小学生ママ

「先まわりして、心配し過ぎて子育てがしんどい」ママの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

クリスマス、お正月を目前に控え、気分はウキウキルンルン、ですね♪プレゼントにお年玉・・・ママにも来ますように。笑

心配ばかりしていると、その通りの未来を引き寄せる

2018年最後のコラムは、「先まわりして、心配し過ぎて子育てがしんどい」というママの場合のレッスンです。私は心配することが苦手なタイプでして…、心配し過ぎるというママの気持ちにはなかなか共感できないところが弱点です(笑)。

最初に「心配」とはどういうことか、ということをお伝えしておきます。心配とは、借りてもいないお金の利息が増えていくのを怖がっている状態です。まだ借りてないのですからムダですよね(笑)。

さらに、心配をイメージしていると、心配している通りの現実を引き寄せてしまいます。ムダなだけではなく、マイナスなのです。もしかしたら、親の役割の中に、子どもを心配するが入っていて、心配しない親は冷たいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも子どもに対してもっとも大切な親の姿勢は「信じること」です。心配することではなく、信じることが愛です。

それを前提に「そうはいっても心配しちゃうんだもん…」という方のために、やってみてほしいことをお伝えします。

まずはその心配していること、一つひとつを紙に書き出してください。そして「それが起こったらどうなる?」と、自分で質問して答えてみてください。答えが出たら、また同じ質問をしてください。それを繰り返していきます。

たとえば、「忘れ物をしていないか心配」→「もし忘れていたらどうなる?」→「学校で困ると思う」→「困ったらどうなる?」→「その授業ができない」→「できなかったらどうなる?」→「1時間ムダに過ごす」→「1時間ムダに過ごしたらどうなる?」→「…それだけ。次は気をつけようと思う」と、こんな具合です。どうでしょう? 大したことはないですね。

「成績が落ちたらどうしよう」→「落ちたらどうなる?」→「進学できなくなる」→「そうしたらどうなる?」→「成績がよくなくても行ける学校を探す」→「そこに進んだらどうなると思う?」→「社会で生きて行けるか心配」→「社会で生きて行けなかったらどうする?」→「私が面倒みる」…と、ここまでくると、その覚悟さえすればどうなろうと大丈夫ですよね。そしてここでもうひとつ「それって本当にそうなる?」と考えてみます。そうするとたいていは、そこまではならないと思うと思えるでしょう。このように一旦とことん最悪の事態までイメージしてみたらいいのです。たいてい死にませんし、非現実的だということがわかるはずです。

次にしていただきたいのは、自分にフォーカスを変えるということです。子どものことばかり考えるのではなく、自分がやりたいこと、自分の可能性、自分の未来、「私っていったい何が好きで、何が得意で、どうなれたら理想なのだろう?」と、自分についてとことん考えてみます。死ぬまでにやってみたいことを100個書き出すというのもいいでしょう。そうやって考える対象を子どもではなく自分に、方向をネガティブではなくポジティブに意識的に変更してください。これもノートを作って書き出してみましょう。私たちの脳は、一度に2つのことを考えることはできません。楽しい未来と心配事は同時には考えられないのです。心配性な人は、ほっておくとネガティブなことを考えるクセがついています。クセですから、意識して毎日過ごせば、変えられるのです。ひとりでやるのが難しい場合は、私のように、心配症ではない人のそばになるべくたくさんいることです。ポジティブな友達をたくさん作って、その人たちと一緒に過ごす時間を増やすと、ポジティブな考え方がだんだんとうつってきます。ポジティブを当たり前にするには、ポジティブな環境に身を置くことが一番効果的です。

今、起こっていることに感謝していますか? 喜べていますか?

もうひとつ、最後に紹介するのは、「今を喜ぶトレーニング」です。今、ご飯がおいしく食べられていることに「ありがとう」。今、家族が健康で「ありがとう」。今、子どもが笑っていることが「ありがとう」。今、見える窓の景色が「ありがとう」。今、お日様の光を浴びていることが「ありがとう」。今、雨で草木がイキイキできることが「ありがとう」。

今、ありがたいことを数えあげたら、きりがありません。これも1日10個、時間を決めて書き出してみましょう。1日10個書いたら、1か月で300個、1年で3650個も書けます。同じことでも構いません。そんなことをしているうちに、心配事を考えるクセも変わってくるでしょう。そして書き出したノートは、「ありがとう」という言霊のパワーで神社のお守りよりご利益があるはずです。

親力強化レッスンの4つのポイント

「先まわりして、心配し過ぎて子育てがしんどい」ママの場合のレッスンは、

1. 心配することは、マイナスあれどプラスなし。信じることが愛
2. 「そうなったらどうなる?」と、とことん考え抜き、最悪を覚悟しつつ、それが現実的ではないことに気づく
3. 子どもではなく、自分自身、自分の未来にフォーカスを変える
4.「今を喜ぶトレーニング」をする

です。

どんなに心配して先まわりしても、想定外のことが起こるのがこの世の常です。ですから、先まわりして心配事を取り除くよりも大切なのは、何か起こった時にも「大丈夫!」と乗り越えられる心を育てておくことです。それには失敗を経験することが大事。だから余計、心配はムダですね。余計な心配を手放して、どうぞ楽しい2019年をお迎えください。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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