小学生ママ

「あまり付き合ってほしくない友達と交流する」お子さんの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

6月は「水無月」。一見、水がない月のように思えますが、「無」は神無月の「無」と同様、連体助詞で「の」と同じ意味、つまり水無月は水の月、陰暦6月は田んぼにお水を引く月だからそうなったのだそうです。このコラムのおかげで、改めて調べて賢くなりました(笑)

自分の子につき合ってほしくないと思うのはどんな子?

さて、その水無月のテーマは「あまり付き合ってほしくない友達と交流する」お子さんの場合のレッスンです。毎月のテーマは、ママたちのお悩みの声からいただいているのですが、時々「うーん…」とうなってしまうものがあります。こう思っているママに、もうちょっと話をきいてみたいなーと思うのです。小学校1年生(低学年)で、あまり付き合ってほしくない友達とは、どんなお子さんのことを言っているのでしょう? すごいヤンキーがいるのでしょうか? もしかしたら、お子さんではなく、お母さんを見てそう思うのかもしれませんね。それにしてもどういうお母さんなのだろう?と思います。もしもあなたが、「あの子とは付き合ってほしくないなあ」と思う子がいるのだとしたら、その理由を、以下の質問に答えて書き出してみてください。

・なぜその子と付き合ってほしくないのですか?
・その子のなにを見て、どんなところからそう思っているのですか?
・お子さんが、そのお友達と交流したら、どうなると思っていますか?

次にこれら一連の質問に答えてみて下さい。

・それは本当のことですか?
・世界中の誰が見ても、そう思うのでしょうか?
・もしもあなたがマザーテレサだったら、どういう行動をすると思いますか?

100人が100人、全員その子とは交流させたくないと思うのなら、その子に原因がありますが、ひとりでもそう思わなかった場合には、思う方の心の奥に原因があります。たとえ犯罪者の子どもだったとしても、その子が犯罪を犯しているわけでもないし、犯罪を犯した子だとしても、再び犯罪に追いやるかどうかは、まわりの人の関わりによって変わってくるはずです。

ちょっと極端な話をしましたが、言いたいことは人の想念が現実を作っているということです。つまり、何をイメージするか、どういう想いをもつか、そしてどんな言葉や行動をアウトプットするかで、現実化していくのです。お子さんがあの子と交流したら、こうなってしまうのではないかという心配も、あの子はこんなことをするのではないかという心配も、そのエネルギーがそれを現実化させる方向に作用するだけで、なにもいいことは起こりません。

多くの人がよかれと思って、無意識にしまくっている心配や悪いイメージが、どのくらいこの世の中に影響を及ぼしているのかということを知ると、正すのは相手(人)ではなく、自分の内側であることがわかるのです(注:「正す」という表現は実際には適切ではなく、「掃除をする」「癒す」の方が適切かと思いますが、伝わりやすくするためにあえて使っています)。

「みんなと仲よく」という意識と相反してはいませんか?

それから、普段「みんなと仲よくね」と言っていませんか? それなのに、「あまり付き合ってほしくない」と思うこと自体、矛盾していますよね? もし両方言っているとしたら、子どもに矛盾を押しつけていることになります。私は誰とでも仲よくするべしとは思いませんが、それは付き合ってみて、本人が付き合いたいかどうかを決めることで、親が先にあれこれ考えることではないと思っています。親には見えない、その子のよい所、付き合いたいと思う理由があるはずですから、まずはそれを尊重してあげることの方が大切です。

もしもなにかが起こったら、それすら、その子の学びのために必要で起こったのだから、その出来事からなにかを学び、これからどうしたらいいのかを一緒に寄り添って考えてあげるのが親の役目なのではないでしょうか?

どんな困難が起こっても、乗り越えて行ける力、生き抜く力をもってほしいと思うなら、最初から心配な要因を排除することばかり考えるのは違うのではないでしょうか。そして繰り返しますが、心配、つまりはネガティブなイメージと感情をもつことは、大気汚染同様のデメリットだということを覚えておいていただきたいです。

親力強化レッスンの4つのポイント

「あまり付き合ってほしくない友達と交流する」お子さんの場合のレッスンは

1. そう思う理由を明らかにしてみる
2. ネガティブな思考の原因は、外側にあるのではなく内側にあることを心得る
3. 親の問題と子どもの問題を切り分けて考える
4. ネガティブな思考や感情の影響がいかに大きいかを心得る

です。

今回はちょっと厳しめの内容になりました。悲惨な事件が起きたときにも、そこにネガティブな感情を抱けば抱くほど、エネルギー的にはネガティブを増幅していくことになります。繰り返しその報道を見ることは、悪影響でしかありません。それよりも、あなたの愛のエネルギーを目の前の人に送ることだけを考えていた方が、ずっと平和になるのです。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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