小学生ママ

2月のテーマ 入学前・次の学年に上がる前の準備

“きらいにさせない”さんすうのおしえ方

3学期も半ばを過ぎましたね。算数の力を育てる生活習慣を身にけることができましたか? 考えることが楽しいと思える生活環境が日常となれば、学校の“算数”の授業もどんどん楽しくなっていくはず。机でのお勉強も進んで打ち込むようになります。今月は、次の学年に上がる前の準備として、しっかり押さえておきたい要素を学年別に紹介します。親子で取り組んでみましょう!

2月のテーマ 入学前・次の学年に上がる前の準備

 
上野 真弓先生

教えてくれる先生
上野 真弓先生  算数パフォーマー

<テーマについて>
私は物事を習得するうえでは、必ず段階があると思います。その1つひとつの段階を100%こなせてこそ、次の段階に進みたいという意欲が生み出されます。この100%というのがとても大切です。

<プロフィール>
数学を専門とし、大学受験指導に長年携わる。幼少・子ども期の数的・図形的感覚磨きが最も大切と考え、五感体験を通した子どもたちの算数教育や教育者向け講演会のほか、PTA、企業等を対象とした算数出前講座を行っている。また学力をつける前段階の自尊感情教育にも力をいれている。
「日々の暮らしや遊びといった実体験のなかでの気づき・感動が学力を伸ばす」。その考えのもとで自らが実践した子育て事例を漫画にし、メソッド化している。
ホームページ http://www.home-education-labo.com
公益財団法人 日本数学検定協会認定・数学コーチャー

ママはここをサポートしよう その①

小学校の算数の学習段階は、たし算→ひき算→かけ算→わり算となります。つまり、たし算の考え方を理解してからひき算の学習をしたほうが効果が上がります。だとすると、とことんたし算を理解してからひき算にいく必要があります。

たし算とは何か? 暮らしのなかでどういうときにでてくるのか? ママもいっしょに考えてみるのも楽しいものです。そこで、次の学年にあがる準備として、式を現物でとらえることをしてみてはいかがでしょうか?

学校の授業とご家庭での実体験が結びついてこそ100%理解したことになり、次の考え方を学ぶ意欲が生み出されます。

学年別対策

就学前

就学前に身につけておいてほしい大切なことがあります。それは、次の5段階です。

1 暮らしのなかで物に触れる(緑)
2 暮らしのなかで量に触れる(黄緑)
3 人にそれを伝えようと思う(若草色)
4 数に置き換えると便利だと知る(黄色)
5 式に置き換えると便利だと知る(ピンク)

これらの段階を経ておくことで、算数を受け入れやすくなります。
逆を言えば、この段階を踏んでいないと、その先の勉強意欲に差がでます。なんでも基本が大切なのですね。

1年生

1年生はたし算とひき算をしっかり理解しましょう。また数を、10を単位(基準)としてとらえることが重要です。写真は、たして10になる数の組合せをフェルトボールで表したものです。右と左のフェルトボールを移動させることで、たして10になる数の組合せが理解しやすくなります。たして10になる数の組合せを式で表すと、以下のようになります。

①0+10 ②1+9 ③2+8 ④3+7 ⑤4+6 ⑥5+5

⑦6+4  ⑧7+3 ⑨8+2 ⑩9+1 ⑪10+0です。

このように、たして10になる組合せが理解できれば、「13-9」などのひき算の場合も、13を「10+3」にみたてて10から9をひいた1と残りの3をたすという考え方がスムーズになります。また、この組合せを覚えると計算のスピードははるかに速くなり、思考の近道ができるのです。これは算数を学習するうえでとても大切なことです。

2年生

この学年でかけ算が登場します。かけ算は、たし算の延長にあるものです。ある園児が、お泊まり保育の時に必要なスプーンの本数を数えるのに、10をひとまとまりとして、それを11かたまりと残り2本で112本だと数えたことがあります。

これは、1つひとつ数えることが面倒だと感じて10のまとまりを作れば楽なことに自らが気づいたのでしょう。きっと彼は112本という膨大な量に触れなければかけ算の考え方にはたどり着けなかったでしょう。このように暮らしのなかで多くの量に触れることがもっとも大切だと思います。多くの量に触れないと数や式に置き換える必然性が理解できません。

【取材・企画協力】 公益財団法人 日本数学検定協会 http://www.su-gaku.net/
実用数学技能検定(算数検定)は、年齢・学年に関係なくチャレンジできます。
11級は小学校1年生、10級は小学校2年生、9級は小学校3年生が多く受検しています。

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