小学生ママ

「すぐカッとなって子どもに声を荒げてしまう」というママの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

5月もあと少しで終わり。運動会を終えられたころでしょうか?今は5月に運動会というところが多いようですね。私が子どものころは、運動会と言えば、秋の行事でした。家族でお弁当を食べるのが楽しみだったのですが、今ではそういう運動会も少ないみたいですね。

今でこそ私もママたちのメンターコーチと名乗っていますが、その昔、子育てをしていたころ、子どもに声を荒げたことがなかったかといえば、そんなことは全くありません。コーチングを学んだのは息子が小学校6年生になる少し前。それまではどう接するのがいいのか知りませんでしたし、子どもがよくないことをしたらそれを正すのが親の役目だと思っていましたので、親の権力を振りかざしていました。特に小さいころ、幼児教育を熱心にしていたときには、宿題をさせるためによく怒っていて、まったくもってダメダメでした。だから、すぐ声を荒げてしまうママの気持ちもよくわかります。そんなことも踏まえて、解決方法を考えてみます。

体を休めて、ママ自身をご機嫌にしよう

まず一番大事なことは、「休む」ことです。「すぐにカッとなる=疲れている」ということは大いにあります。元気はつらつなときと疲れてぐったりなときでは、お子さんが同じことをしたとしても腹の立ち方が違いますよね? 寝不足でもイライラします。そんなときは家事を誰かに頼んだり、外注したり、とにかく寝てください、休んでください。

次に、自分をご機嫌にしてあげてください。子どもの習い事や家事ばかりに時間を割くのではなく、自分の行きたいところに行く、子どもに付き合ってもらう、自分がやりたいことをやってみる。そうやって自分の心を満たしてあげます。ママはどうしても、自分のことを一番後回しにして、家族のために時間もエネルギーもお金も使いがちです。でも子育てをしているということは、世界で一番の偉業を成し遂げているということなので、それをしている自分をもっと認めてあげて、もっと大事にしてあげて、もっとご機嫌にしてあげていいのです。そのために時間やお金を使ってもいいのです。自分をご機嫌にするために、時間やお金を使うことを許してあげてくださいね。そして使えたことに感謝してください。そうすれば、あなたを取り巻く状況が好転していくでしょう。

「こうするべきだ」「こうしなければならない」を疑ってみる

次に、怒りの原因を分析します。カッとなっているのはどんなときなのか、一度紙に書き出してみてください。そしてそれらをひとつひとつ、本当にこれは怒るべきことなのかどうかを考えてみます。さらに、どうして子どもはそれをするのかも考えてみます。たとえば昔の私は、幼児教室の宿題をやりたがらない息子に声を荒げていました。でもそれが怒るべきことなのかと言えば、まったく違います。そもそも私がやらせたくて始めた教室、息子に義務はありません。やりたがらないのは当たり前です。また賢い子にしたいと思って始めたのに、怒って勉強するのが嫌いになったら本末転倒、しかも怒ってやらせるというのは最も子どものやる気をそぐことです。つまり息子はなにも悪くなく、私のエゴ満載だったわけです。もちろんそのときは「息子のため」と思っていましたが、コーチングを学んでみたら、私のほうが間違っていたことに気づきました。そのころの私は、子は親の言うことを聞くべきだ、という思い込みを持っていました。そして息子を私の思い通りにしようとしていたので、怒ることも多かったのです。このように、自分の中にある「こうするべきだ」「こうしなければならない」という考えを疑ってみることも、とても大事なことです。こんな思い込みを持っていれば持っているほど生きづらく、感情が掻き立てられることが多くなるのです。持っていることに気づいたら、必ずしもそうでなくてもいい、とゆるみのある考え方に変えていきましょう。

最後は、自分の心を癒やすことです。これまでの3つをやってみてもカッとなることが減らない場合は、自分でも記憶にない、過去の体験、無意識の中にその原因があることがあります。そんなときにはセラピーやヒーリングといった方法が有効になりますので、その専門家に相談してみることもお勧めします(私はコーチングとヒーリング、合わせて行うこともできます)。

親力強化レッスンの4つのポイント

「すぐカッとなって子どもに声を荒げてしまう」というママの場合のレッスンは

1. たっぷり寝る、休む
2. 自分をごきげんにする、自分を満たす
3. 怒りの原因を分析して思い込みをゆるめる
4. セラピーやヒーリングを受ける

です。

子育ては代々受け継がれていくもの。そして誰しも完璧な子育てはできていません。あなたのご両親も完璧ではないし、あなたも完璧ではないのです。でもそんな自分を受け入れて、心の状態を整えていくことはできます。私はママたちに、子どもを変えようとするのではなく、自分の心を整えて、おおらかな気持ちで子育てしてほしい、そして世界中のママがみんな、笑顔でハッピーになってほしい、といつも思っています。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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