1. あんふぁん
  2. 特集
  3. 『映画クレヨンしんちゃんガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
  4. 小明さんの感想

映画クレヨンしんちゃんガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

逆襲のロボとーちゃんの感想を聞いてみました!

  • ツイートする
  • シェアする

先日、友人から「子供産んでから、夫と映画に全然行けない」という相談を受けたので、 つい「この人はなぜ独身アラサーの私にそんな相談をするんだろう」と首をかしげていたら、 友人も「こいつに言うことじゃなかったな」という空気を醸してきて、そのまま不毛に会話を終えたんですが、 ちょっと考えれば、普通に家族で観られる映画をお薦めすればよかったんですよね。

子供向けのアニメ映画で大人が号泣、なんてよくあることですしね。 そして、その代表格と言えばやっぱり『クレヨンしんちゃん』!  私も『モーレツ! オトナ帝国の逆襲』(2001年)ではこみ上げる懐かしさにむせび泣き、 『アッパレ!戦国大合戦』(2002年)では不器用な侍の生き様にむせび泣いたものです。 号泣する大人が多すぎて、「これ、もう完全に大人をターゲットにしてない?」という気もしてきますが、そこはやっぱりクレヨンしんちゃん。

どんなにシリアスなシーンでも必ずギャグを挟み、大人は号泣、子供は爆笑なわけですよ。 クレしん映画は本当によく出来ています。 そんなクレしん最新作の『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014)も、また反則級に涙腺を壊しにくるものでしてね……!  今まで戦国時代にタイムスリップしたり、西部劇の世界に迷い込んだり、暗黒世界で勇者になったりした野原一家ですが、今回はついにロボットになってしまいました! 

物語は、しんちゃんと一緒にロボットアニメ『カンタム・ロボ』を観た父・ひろしが、合体シーンに胸を躍らせ、しんちゃんと合体(=肩車)した結果、 ぎっくり腰になってしまうところから始まります。 ヨボヨボになったひろしは家族から「使えない」と邪険にされてふんだり蹴ったり。 肩を落として公園に避難したひろしは、突如現れた美女にメンズエステに誘われ、もちろんついて行き、秘密結社『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀によって、 ロボの肉体にされてしまった……どうする、どうなる、野原一家!?   ……というお話なんですが、 もうね、そんな簡単な展開ではなくてですね、まず、夫の名を名乗るあやしげなロボを、妻が葛藤しながら受け入れていく流れだけでもそうとう良いんですが、 ストーリーが進むにつれ、二重、三重の葛藤と感動のトリックが仕掛けられているんですよ。

正直、今まで、クレしん映画と言ったら『オトナ帝国の逆襲』と『戦国大合戦』で、それを超えるものはもうないだろうと思っていたんですが、 これはその二作に並ぶ名作でした。家族で観たら、きっと絆が深まること間違いなしでしょうね!  さっそく友人にお薦めするとともに、私も家族が出来たらみんなで観ようと心に誓いました(それっていつだろう)!

  • ツイートする
  • シェアする

小明

小明(あかり)1985年1月14日
2002年にグラビアアイドルとしてデビューして以来、12年鳴かず飛ばずでライターで食いつなぐアラサー。
猫が好き。
グラビア写真集『エプロン宣言』(ぶんか社)はとっくに絶版ですが、著書の『アイドル墜落日記』(洋泉社)、『卑屈の国の格言禄』(サイゾー)は好評発売中。

  • 小山健さんの感想を見る
  • カータンさんの感想を見る
  • 掟ポルシェさんの感想を見る
  • HOMEへもどる