小学生ママ

「よその子を叱ってもいいのか悩む」ママの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

夏休みも残りあと半月となりました。お盆前に宿題を済ませる子、お盆が明けてから急いでやる子、タイプはいろいろでしょう。私は読書感想文が大の苦手でしたので、お盆前にそれを終えるのが、毎年目標でした(何年前の話?)。そんな私が大人になり、本を出したり、こうして毎月コラムを書かせていただいているのですから、未来はわからないものです(笑)

よその子を叱ることが悩ましい理由は?

さて今月は、「よその子を叱ってもいいのか悩む」ママの場合のレッスンです。確かに悩ましいですよね。これが悩ましい理由は3つあるでしょう。ひとつ目は「その子の親から何と思われるかが心配」、2つ目は「まわりの人から何と思われるかが心配」、そして3つ目は「自分の“叱る”の基準が正しいかどうかが心配」ではないでしょうか?

この3つに共通する原因は、「自分がない」「自分に自信がない」ということだと思います。子どもを叱ることの目的よりも、自分がどう思われるかの方が、ウエイトが高くなっていますよね。それがあまりにも気になって、言いたいことが言えないのだとしたら、それはよその子を叱る・叱らないという問題よりも、あなた自身が自分を認め、自分を大事にすることが必要かもしれません。

まわりのママ達と意識のすり合わせをしておくのも手

それでは、「叱るか、叱らないかの判断をどうするか?」ですが、まずよその子を叱りたくなったとき、それはいったい「何のため?」「誰のため?」と考えてみて下さい。わが子を叱るのは、わが子のためだと思います。ですから、叱ることがその子のため、その子の成長のためならば、叱ってもいいのです。例えば明らかによくないこと(人のものを盗む、言葉の暴力をふるう、ルール違反でまわりに迷惑をかける…)、危険なこと(人を傷つける、危険な場所に行く…)などです。

叱り方については以前、コラムでも書いていますが、感情的に怒るのではなく、「然るべき姿を伝える」叱り方ですね。毅然とした態度で、冷静に、子どもの行いを叱っている、注意しているママが目の前にいたとしたら、ステキだなと思いませんか?

誰もが「よくない」と思うことで、わが子が他の人から叱られたとき、そのことにネガティブな反応を示すとしたら、そのママの中に問題の種があります。その場合は、そのママの反応をあなたが気にする必要はありません。まわりの人の目も同様に気にする必要はありません。あなたが距離を置いた方がいい人がわかったと思ってよいかもしれません(それが自分を大事にするということです)。

3つ目の理由で悩んでしまうのであれば、それについてまわりのママ達と一度話し合ってみてはどうでしょうか? 自分はよくないと思っていることが、意外と他の人はそう思っていないこともあるかもしれません。「こんな時、あなただったらどうする?」と聞いてみるのもありかと思います。他の人の考え方や、判断基準を聞くことで、新しい視点が得られたり、学べることがある場合もあります。

私たちの開催する子育てコーチング講座でも、他の人の視点を取り入れたり、相手の価値観を知って尊重することの大切さを伝えていますし、それについて話し合う時間をたっぷりとっています。「これが正しい」と教えることより、自ら気づくことを重視しています。「あれはよくない」と思っていたことが、「別にいいんじゃないの?」と思えるように変化することもよくあることです。

正直言って、叱るか叱らないか、一つひとつのことにはっきり白黒つけるのは難しいことです。人それぞれの価値観が反映されることもあるからです。ですから、よく一緒に遊ぶママ達とは、お互いの価値観や考え方を理解し合えるような会話や、腹を割って本音を話せるような間柄を日頃から作っておくことは、自分がラクに(悩まずに)生きていくうえでとても大切なことなのです。

親力強化レッスンの4つのポイント

「よその子を叱ってもいいのか悩む」ママの場合のレッスンは

1. なぜそれを悩むのか、何を恐れているのか自分と向き合ってみる
2. 人の目を気にしすぎない自分になれるように、自分の心を磨く
3. 叱りたくなったときは、それがその子のためになるかを考える
4. まわりのママ達と「こんなときどうする?」や、価値観をシェアする機会を作る

です。

何がいいか悪いか、国によっても、時代によっても、年齢によっても判断が違うものです。ですから、いい悪いを決めることよりも、「悩まない自分になる」ことの方が解決は早いです。今回のテーマに限らず、悩むことがあったら、まずは自分が何に悩んでいるのか、なぜ悩んでいるのか、どんな不安や恐れがあるのかをじっくり考えてみることが大切です。何となく済ませていると、その悩みの根本原因がいろいろなことに反映されて、悩みを増やす場合があるからです。根本原因に対処すれば、現実に対しての悩みがぐっと減少しますよ。といってもひとりで自分と向き合うのは結構難しいし、つらいこともあります。そんな時は遠慮なく相談してくださいね。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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