが、それを言葉で表現することは、そう簡単ではありません。子どもたちや保護者の皆さんとの素敵な関係ができて、初めて素敵な作品ができるのだと思います。いろいろなつぶやきに、じっと耳を傾けていきましょう。

安藤哲也さん

NPO法人ファザーリング・ジャパン創設者・副代表。ほかにタイガーマスク基金代表や厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進チーム座長などとしても活躍中。3人の子を持つパパ。

これまでパパ育児の川柳には「ママと比べてパパの存在感が薄い」「仕事が忙しくて育児に関われないボヤキ」といった「トホホ」な自虐ネタが多かったのですが、最近は子どもとの関わりを楽しく表現するものが目立ってきました。川柳は自分のマインドが表れるもの。前向きな作品が増えれば笑顔の子育てパパも増えるということでしょう。

細川貂々さん

漫画家・イラストレーター。うつ病を患った夫との日々を描いた「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎)がベストセラーに。結婚13年目に授かった息子・ちーと君を育てる現役の幼稚園ママ。

素直に笑える内容や「わ、これはシビアだなあ」って内容の物など様々で、読んでいてとても面白かったです。子どもと付き合っていると自分が見ないようにしていた現実を突き付けられることもあって、「キツイなあ」と思うこともあるけれど、こうして川柳にして笑い飛ばせたら楽しいのだなあと気付かされました。