小学生ママ

「消極的な性格」というお子さんの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

新しい年、どんな気持ちで迎えられましたか? 今年は私も新たな挑戦の年! ママたちを癒すオリジナルソングができました。この歌で全国のママたちを応援していきたいと思っています。
さて、2019年1本目は「消極的な性格」というお子さんの場合のレッスンです。今回は段階を追って初級、中級、上級に分けて対応策を紹介します。

【初級編】積極的に行動できるような問いかけをしよう!

「どうして~しないの?」「~しなさい!」という責め口調や、命令口調では、ネガティブな感情は起これど、積極的なやる気につながらない。「どうやったらできるようになるかな?」「お母さんがどんなふうに助けてあげたらできるかな?」と、応援モードで声をかける。

さらに、消極的に見えるお子さんでも必ず、どこか、何か積極的なことがあるはず。積極的になってほしいことにこだわらず、どんなことでも積極的にやっていることを見つけてほめる。また積極的になれることを一緒に見つけてあげる。

また、捉え方を変える。消極的といっても必ずしもマイナスなことばかりではない。控えめ、つつましい、まわりをよく見てふるまいを考える…などなど、プラスに捉えることもできる。物事を捉えなおす力=リフレーミング力を高めることも子育てのみならず、シアワセに生きていくためにとても大切。

【中級編】子どもの立場に立って、気持ちを考えてみよう!

消極的だと判断するのは、具体的にどんな状況なのかを考える。たとえば、ご近所さんにあいさつができない、授業で手があげられない、友達の輪の中に入っていけない…、そんなシーンを見て、「消極的」だと、あなたの感情がネガティブに触れたなら、それはなぜなのかをもう一歩踏み込んで考えてみる。

「子どもでも、大人でも、自分からあいさつをするべきだ」と思っているのにできないからがっかり。「積極的に自分の意見を言える子が優秀だ」と思っているのに、できないからがっかり。「友達と仲よく遊んでほしい」と思っているのに、できないからがっかり。これらはすべて、親自身の中にある「べき」や「あってほしい姿」になっていないことを「がっかり」している。多くの親がそうであるが、これは自分中心の考え方。私たちは「思いやりを大切に」「相手の立場に立って」と言うにもかかわらず、自分が子どもの気持ちや立場を無視していることが多い。親はいつも、自分の理想に子どもを沿わせようとして、そぐわないとそのたび反応して、ネガティブな感情を引き起こしている。主役は子どもであるから、子どものことを「消極的」とジャッジする前に、子どもは、どんな気持ちで、なぜその行動をしているのか(しないのか)に興味をもち、それを引き出したうえで、積極的に行動すると何がいいのかを伝えて行動を支援する。

【上級編】ニュートラルに受け止め、その状況を認めよう!

物事をすぐにジャッジすることをやめ、ニュートラルに「そうなんだ」と受け止め、その状況を認める。たとえば「授業中に発言しない」という事実は、学校の授業の評価という視点で見ると「消極的でマイナス」とジャッジされがちであるが、宇宙の視点(神様の視点)からすると、まるで問題ではない。

何事にも言えることであるが、現状を否定的に捉えると、そこにネガティブ感情が発生し、無理やり変えようとすれば、軋轢が生まれる。それを同じ状況だとしても、一旦認めて受け入れ、そこから「どうしたいか?」「どうなりたいのか?」と考えるプロセスには、ネガティブ感情が生まれず、ポジティブエネルギーが働く。ネガティブな感情をもてばもつほど、現状を変えることが大変になる。例えるなら地球の空気を吸い込んで、キレイにする装置が、反対側で有毒ガスを発生させているかのようなもの。クリーンエネルギーの利用と排出に徹するためには、自分の物差しで現状をジャッジして、ネガティブな判定を下さないこと。状況を「そうなんだ」とニュートラルに捉えて、そのまま認める。

親力強化レッスンの4つのポイント

「消極的な性格」というお子さんの場合のレッスンは、

1. 積極的に行動できるよう、応援モードの声かけにしつつ、積極的になれることを見つける
2. 消極的という捉え方をプラスの捉え方に変える
3. 親の気持ちより前に、子どもの気持ちを大切にして、聞いてあげる
4.「消極的」という言葉のイメージでジャッジすることなく、ただ事実を「そうなんだ」と受け止めた上で、
 よりよくなるためにできることを考える

です。

上級編には自分と向き合い、心が揺るがないような訓練が必要ですが、それができるようになると、人生は格段に穏やかになるでしょう。

最後に、この世の原則は陰と陽、プラスとマイナス、男と女、右と左、光と影など、対局があるからこそ成り立っています。言い換えると、陰があるから陽がある、プラスがあるからマイナスがある、男がいるから女がいるなどなど…、片方がなかったらもう片方も存在しないということです。だから、消極的がなかったら、積極的もないわけで、積極的が存在するためには、消極的が必要なのです。消極的くんも大事な存在なのですよ(笑)

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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