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洗濯物をたたむと倍数の勉強になる!?

和田聖子の算数力を育むママの知恵

洗濯物をたたむと倍数の勉強になる!?

■ 裁縫と算数の関係

年を追うごとに熱を帯びているハロウィーンですが、みなさんも楽しみましたか? うちの子ども達は、着替えが面倒だとか、恥ずかしいとか、昭和のオヤジみたいなことを言って、小さな頃からハロウィーンを満喫したことはありません。「お菓子だけでも取りにおいで」と優しい言葉に誘われてイベントに参加すると、かわいいコスチュームに身を包んだお子さんの中で、普段着が逆に目立ってしまうという状態でした。
かわいいコスチュームといえば、ハロウィーンが終わるとクリスマス会や、学芸会に向けての準備に本腰を入れる時期になりますね。洋裁が苦手な私は、幼稚園時代の育児の中で衣装作りがとにかく憂うつでした。

空間認識能力に欠けているせいか、型紙から仕上がりをイメージすることができないのです。縫い代を間違えたり、裏表を間違えたりして、追加で布を買うこともしばしば…。先生が書いたデザインから型紙を起こせるママ友のことを、いつも尊敬の眼差しで見ていたものです。
洋裁は算数の回転体の勉強と通ずるものがあると感じて、そのママ友に「算数も得意だった?」と質問したら、「算数は好きだったよ」という答えが返ってきました。

■ お手伝いの中で培う算数力

親子で一緒に楽しく衣装作りができたら理想的ですが、お子さんに衣装を作らせるのはハードルが高く、なかなか時間も取れないと思います。でも、シュシュやはちまき、バッグなどの小物を一緒に作るだけでもよいでしょう。一緒に採寸をしたり、縫い代を計らせたりすることにより、長さの単位の感覚が身につきますし、裏返しで縫って表に返せば、上下左右が反転する感覚が得られるからです。

また、洗濯物を干したり、たたんだりする手伝いも算数力が培われると思います。そのとき、たたむ物のどこかに目印をつけて、たたむたびに位置がどこに移動するか、裏から表に返すと、位置がどこに変わるか意識をさせるようにしてください。
ハンカチやタオルなどは、何回たたむと、何重になるか?を意識させると、倍数の勉強になります。算数が得意なお子さんでしたら、たたんだあと、4辺をそれぞれの方向から見たときにどのように見えるか?(例えば、最後の折り目の方向から見ると輪が1枚)というような複雑な問題にも取り組めます。

勉強をすることでほめられるより、お手伝いをして「ありがとう」と言われる方が、お子さんはうれしいはずです。お母さんの役にたつことが、子どもながらにやりがいを感じるものだと思います。余計な時間がかかってしまいますが、ぜひお手伝いをさせながら、算数の勉強になるような声かけをしてみてください。体験によって答えが出せる算数は、新しい発見があり楽しいものです。

和田 聖子
東京の下町生まれ。
現在、中学1年生と小学3年生の男児の母。
東京都立忍岡高校卒業後、帝国ホテルに勤務。
レストラン配属からはじめ、婚礼営業に携わる。
自身が理数系が大の苦手だったことから、わが子には算数を好きになってもらいたいと赤ちゃん時代から独自の算数教育をしてきた。
2013年、長男(当時小5)がジュニア算数オリンピック金メダルを受賞。
著書に『「算数が得意な子」にするために親ができること』(ぱる出版)がある。

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