小学生ママ

「パパと教育方針が合わない…」ママの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

8月に「地球こどもサミット」なるものに参加し、海洋プラスチック問題について、初めて詳しく知りました。ゴミとして海に流れ込んだプラスチックのために、海の動物が死んでしまったり、2050年には、魚とゴミの量が一緒になってしまうという事実を聞いて、海が大好きな私はとてもショックでした。海のゴミを減らすために何ができるか、考えて行動していきたいです。

育てられ方や環境が違うから、教育方針が合わないのは当たりまえ

さて10月は「パパと教育方針が合わない」ママの場合のレッスンです。

プレシャス・マミーの講座では、初回に「自分自身がどういう母親でありたいか」「わが子にどうなってほしいか」を考えて書き出してもらっています。そしてもうひとつ、「わが家の教育方針5か条」をパパと話し合って決めるという宿題も出しています。

面白いことに、この3つに関して、受講する前にしっかりと考えている、あるいはハッキリと言葉にして、表しているママはほとんどいません。そして教育方針を家族で共有している家庭もほとんどありません。時には「パパと会話がないから、話しづらいです」というママまでいたりします。

それは大問題ですが、今回は、そこは置いておいて、子育てという偉業を成し遂げるにあたり、自分自身が親として、どうありたいのかを考えることや、子どもの教育方針について夫婦で話し合い、家族で共有することは、子どもの成長においてとても大切なことです。それは誰しもが考えていることですが、では、夫婦で教育方針が合わないのはなぜでしょうか?

その理由は主に3つあります。

ひとつ目は、育てた親が違う(育てられ方が違う)から。2つ目は、育った環境が違うから。3つ目は価値観が違うから。つまり、お互いが教育方針を「ポン」と出しあったところで、ピッタリ合うことはまれでしょう。たいていは自分の育てられ方が手本になるか、反面教師になるかという場合が多いです。

だからこそ、まずは夫婦でお互いの育ってきた背景や価値観を知る必要があります。それをふまえた上で、お互いがそれを正しい・正しくないと決めつけず、これからの時代がどう変化していくのか、未来を生きていく子ども達にとって何が必要なのか、何を大切にしたらいいのかをじっくりと話し合う時間を取ってほしいです。そして、それを客観的に判断するのもよいと思います。

子どもの幸せを願うのはパパもママも同じ

そもそも日本には、コミュニケーションが十分に取れている夫婦が少ないように思います。人生をともに歩み、子どもを育てるという偉業を担っているのですから、本来であれば、もっと生き方やお互いの未来、価値観について話し合うべきでしょう。ですが現状は、パパは仕事重視で子育てはママ任せ。関わっても「手伝う」という意識のパパもまだまだ多いです。そして、働いていないママは、収入がないことへのうしろめたさや、母親としてのヘンな責任感から、パパに遠慮してしまって、「子育ては2人でするもの」というスタンスを取れないでいる場合も多そうです。

パパと自分の教育方針が違ったら、なぜパパはそのように考えるのか、まずは相手を知ろうとしましょう。そして自分はなぜそう考えるのか、冷静にパパに話してみましょう。たとえ意見が違ったとしても、2人とも子どもの幸せを願っていることには違いありません。目的は同じはずです。それを改めて確認してください。

そして、子どもの幸せとはどういう状態のことなのか、そうなるために、お互いが考えている教育方針は適切なのかという具合に、論理的かつ客観的に考えてみるのです。どちらが正しいか・正しくないかという視点ではなく、新たな答えを話し合いの中から見つけるつもりで話し合いましょう。時には他の人の方針を参考にするのもいいでしょう。仲良しの夫婦とともに話し合ってみる、というのもおすすめです。第三者の意見の方が素直に聞けることもありますよね。

そんな話し合いをパパが面倒くさがるような場合には、「私は子どもに幸せになってもらいたい。それはあなたも同じだと思う。だからこの大切なことについて、2人で真剣に考える時間を作ってください。どうかお願いします」と真摯にお願いしてみましょう。それでも取り合ってくれなかったら…、ちょっと夫婦関係を続けることを考えてみた方がいいかもしれません。

親力強化レッスンの4つのポイント

「パパと教育方針が合わない」ママの場合のレッスンは、

1. まず、パパがなぜそう考えるのか、その背景を知る努力をし、自分も伝える努力をする
2. 正しい、正しくないという判断をやめ、話し合って新しい答えを見つけると心がける
3. 真剣に話し合う時間をもちたいとお願いする
4. 友達夫婦など、第三者の意見を聞くなり、交えて話しをしてみる

です。

人生を楽しく、充実させて生きるためには、向き合わなければならない重要なポイントがいくつかあります。子育ては、そのひとつだと思います。ここはひとつ、逃げたり、いい加減にすることなく、真正面から向き合って頑張ってみてくださいね。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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