小学生ママ

お年玉はケタの多い数字に触れるチャンス

和田聖子の算数力を育むママの知恵

お年玉はケタの多い数字に触れるチャンス

■ 核家族化が進み、金額が上がっている!?

明けましておめでとうございます。希望に満ちた新年を迎えられたことと思います。今年もみなさんにとって素晴らしい一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
私は例年通り、年末の大掃除のあいだ中、体調を崩して寝込んでいる夫にイライラを募らせつつ、年を越しました。夫は年末に、これでもかというほど飲んで帰宅するので同情できないのです。

お正月といえば、ひと昔前まではたくさん親戚が集まり、少しずつお年玉をもらった後の集計が楽しくて、何度も数え直しているうちに「あれ~さっき数えた時より増えた」とか、「減った」とか、子どもたちは大騒ぎしていたものですが、近頃は核家族化が進み、集計するお年玉袋の数も少なくなりましたよね。ひとりからもらう金額が上がったせいか、子どもの会話から垣間見られる金銭感覚には、驚かされることが多々あります。

とはいっても、ゲームセンターや記念メダル、10円ガムが好きな我が家の次男(小3)は、紙幣だと自由に使えない感覚があるのか、紙幣より大量の硬貨の方に目をキラキラさせるのです。小銭が入った貯金箱に500円玉を入れるあの瞬間の嬉しそうな顔を見ると、まだまだ無邪気でかわいいな〜と思います。

■ 硬貨の重さと素材にも興味を持たせよう

おこづかいの計算となると、どんなに計算嫌いのお子さんでも集中しますよね。お年玉はケタの多い数字に触れる絶好のチャンスです。「おばあちゃんから○○円、おじさんから○○円、お父さんから○○円もらったよね? 合わせていくらになったか紙に書いて、計算してみよう」などと声をかけてみてください。未就学児や低学年のお子さんは、紙に書かせることがポイントです。なじみのないケタの多い計算でも、「0」をいくつ書けばよいのか簡単にイメージすることができるでしょう。
お金の計算が簡単なお子さんには、硬貨の重さの計算をさせると面白いです。硬貨の重さと素材を大きく紙に書いて、覚えるまで貼っておくとよいでしょう。我が家では、子どもがヒマをもて余しているとすかさずお財布を渡して、「お金が何グラム入っているか計算して」と声をかけていました。

 ●1円玉はアルミニウムで1g
 ●5円玉は黄銅(銅・亜鉛)で3.75g
 ●10円玉は青銅(銅・亜鉛・すず)で4.5g
 ●50円玉は白銅(銅・ニッケル)で4g
 ●100円玉は白銅(銅・ニッケル)で4.8g
 ●500円玉はニッケル黄銅(銅・亜鉛・ニッケル)で7g

小学生が記憶するには数が多いように思うかもしれませんが、思い立った時に繰り返しお財布を渡していると、以外に早く覚えられます。これを覚えれば、いつでもどこでも計算ゲームを楽しめます。「200gの貯金箱の中に500円玉が5枚、100円玉が8枚入っています。合わせて何グラムでしょうか?」など、お子さんのレベルに合わせて、問題を作ってみてはいかがでしょうか。
また、日本の硬貨で水に浮くのは1円玉だけですが、コップに水を張って、すべての硬貨の実験をしてあげるとよいでしょう。うちの子ども達は、いつか外貨も試してみたいと言っています。
硬貨の素材をキッカケに、周期表にも興味を持たせるとなおよいですね。科学館などに行くと周期表のポスターや下じきが販売されていますし、最近では周期表に関わる子ども向けの本も多く出ていますので、この機会に興味の幅を広げてあげてくださいね。

和田 聖子
東京の下町生まれ。
現在、中学1年生と小学3年生の男児の母。
東京都立忍岡高校卒業後、帝国ホテルに勤務。
レストラン配属からはじめ、婚礼営業に携わる。
自身が理数系が大の苦手だったことから、わが子には算数を好きになってもらいたいと赤ちゃん時代から独自の算数教育をしてきた。
2013年、長男(当時小5)がジュニア算数オリンピック金メダルを受賞。
著書に『「算数が得意な子」にするために親ができること』(ぱる出版)がある。

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