小学生ママ

「きょうだいゲンカに疲れている」ママの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

日差しもすっかり春めいて、お花見の計画を立てたくなってきましたね。この春、私の会社、プレシャス・マミーは9周年を迎えました。と同時に、夢だったCDデビューを果たしたのです! ママたちを癒し、元気にする歌。作曲者はなんと「恋するフォーチュンクッキー」を作った伊藤心太郎さんと、浜辺のフォークシンガー・テミヤン.さん。曲は「プレシャスママ」と「ママであるだけで」です。きっとそのうち、あなたのお耳に届く時が来ると思います。

ケンカの成敗はしなくてOK!ただ気持ちを受け止めよう

さて3月1本目は、「きょうだいゲンカに疲れている」ママの場合のレッスンです。私は子どもがひとりなので、きょうだいゲンカに困ったことはありません。私自身は妹がいましたので、子どものころを思い出してみると、ちょくちょくケンカしていたことを覚えています。これが不思議と、仲良く何かをしたことは覚えてなくて、私が妹に意地悪したことだけが思い出されるのです。いつもおやつを妹よりゆっくり食べて、妹が食べ終わった時に「私はまだこんなにあるもーん」と、妹に見せて、ほしがる妹に「あげなーい」と言って、意地悪していました(笑) そして怒って向かってくる妹と最後は相撲を取って、投げて勝って、泣かせておしまい。こんなことを何度も繰り返していた記憶があります。今思えば、あきれて笑っちゃうようなことですよね。まじめできっちりしたお母さんは、きょうだいゲンカが始まるたびに、「どうしてこうケンカするのだろう? 何とかしなくちゃ!」と思いがちですが、きょうだいがいれば、ケンカはある程度はつきもの。遊びの延長、スポーツの一種くらいに思って、真剣に取り合わないことも、疲れないようにするひとつのコツです。うるさかったら耳栓するなり、その場を離れるなりしましょう。特に原因を追究したり、どっちが悪いかジャッジしようとすると、ますますこじれます。喧嘩両成敗という言葉がありますが、きょうだいゲンカの場合は成敗しようとせず、ただ気持ちを受け止めてあげるだけに徹した方が早く収まるでしょう。

たとえば、下の子が「お兄ちゃんが(おもちゃを)とったー!」と泣いて来たら、「そっかー、お兄ちゃんに取られちゃったのかー、イヤだよねー」と、その子の気持ちを伝える。そして上の子が「だって、コイツが○○するのが悪いんじゃん」と、言い訳をしてきたら、こちらも「そっか、○○されたからなのね、それで腹が立ったのね」と伝える。このやり取りはどちらがいいとも悪いとも言っていません。そしてどちらもママに自分の気持ちがわかってもらえたと思うので、落ち着きやすいのです。

普段ケンカの時に伝えていることとは違いますから、ママも少し練習が必要かもしれませんね。ポイントは事柄の良い悪いではなく、「今、その子はどんな気持ちなのか」に焦点を当てることです。次回ケンカが起こった時がチャンス! トライしてみて下さいね。

上の子のヤキモチが原因のケンカが多いとき

それから、上の子が下の子に意地悪をするようなケンカが多い場合、その場合は上の子の中に、「お母さんをとられてしまった寂しさ、悲しさ」があるのではないかと思ってください。上の子は下の子が産まれるまで、ママとパパの愛情を一身に受けてきました。それが下の子がおなかにできた途端、両親の興味は赤ちゃんに半分とられ、生まれてしまえば、まわりの関心も、ほぼ下の子にとられてしまいます。すごく寂しい思いをしているのに、それを「寂しい」と口に出せないばかりか、頭で認識すらできない(心の奥で感じているだけ)ことがほとんどです。本当は、今まで以上に甘えたい…、それが赤ちゃん返りですよね。その時に十分甘えさせてもらえたら、そこである程度は解消できるわけですが、たいていは「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのだから」と、ガマンさせられることが多く、そのガマンした気持ちが下の子へのヤキモチになって、意地悪をする、ケンカを吹っかけるということも多いのです。

だからもし、上の子にガマンさせているなと思ったら、今まで以上に上の子とスキンシップをとるなり、甘えさせてあげるなり、下の子のいないところで、ママを独り占めさせてあげるなりしてほしいのです。幼少期にそうして「寂しさ」を解消しておくことは、実はその子が先の人生を生きやすくなるために、とても大切なことなのです。だから下の子とケンカして、「寂しさ」があることを教えてくれる子はまだいいのです。でも、おりこうさんは自分でガマンしなくちゃと思い込んで、「寂しい」気持ちを心の奥底にグッとしまい込み、フタをしてしまいます。子どもの最大の欲求は「親から愛されたい」なので、おりこうさんは愛されるためにガマンをするのです。そうするとそのガマンしてため込んだ感情が原因で、大人になってから、子育て、男女関係、人間関係などの問題を引き起こし、「生きづらさ」につながってしまう場合も多々あります。幼少期の親の愛は、その子の人生を生きやすくするためにとても大切なものです。

もしもこれを読んで、子どもにうまく甘えさせてあげることができないと思ったなら、それはあなた自身が十分に甘えさせてもらえてなかったのかもしれません。また人の心はとても不思議で、子は鏡と言いますが、親の心の奥底にあるものが、子どもに反映されている場合もあるので、もしかしたらママ自身が心を癒すと、子どものケンカも減ってくるかもしれません。「きょうだいゲンカに疲れてしまって…」という場合には、子どもを何とかしようとするより、ママ自身の心の中を見つめてみた方がいい場合もあります。本当に困っていたら、カウンセラー、セラピスト、ヒーラーといった方々に相談してみるのも手です。私も肩書はコーチですが、そのあたりも学んでいますので、もちろん私に相談していただいても大丈夫です。

親力強化レッスンの4つのポイント

「きょうだいゲンカに疲れている」ママの場合のレッスンは

1. 遊びの延長、スポーツの一種、くらいに捉えておく
2. 成敗しようとせず、気持ちを受け止めるだけにする
3. 上の子のヤキモチが原因だと思われる場合には、上の子をたっぷり甘えさせる
4. ママ自身の心の中を見つめてみる

です。

冒頭で紹介したCDに入っている「ママであるだけで」は、私からママたちへの癒しのメッセージを歌詞にしていただきました。その一部です。「気づいて あなたも 愛されてることを 気づいて あなたも 愛してることを 目の前のわが子に 昔のあなたを 重ねているのかもしれない ・・・・・ あなたのぬくもり あなたのほほえみ それが愛だから♪

ママであることにちょっと疲れてしまっているあなたに、ぜひ聴いていただきたいです。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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