小学生ママ

「頭が固くてこだわりが強い」の場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

1月後半から、とてもとても寒かったですね。寒さに弱い私は、電気ストーブに張り付いていました。立春も過ぎましたが、もうしばらく寒さが続きそう。春が待ち遠しいですね。

こだわりが強い=プラスな面もあると考えよう

さて今回は、「頭が固くてこだわりが強い」場合のレッスンです。融通が利かない、ということですよね。私の生徒さんたちの中にも、娘さんのこだわりで悩んでいるママがいました。まだ幼稚園児ですが、靴下の柄が少しでもずれていると気に入らなくてはかない、嫌がる、Tシャツの袖を曲げたら、きっちり同じ幅でないと気が済まない、くるぶしに袖がかかっているのも気に入らない、洋服が少し濡れただけでも着替えると言う、そしてそれについて母が応じてくれないとキーキー怒る…。毎朝幼稚園に行くまでに時間がかかって仕方がない、遅刻もするし、その対応に疲れてしまう…と悩んでいました。これは1つの例で、おそらくこだわるところもきっとお子さんによってそれぞれで、きっちり物をそろえていないと気が済まないとか、遊びが一通りのことしかやらないとか、いつもと違う道や、予定と違うことをすると癇癪を起す…というようなこともあるかもしれません。

このように、「頭が固くてこだわりが強い」の中にもいろいろなタイプがあるかと思いますが、「こだわりが強い」ことは決してマイナスなことではありません。そういう特性だからこそ、やれることや向いていることがあるはずです。世の中にマイナス面しかないことは存在しないのです。まずはどんなことも、裏返せばプラスな面もある、と考えましょう。

最初から否定せず、受け止めること

その上で困るのは、こだわりすぎて日常生活がスムーズに進まない、怒ったり癇癪を起こされたりすることです。ではそれを回避するために、どうするのがよいのか、と言えば、どの場合もまずは、最初から否定しないで一旦受け止めることです。こだわるお子さんには、自分なりのルールがあり、そのルールを守らないことが自分で許せなかったり怖かったりするのです。大人でも自分の中のルールを変えるのには勇気がいりますよね?ましてやそれを他人から強制されるのは嫌なはずです。ですから、「そうじゃなくてもいいでしょ」と、無理やりお子さんの中のルールを変えようとせず、「そのやり方が好きなのね」「こうなっているのがいいのね」と一旦そのまま受け止めてあげましょう。その上で、そうでなくても大丈夫なことを少しずつ教えてあげます。例えば、物の位置や状態が、いつも同じでないと気が済まないお子さんの場合には、まず同じようにできることを褒めてあげましょう。そして、そうじゃないやり方や、別の大丈夫な状態がないか、質問してみましょう。あるいはお母さんが自分の領域で、そうでなくても平気なことを見せてあげましょう。そんな関わり方を続けていけば、だんだんとお子さんのルールも緩んでいくでしょう。

また、通り道ややり方がいつもと同じでないとダメ、予定変更が苦手なお子さんの場合は、未知の領域への恐怖心が強い場合があります。その場合には前もって、その道の様子を写真などで見せてあげる、別のやり方を動画で見せてあげる、先がどうなるのかを細かく説明する、変更後の時間割や行先、経路を十分に説明してあげることで、その恐怖心が薄れ、大丈夫になることもあります。少々手間がかかりますが、そうやって違っても大丈夫だ、予定が変わっても大丈夫だ、という経験を積み重ねていくことで、こだわりの度合いも弱くなっていくでしょう。

親力強化レッスンの4つのポイント

「頭が固くてこだわりが強い」場合のレッスンは、

1. こだわりが強いことで向いていること、プラスになることを考える
2. 子どもの中のルールを否定せずに受け止める
3. 他にいい状態や方法はないか、質問して引き出したり、親の領域でそれを見せたりする
4. いつもと違うことをする場合は、事前に細かく詳しく先の様子を説明する

です。
 

ちなみに、最初に紹介したお子さんは、ママがお子さんのこだわりを「これがルールなんだ」と受け止めるようにしたら、今では袖の長さを気にしなくなったり、汚れた洋服でも平気で遊んでいるようになったそうです。ママが気持ちをおおらかにリラックスしていると、それが子どもにも伝わるのかもしれませんね。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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