小学生ママ

「食べ物の好き嫌いが多い」というお子さんの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

1月も残り少なくなってきました。これからが一番寒い時期です。にんじん、かぼちゃ、ごぼう、ねぎ、小松菜など、体を温める食べ物をとって乗り越えましょう。

何でも食べられる子にしようとがんばっているママへ

さて1月2本目は、「食べ物の好き嫌いが多い」お子さんの場合のレッスンです。一般的には好き嫌いなく、何でも食べるのが体によいと言われていますよね。もちろんそれに越したことはないと思います。ママたちは、細かく刻んだり、すりおろして混ぜたり、煮込んだり、子どもたちが嫌いなものでも食べられるよう、いろいろ工夫していることと思います。私もかつてはそうやって、何でも食べられる子にしようとがんばっていたことがありました。

でも、心(感情)と体の関係を学んでいくと、それは本当に必要なのかと思い始めました。私たちは同じ“人間”という動物の種類ではありますが、一人ひとり得意なことも、好きなことも違いますよね? それと同じで、食べるものにも好き嫌いがあっていいのではないかと。そもそも、おっぱいを飲んでいた赤ちゃんが、食べ物を口にした時、好んで食べるものと、嫌がって食べないものがあるとしたら、それは本能的にそうしているのだから、そのままでいいのではないのでしょうか?

動物は本能的に自分の体に必要なものを知っていて、余計なものは食べません。猫は肉や魚は食べますが、野菜や果物はほとんど食べません(時々食べる子もいますが)。大人になると、成長する中でインプットされた知識や情報から、自分の本能や直感がかき消されてしまい、何が好きなのかもわからなくなっている場合も多いです。でも赤ちゃんは本能のままに生きています。その赤ちゃんが大きくなる過程で、受け入れないものを無理やり食べさせる必要はあるのだろうかと思うのです。それに、小さいころは食べられなかったものが、大人になってからおいしいと感じて、好きになるということもありますよね。きっとそれは、その時点で、その食べ物と体がマッチしたのではないかと思うのです。

人間にとって食は、必要な栄養素をとることも大切ではありますが、もっと大切なのは、「おいしく、楽しく食べること」です。どんなに栄養価の高い食べ物でも、それをイヤイヤ食べたり、怒られながら食べたりしたら、栄養になるとは思えません。それに例えばピーマンが嫌いでも、それ以外のもので同じ栄養素がとれるはずなので、ひとつの食材にこだわる必要もないでしょう。

一番大切なことは感謝して、ありがたくいただくこと

岡山県で自然食の宿「百姓屋敷わら」を営む、自然食料理人の船越康弘先生の講演会で、面白い話を聞きました。食のことを学び始めると、やれこの食べ物は体によくない、添加物が入っているからダメだと、「体によくない食べ物」をつくりだしては、それを排除しようとそちらに気持ちが向いてしまう人が多い。けれども、例えば、汚くて、かび臭い部屋で、ケンカしながら食べるオーガニックの自然食と、海の見える美しいロケーションで大好きな俳優さんと一緒に食べる添加物入りのお弁当、どちらが体にいいかと言ったら、後者でしょと。つまり、何を食べるかも大事だけれど、それ以上に、どんな気持ちで、どんな雰囲気で食べるかの方がずっと体に影響する、一番大切なことは、感謝してありがたくいただくことだ、というお話でした。また、現代人は食べ過ぎの傾向が強く、食は日本人が昔から食べてきているお米、味噌、しょうゆ、海藻、豆類、野菜を食べていれば健康でいられるのだという説もあります。今、食に関する情報は様々ですが、何が必要なのかもその人それぞれの体質で違うようですので、そこは体の声を聴くのが一番間違いない、という説に私はもっとも納得します。もちろん、スナック菓子しか食べない、というのは問題がありますが、お菓子を与えなければ、おなかがすけばご飯を食べたくなるはずですから、そういう食のリズムを整えることは大事だと思います。あとは、健康を害するほどの痩せすぎや、太り過ぎでない限り、さほど気にしないで、好きなものをおいしく食べるのがよいのではないでしょうか?

親力強化レッスンの4つのポイント

「食べ物の好き嫌いが多い」というお子さんの場合のレッスンは

1. 小さいころから食べないものは、今、本能的にいらないものと思う
2. おなかがすくという環境を整え、日本人古来の食事を見直す
3. 特に健康に問題がない限り、気にしすぎない
4. おいしく、楽しく食べられること、ありがたくいただくことを一番大切にする

です。

子どもが朝ご飯を食べないから、朝からイライラすると悩んでいるママもいましたが、その子はいい体格をしているし、学校でも元気とのこと。朝ご飯を食べた方がいい子もいれば、食べなくても平気な子もいます。コーチングでは「答えはその人の中にある」という理念がありますが、つくづく何事もそうだなと思います。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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