小学生ママ

「友達を叩いてしまう」場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

お子さんは元気に学校へ通っていますか?もしかしたら、朝渋ってなかなか出かけられない、お母さんと一緒でないと行けない、というお子さんもいらっしゃるかもしれませんね。元気に学校へ行ってくれるのに越したことはないのですが、お子さんもいろいろで、持つ感情に正しいも間違っているもありません。今はそういうときなんだと、受け止めてあげてくださいね。プレシャス・マミー(私の会社)の受講生さんにも、1年間一緒に登校した、というママがいます。でも今は元気に通っているそうです。あとで振り返れば、それも成長に必要なプロセスだったのだと思えるでしょう。

「叩く」=「ダメ」で終わらせないで

さて4月2本目は、友達を叩いてしまう場合のレッスンです。我が子がお友だちを叩いたのを見たり、そんな話を聞いたりすると、焦りますよね。「叩いちゃダメでしょ!」と言いたくなりますよね。確かに、叩くことは相手に痛い思いをさせることなので、よくないと言えばよくないことです。でも叩いてしまうことを叱る前に、叩きたくなった理由があることをまず理解してあげましょう。大人になれば、不快なことを言われたりされたりしたとしても、理性が働いて感情的な行動を止めることができます。しかしまだ小学校低学年は、そのブレーキが利かないことも多々あります。思ったことをなかなか口に出せないお子さんもいます。ですから「叩く」=「ダメ」で終わらせるのではなく、まずは叩きたくなったお子さんの心の中には何があるのかを探って、そして受け止めるようにしてあげましょう。

具体的な行動と声かけとしては、

1. 叩いている、あるいは叩こうとしている手を握って止める
2. お子さんと同じ目線まで下がって(しゃがんで)、目を見て、「今叩いたよね?」「今叩こうとしたよね?」と
 ニュートラルに確認する。
3. 「どうして叩いたの?(叩こうとしたの?)」とママに教えてモードで優しく問いかける
4. 答えてくれたら、「そうだったのね」と気持ちを受け止める。答えられなくても責めずに、「そっか。なんだか
 叩きたくなっちゃったんだね」と気持ちを代弁して抱き寄せギュっとし、気持ちを落ち着かせる
5. 「気持ちは分かったよ。でもね、叩かれたら痛いでしょ? ○○(名前)も、もし叩かれたらいやだよね?だから
 今度は叩きたくなっても1.2.3と数えて我慢してごらん。そしてお口で『ぼくは(私は)こういうことが嫌だ』と
 いうようにしてごらん。お友達に言えなかったら、先生かママに教えて。○○ならできるよ」と伝える。
6. 納得したら「分かってくれてありがとう。さあ、『ごめんなさい』って謝ろうね」と促す。謝れたら褒める。
 ギュッとする

こんな方法を試してみてください。そしてその後をよく観察して、叩きたそうなのを我慢できていたら、ものすごく喜んで褒めてあげてください。

行動が起こるには必ずそれなりの理由がある

例えば、楽しそうに遊んでいるお友だちを急に叩くとか、一見何の理由もなさそうな場合も、その行動が起こるには必ずそれなりの理由があるはずです。もしかしたら、日頃のスキンシップが足りない、お友だちへのやきもち、下の子がいる場合は下の子へのやきもちや、ママをひとりじめできない寂しさの表れかもしれません。親の競争心が子どもに映っているというようなこともあるかもしれません。夫婦仲がよくない場合も子どもの心は不安になりますから、そういう原因もあるかもしれません。

我が子がすぐにお友だちを叩いてしまうようだと、それを見るたび「どうしてそうなの?」とついついママも悲しくなってしまいがちですが、そんなときこそたっぷりスキンシップする、無条件に「大好きだよ」「愛してるよ」「宝物だよ」というような愛を注入する言葉がけが必要です。そしてママ自身も、自分を認めて自分を愛してあげてくださいね。

親力強化レッスンの4つのポイント

「友達を叩いてしまう」場合のレッスンは

1. 理由をやさしく聞いて、それを受け止める
2. 次に叩きたくなったらどうするかを伝える
3. スキンシップを増やし、無条件の愛を注入する言葉をたっぷりかける
4. ママ自身の心の中に寂しさや競争心がないかどうかを確認し、あればそれを癒やす

です。
 

叩きたいと思う怒りの感情を抑えてばかりもよくないので、親子でクッションをサンドバッグのように叩くとか、有り余るエネルギーを体を使うことで発散する、なんていうのもいいかもしれませんね♪

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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