小学生ママ

「片付けができない」場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

新しい学年が目前です。桜ももうすぐですね。お子さんは、期待にワクワクしているでしょうか?それともちょっぴり不安でドキドキでしょうか?お子さんの気持ちを受け止めて、安心して進級させてあげたいですね。

完璧にお片付けできる子どもは違和感がある!?

さて今回は「片付けができない」お子さんの場合のレッスンです。洋服を脱いだら脱ぎっぱなし、おもちゃで遊んだら遊びっぱなし、片っ端から出すだけ出して、片づけず、気がつくといつも、家の中がおもちゃ箱をひっくり返したような状態になっている…。そんな状態を見てはげっそりしてついつい、「片づけなさーい!」と大きな声を出してしまう…とお悩みのママは多そうです。脱いだ洋服は元通りにしまうなり、洗濯物入れに入れるなり、おもちゃも遊び終わったものは片づけてから次のものを出してほしいですよね。そしてリビングはいつも、余計なものが散らかっていなくて、スッキリきれいになっていてほしい、と思いますよね。きっとそういう状態をママたちは望んでいるのだろうな、と思いながら今書きましたが、もしそんな子どもが目の前にいたら…と想像したとき、私はとても違和感を覚えました。子どもらしくないな、と。そもそも、大人だってそれがうまくできない人が多いのに(笑)。

ストレスをためるより、ラクに考えて

私自身、小学生になって自分の部屋を与えてもらいましたが、いつも散らかっていて、机の上も何やらたくさん物が乗っていて、母親に「部屋を片付けなさい」と常に言われていたことを思い出します。そして片づけない私を見かねて、母親が週に1度、机の上を整理整頓してくれていました。その私も大きくなるにつれ、だんだんと自分で片づけるようになり、大人になって結婚すれば、自分の家はそれなりに片づけられるようになりました。私の妹は、結婚しても片づけが下手なままのようですが、それでも大丈夫な相手を見つけて、幸せに暮らしています(笑)。

そして、東大へ行った私の息子も、部屋は自慢できるほど汚い。机の上もほんとに汚い(笑)。よくこれで勉強ができるな、と思いながら、時々見かねて私が机の上の掃除をしていましたが、本人はそのことで少しも困った様子はなく、受験も乗り越えました。試験週間の後など、半期に一度のお片づけ日があって、そのときだけは衣類も整理整頓していましたが、普段息子の部屋で片付いているのは、漫画本の本棚だけでした。社会人になってからも、寮暮らしで相当部屋は散らかっていそうですが(私は一度も行ったことがない)、仕事はちゃんとこなしているようです。

このコラムは小学校低学年のママたちに向けて書いているので、その年齢の子どもたちに、ママはどこまでのことを期待しているのだろう?と考えるわけですが、まずは今片づけができないことをそんなに問題視しなくても大丈夫です。それよりおそらく、冒頭に書いた通り、ママ自身が散らかっている部屋を見ていることが嫌なのではないでしょうか?毎日「片づけなさーい!」とイライラ怒ってしまうくらいなら、子どもは片づけられないもの、片づけは親の仕事、と思って自分で片づけてしまった方がラクかもしれません。おもちゃにしても、それだけ買い与えているのは親なのですから。どんなことも子どもにあまり期待しすぎると、結局親のストレスがたまることになるので、最初からそれほど期待せず、ある程度諦めていた方がラクに子育てできるのではないかと私は思います。

そうはいっても、そんなことでは気が済まない、と言われそうなので(笑)、以下を確認してみてください。

親力強化レッスンの4つのポイント

「片付けができない」場合のレッスンは

1. 片づける場所がわかりやすく、子どもでも片づけやすい状態になっているか?
どこに何をしまうのか、がわかるように、表示をつけてあげて、なるべく出し入れしやすい状態にしておいてあげてください

2. おもちゃなど、子どもの大切なものは子どもと一緒に片づける場所を決めているか?
一緒におもちゃのおうちを決めてわかるようにしておくと、「片付けなさい。」→「おもちゃのおうちに返してあげてね」という言葉がけに変えられます。おもちゃも多すぎると余計片づけにくいので、新しいものを買うときには古いものを捨てる、という約束をするなど、定期的に物を減らすことも必要です

3. お片づけをして、ママを気持ちよくさせてくれたらご褒美が出る、というルールを作る
お片づけを「しなければならないこと」ではなく、「ママを気持ちよくさせてもらう作業」と位置付けて、やってくれたらそのお礼をあげる、というシステムにします。相手の役に立つことをすると、ご褒美(お金含め)がやってくる、というのが社会のルール(宇宙の法則)なので、そのことを教えられます

4. 気持ちよく、キレイにしたくなる言葉がけに変える
プレシャス・マミーの講師の1人は、「片付けてー!」という声掛けを「キレイにしよー!」という声掛けに変えて、片付いたら「気持ちいいね!」と大いに喜ぶようにしたら、ママも気持ちよく、子どもたちも動いてくれるようになった、と言っています。「やらねばならない」と気持ちを追い込む言葉がけではなく、やったら気持ちがよくなるような言葉がけをすることも大切です
 

新しい学年に変わる今、お子さんと一緒にいるもの、いらないものを整理して、片づけのルールをもう一度見直してみるいい機会です。春休みに1日、お片づけデーを作ってみてはいかがでしょうか?

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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