小学生ママ

「学校の先生とうまくいかない」ママの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

はやくも1年の半分が終わり、後半の7月に入りました。風鈴、かき氷、夏祭り、浴衣、花火…、夏の風物詩である言葉を並べただけでワクワク。7月生まれの私は、暑くてもやっぱり夏が好きです。

うまくいかないと感じるのは、どのポイント?

さて今月のテーマは「学校の先生とうまくいかない」ママの場合のレッスンです。このテーマを書くにあたり、私自身は息子の学校の先生とどうだったかな?と思い出そうとしましたが、驚いたことに、中学1年生の時の先生しか思い出せませんでした(笑)全然思い出せないー! 自分の担任の先生は全員、覚えているのですが、興味・関心がなかったということでしょうか…。思い出せないくらいなので、先生とうまくいかないと悩んだこともなかったということでしょう。

そんな私ですから、学校の先生とうまくいかないことについては、推測でしかお伝えできませんが、まずは「うまくいかない」とはどういうことなのか、考えてみます。

その1.先生と何かと意見が食い違ってしまう 先生の言うことが受け入れられない
その2.先生がどうにも苦手なタイプ
その3.先生がわが子に対してだけ厳しい(と感じる)

それ以外にもあるでしょうが、この3つについて掘り下げてみます。

先生も人間、言葉づかいや伝え方を工夫してコミュニケーションしよう

まず、その1の場合。これはたとえ相手が先生であったとしても、人間ですから、意見の食い違いや、納得できないことはあるでしょう。たとえば宿題や持ち物について、先生は親に「チェックをしてやらせてください」というが、親の考えとしては、「子どもの問題だから、いちいちチェックして何が何でもやらせる必要はない」と思っている場合などがそうです。そのままの意見を先生にぶつけてしまっては、うまくいかないでしょう。ここではコミュニケーションの基本が大切です。まずは相手の考え、意見を最後まで聞いて、受け止めるです。もしも先生の意見が、自分の考えと違ったとしても、否定することなく聞いて、「そうですか。先生のお考えはよくわかりました。いつも熱心にご指導いただきありがとうございます。大変感謝しています」と感謝の気持ちとともに、受け止めたことを伝えます。そしてそれから、自分の考え、教育方針を伝えます。「先生のお考えとは少し異なっていますが、わが家では宿題も持ち物も、自分で管理することを教育方針としています。それで忘れた場合には、その経験から、次はどうしたらいいのかを学んでほしくて、親が忘れないようにと手を先に出すことを控えています。ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、しばらく様子を見ていただけないでしょうか? もちろん忘れていたときには先生から厳しく注意していただいて構いません。またあまりにも続くようでしたら私も子どもと改めて話し合いますので、お手数ですがお知らせいただけるとありがたいです」と、こちらにもしっかりとした考えがあることを丁寧にお伝えします。

先生としては、親がそこまでの考えをもっているとわかれば、対応も変わってくるかと思います。とにかく意見が食い違う場合は、「否定せず最後まで聞き、受け止め、感謝する。それから丁寧に自分の意見を伝える」です。これは先生のみならず、どんな相手とのコミュニケーションも同じです。言葉づかいや伝え方が雑か丁寧かによっても、先生の受け止め方が変わると思います。ぜひご自身のコミュニケーションを振り返ってみてください。

次に、その2の場合。これは先生のどんなところが苦手なのか、一度書き出してみましょう。そうすると、それは自分の中にもある、自分自身に許していない自分かもしれません。自分のイヤな所を自分で受け入れてしまうと、苦手な相手も受け入れられてしまうという現象が起こる場合もあります(これは女性同士の場合が多いです)。でも異性の先生の場合は、生理的に合わないということもあるでしょうから、そんな時には結婚するわけではないので、担任が終わるまでじっと我慢しましょう(笑)ママが苦手だからといって、お子さんもそうだとは限りませんし、毎日会うのはお子さんの方で、ママではないですからね。

最後に、その3の場合。先生がそうなる原因がお子さんにないかどうかを考えてみます。特に手がかかるとか、いつも先生を困らせるなどです。もちろん、そんなことで子どもや親への対応を変えることは望ましくないのですが、先生も神様ではありません。手がかかる子ほどかわいいと思ってくださる先生もいれば、逆の場合もあるでしょう。もしそうであるなら、とにかく先生への感謝の気持ちをお伝えすることです。寝ている時間をのぞいたら、先生は親と過ごす時間以上、お子さんと関わってくださっているわけですから、お会いするたびに、あるいは連絡帳をつかって、たびたび先生に感謝の気持ちをお伝えしていたら、先生の気持ちも、対応も緩んでくると思います。
先生に限ったことではないですが、人は鏡ですから、うまくいかないなとあなたが思っていれば、相手にもそれが伝わります。まずは自分から心を開いて相手と向き合うことが大切です。

親力強化レッスンの4つのポイント

「学校の先生とうまくいかない」ママの場合のレッスンは

1. 意見の違いなら、まず聞いて、受け止めて、感謝して、それから自分の考えを伝える
2. なんとなく苦手なら、なんとなくを明らかにする
3. 子どもに原因がありそうなら、人一倍感謝を伝える
4. うまくいかないという閉じた心の鏡を、感謝の心が開いた鏡にもち変える

です。

子育ての主役はお子さんです。あなたも学校の先生も、願うはお子さんの幸せ。それは同じはずです。目指すところが同じだと思ったら、アプローチが多少違ってもありがたいと思えませんか? うまくいかないと思う先生の存在も、あなたに成長の機会をもたらしてくれていますよ。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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