小学生ママ

カータンの昔は私も新米ママだった!?

長女を絵嫌いにしてしまったのは、私かもしれない…

先日、縁あって、岡本太郎記念館の平野館長からお話を伺う機会があった。
岡本太郎さんは、子供の絵の審査員などを務めると、いつも決まって、「この絵もいい!この絵もいい!決められない。誰か決めておいてくれ!」子供の絵に優劣をつけられなかったという。

太郎さんは、『今日の芸術』という本の中の「子供と絵」という章で、こんなことを言っている。
“絵を描くということは、疑うことのできない、すべての人のうちにある本能的な衝動です”

太郎さんは「どんな子どもでも、さかんに絵を描く」と。確かに、自分の子ども時代を振り返っても、絵をよく描いていた。そして、娘たちも。

でも、物心がついてくると、次第に絵を描かなくなってくる。岡本太郎さんは、それは、我々大人(先生など)が、うまい絵を褒めることから、絵はうまくなくてはいけないと子どもが思い始める。だから、多くの子どもたちが絵を喜んで描かなくなってしまうのだと。

園児や小学1、2年生の子が描く太陽のちょんちょんや、その下に花が行儀よく並べて描いてあるものそんなことの表れで、

子どもの目に太陽や花がそう見えるのではなく、それを描くと先生や親が「上手ね」と褒めてくれるから、子どもたちは、こういう絵を描いていれば無事なんだと思って描いているのだと。

そんな太郎さんの話を聞きながら、私は大きな後悔の念で胸がいっぱいになってしまった。
それは、長女に小学校受験をさせるために、受験用のお絵描き教室に通った幼稚園の頃だ。教室では、大抵いくつかお題が与えられ、「家族で行った楽しかった夏の日の思い出」「運動会の絵」「幼稚園で遊んでいるところ」「好きな動物」etc…。その都度、絵を描かされるわけなのだけど、子どもだから「どんな感じに描こう?」と考えているうちに制限時間は過ぎてしまう。

だから、私は長女に模範となる絵、構図まで指示していた。
夏の思い出と言われたら、家族で海に行って楽しんでいるところ。運動会の絵といわれたら、地味なものではく、派手な大玉ころがしをみんなでしているところ!幼稚園で遊んでいるところだったら、教室で遊んでいるんじゃなくて、外で元気よく縄跳びをしているところ。

こんな感じに、10パターンくらいの絵の見本を描いて、壁に貼り、

トレーニングの成果、長女は短時間で、俗にいえば大人が見て、わかりやすい上手な絵を描けるようになっていた。

でも、そんな私を岡本太郎さんが見たら、どれだけお叱りになることだろう。「あなたは、子どもの自由でのびのびとした創る楽しみを奪う気ですか?」そうおっしゃるに違いない。
平野館長の話を聞き、未熟だった自分を反省し、長女には、取り返しのつかないひどいことをしまったと思わず涙ぐんでしまったほどだ。今、もう1度あの頃に戻れるなら、もっとのびのびと描きたいように描かせてあげればよかった!長女、本当にごめんね、絵嫌いにしてしまったのは、私のせいだ。

●よかったらこちらも参考に読んでください
http://ka-tan.blog.jp/archives/1068954611.html

●PLAY TARO TALK
http://playtaro.com/blog/category/contents/talks/

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プロフィール

  • カータン

元外資系航空会社の客室乗務員。現在大学1年生と小学5年生の女の子のママ。次女の出産を機に始めたブログ「あたし・主婦の頭の中」が人気を呼び、さまざまなメディアなどで活躍中。
あたし・主婦の頭の中

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