小学生ママ

「学校と家庭での態度が違う」というお子さんの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

5月の初めに、ミュージカル「メリーポピンズ」を観てきました。ミュージカルはストーリーもさることながら、役者さんたちのエネルギーや共鳴する歌声に感動し、涙が出てしまいます。その後、メリーポピンズがディズニーで映画化されるまでのストーリーを描いた、「ウォルトディズニーの約束」という映画をDVDで観ました。そこでメリーポピンズのお話に込められた、原作者の想いを知り…また涙しました。

スキンシップを多めに取って話を聞いてあげて

さて今回は「学校と家庭での態度が違う」というお子さんの場合のレッスンです。この場合、2つのパターンがあると思います。

<パターン1>
学校では優等生、先生の言うこともよく聞き、お友だちにも優しいのに、家ではやんちゃでわがまま

<パターン2>
家では言うことをよく聞くおりこうさんでおとなしめ、学校に行くとやんちゃでお友だちに対しても態度が大きい

の2パターンです。

まず<パターン1>の場合、立場と場をわきまえることができる子で、ある意味賢いと言えます。赤ちゃんは、家でも外でも態度は同じです。大きくなるにつれ、徐々に状況をわきまえたり、周りの人の様子を伺う力がついてくるわけなので、成長してきた証拠でもあります。しっかりした子、なのですよね。

学校では自分の欲求を抑え、周りに気遣っているぶん、家に帰るとその反動が出て、やんちゃをしたりわがままを言ったりするのでしょう。親としてはその態度に腹が立つこともあるでしょうが、叱ったりするのは逆効果。家では自分をそのまま出せる、ありのままでいられる、ということですから、リフレッシュしているんだな、と思い、大目に見てあげましょう。人一倍気疲れしているかもしれませんから、スキンシップを多めにとる、お風呂にゆっくり一緒に入ってあげる、学校では言えていない本音をじっくり聞いてあげる、夜寝る前にアロマオイルでマッサージしてあげる、など、癒やしてあげられるといいですね。その方が叱って正すより、断然効果的です。また学校で自分を出さずに我慢しているとしたら、それがストレスとなってしまうこともあるかもしれません。人に対して自分の考えや気持ちを伝えてもいいんだよ、ということを教えてあげることも大切です。

子どもが安心してリラックスし、エネルギーをチャージできる家庭を

<パターン2>の場合は、学校と家庭での態度が違うことに、親が気付きにくいかもしれません。なにしろ家ではおりこうさんで、何の問題もないのですから。でももし学校での様子を先生やお友だちから聞いたときに、家での聞き分けの良い態度とは違うものが見えたときには、注意が必要です。この場合は、親が厳しくて、家で抑圧されているぶん、外で発散しているのかもしれないからです。

家の中で子どもへの指示命令が多い、よく怒る、何事もきちんと正しくやることを要求する、そんな傾向が強いと、家が緊張する場になってしまいます。親としては、子どもをよりよく正すことが役割であり、愛だと思って厳しくしているかもしれませんが、それが強すぎると子どもの心は満たされず、ひび割れさえ起こしてしまいます。家庭はあくまで、子どもが安心してリラックスし、エネルギーをチャージできる場にしてあげてください。帰りたくなる家を作ってください。これは子どもだけでなく、パパに対しても同じことです。

そしてもう一つ大切なことは、夫婦が仲良くしていることです。夫婦げんかが絶えない家庭は、子どもにとっては最も居心地が悪く、さらに自分の存在を否定してしまいかねないことなのです。思春期にぐれる子どもの家庭は、ほとんど夫婦仲が悪いそうです。夫婦が仲良く愛し合っていれば、それだけで子どもは愛を受け取ります。

親力強化レッスンの4つのポイント

「学校と家庭での態度が違う」というお子さんの場合のレッスンは

1. 家がリラックス&エネルギーチャージできる、癒やしの場になっているかどうかを考えてみる
2. 子どものストレスが解消されるよう、スキンシップや肯定的な会話を増やす
3. 自分の考えや気持ちを人に伝えてもいいことを教え、家は安心してそれを話せる場にする
4. 夫婦仲を見直す

です。

メリーポピンズでは、お父さんが家族との時間より仕事を大事にしていて、家ではいつもイライラ、お母さんにも冷たくて、そんな状況から子どもたちはへそ曲がりのいたずらっ子になっていました。それが最後には、お父さんが家族の愛の大切さに気付き、子どもたちも素直になり、家族仲良くハッピーエンド、なのです。本当はもっと奥深いメッセージがあるのですが…ぜひ「メリーポピンズ」と「ウォルトディズニーの約束」、両方を観てみてください。学べることがあるはずです。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

関連記事

関連記事

キーワード検索

幼稚園関連サイト

  • こどもがまんなかPROJECT
あんふぁんWebは子育てママを応援しています。