小学生ママ

仲良しだった子が意地悪に

仲の良かった子とトラブルを起こしてから意地悪をされているようです


小3女子です。仲のいい子とけんかしてから、態度が悪くなってきました。ほかのママに聞くと、その仲良しだった子から学校で意地悪されるようになったようです。休み時間に遊ぶのに誘ってもらえなかったりしているみたいです。謝って仲直りするように言っているのですが、素直になりません。3年生だから、親がどこまで介入していいのかも悩んでいます。その子のママとはクラスの集まりであいさつする程度ですが、連絡すべきかも悩んでいます。(ゆりりん)
人間関係で悩む時期


小学3年生は、一番トラブルが多くなる時期です。お互いの言い分があり、その言い分を譲ることができなくなります。それは、自己主張が始まったからですし、決して悪いことではありません。自己主張をしながらぶつかり合っていく。そうした経験を何度もしていく中で、自分の言い分と相手の言い分の双方の正しさを認めながら、その折り合いをつける力をつけていく時期なのです。この経験がないと、自分の意見を言えない子どもか、自分の意見のみを正しいと主張するわがままな子になってしまいます。

このケースの場合、それが意地悪につながっています。このことについては、よく考えてみる必要があります。もし、相手のことが本当に嫌いで意地悪をする場合と、仲直りしたいけどその方法が分からなくて意地悪をする場合とがあるのです。そのどちらなのかを、判断することがポイントです。

トラブルは、子どもが成長するチャンス。「よし、いいチャンスがやってきたぞ!」というぐらいの親の心構えが大切です。

トラブルを成長へつなげる
ゆりりんさんは、お子さんに「謝って仲直りしてみたら」と言ったそうですが、自己主張がぶつかり合っているのですから、「ごめんなさい!」などと言えないのです。だって、自分の間違いを認めたことになるからです。

この場合は、「仲良くなりたいけど、その機会がつかめなくて意地悪される形」になっているようです。休み時間に遊ぶのに誘ってくれなったということなのですから、接触しようとしていることが分かるのでは。

ですから、まずはトラブルの状況を丁寧に聞き、お子さんの言い分の正しいところと間違っているところを客観的に判断してあげてください。わが子の言い分だけを信じるのは危険です。そこまでトラブルが続いているのですから、相手だって「自分が正しい」と思っているはずです。

では、どのようにすればいいのでしょうか。私は、2つの方法があると思いますので、どちらが良いかを判断してほしいと思います。

【方法1】相手のお母さんと話し合う
まず、第一の方法は、相手のお母さんと話し合うことです。「うちの子どもとどうやらトラブルがあったみたいで、仲直りしたいと思っているようなんだけど、なんだかうまくいかないみたいなの。うちの子にも状況を聞いているんだけど、どうやら両方とも言い分があるみたいだから、そちらでもどんなことがあったのか、どう思っているのかを聞いてくれませんか」と声がけをしてみましょう。

「子どもって、自分の都合のいいことしか言わないでしょう。私たちも、小さい時そうだったでしょう。だから、両方の言い分を合わせて考えてみることが必要だと思うの。うちの子は、あなたのお子さんが大好きのようなので、なんとかしてあげたいと思っているので、協力してくださらない?」という形で、さりげなく客観的に話を聞いてほしいことを伝えていきましょう。

【方法2】担任にお願いする
あとは、相手のお母さんには連絡せず、担任に相談し、お任せするという方法もあります。トラブルのことは、たぶん担任も知らないと思いますので、丁寧に話をし、両方の言い分を聞いてもらうようにしてください。

できるだけ、双方の言い分を聞いて、悪い点と良い点(きちんとした主張)をみていただき、教師に解決を委ねていきましょう。

また、3年生は、こうしたトラブルが発生する時期です。これをきっかけにして、クラス全体への指導に広げていける先生は、力のある先生です。子どもたちに、「こんなことがあったけど、気を付けろよ」などと全体に注意して終わりという先生は、あまり力のある先生ではありません。

後者の先生の場合の時には、次からはほかのお母さんに力を貸してもらうことも考えていきましょう。

基本的には、たいてい先生はうまくやってくれるはずですので、相談してみても良いかと思います。

 
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プロフィール

増田修治先生

増田修治先生 
白梅学園大学子ども学部子ども学科教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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