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小1の宿題。ママが見てあげるべきポイントは?

小1の宿題。ママが見てあげるべきポイントは?


1年生はどのくらい、どんな内容の宿題が出るのでしょうか? 私は働いており、他のママの話を聞くとけっこう大変そうできちんと見てあげられるかが心配です。夜は家事や翌日の準備、下の子もいるのでバタバタしてしまうのですが、宿題を見てあげるときに気を付けること、これだけはやってあげて!ということがあれば教えてください!(埼玉県・38歳/ミンピーさん)
宿題は最低限しかでません

小1の宿題。ママが見てあげるべきポイントは?

小学1年生はまず、学校に慣れることが一番になります。そのため、幼稚園・保育園と比べて学習が中心になってはきますが、宿題は最低限のものしか出ません。ですから、そんなに構える必要はないと思います。

しかしながら、入学の時点で生活面や学習面に大きな差があるのが1年生の特徴で、それを埋めていくのが宿題ともいえます。ですから、「家でお手伝いをすること」といった生活面の宿題が出てくることもあります。
学習面の宿題は、やり切れないほどたくさん出るということはまずありません。「1年生だったら、このくらいはできてほしいな」という思いをもとに、15分から20分程度で終わるということを目処に出しています。

例えば、ひらがなの練習や漢字の練習などがプリント1~2枚、計算練習がプリント1~2枚程度です。そのほかには、音読などの宿題が出ます。音読は力を入れて指導するので、特に多くなる傾向があります。

ただ、過度な宿題が出たときは「こんなにたくさんはやり切れきれないように思うのですが、どうしたらよいでしょうか?」と、担任の先生に尋ねてみてください。中には、一番できる子どもを中心に考えて宿題を出す先生もいるからです。

ここを見てあげて!ポイント
平仮名・漢字の練習
字を書くときは、マス目の中心に線が入っているので、その中心線を基準に書かせるとバランスの良い字が書けるようになります。「れ」のように、縦線が中心線の左側に寄っていたりする文字もあるので、そうしたことも注意して書かせるようにしましょう。

計算
答えが合っているかはもちろん、計算もマス目から外れないように書けているかも確認しましょう。2年生で縦算(ひっ算)が出てきますが、1の位、10の位などの数字がそろっているかも大切です。基礎ができていないと、学年が上がるにつれ、勉強についていけなくなってしまうことが多いので、しっかり教えてほしいと思います。

音読
音読は漢字・平仮名が読めているかの確認に役立ちます。また、声(音)で自分の耳に入ることで、内容がよく理解できる効果もあります。お母さんは、スムーズに読めているか耳を傾け、読めていない場合は、「1文字1文字見るのではなく、文字を文節のかたまりで見て、自分が読んでいる箇所の先へ先へ目を向ける」ことをアドバイスしてあげましょう。

宿題の見守り方とやってはいけないこと
勉強部屋などに入れて「宿題をやりなさい!」と言ってもできるようにはなりません。子どもは絶えず「褒められたい!」と思っています。リビングで家事をしながらでもいいのです。宿題の様子をのぞき込み、必ず褒めてあげましょう。

「字がへたくそだなぁ~」などと思っても、そこが我慢のしどころです。10個漢字を書いたら、その中の一番上手に書けた字を褒めてあげてください。「この中で、この字が一番形がいいね~」と言ってあげることで、「褒められた字に近付けよう」とか「もっと頑張ろう」という気持ちになるのです。

最近、リビングに勉強机を持ってくる家庭が多いようです。ある調査で「リビングに勉強机を置いた子どもは学習面が伸びる」という結果が出たことが大きな影響を与えているようですが、ただ勉強机をリビングに置いただけで伸びるのではありません。チラ見をしながら、褒めていく機会を持つということが大事なのです。

ただし、子どもが勉強をやっているかどうかを監視する形にしてしまったときには、逆にマイナスになってしまうので気を付けてくださいね。

また、他の子と比較するのは、絶対してはいけない行為です。「A子ちゃんは、字がもっと上手だよ」とか「他の子はもっと早くできるらしいよ」と言われて、ムッとしない1年生はいません。ぜひ、“前の自分”と比較してほしいと思います。「前は、マスから字がはみ出ていたけど、ちゃんとマスの中に入るようになったね」とか「宿題を終わる時間が早くなったね」と言ってあげてください。

宿題を習慣化する大切さ
宿題を軽く見てはいけません。学習は、学校だけで定着するものではありません。しっかり宿題をやってくる子とこない子では、1年後には驚くほどの違いが出てきます。ですから、必ずやり切る習慣を、身に付けさせましょう。

そのために、最初は大変でしょうが、きちんとやり切ったかどうかを確認してあげることが必要です。宿題や持ち物などは、必ず連絡帳に子ども自ら書かせ、それを担任が確認します。お母さんも、連絡帳には必ず目を通し、一緒に道具をそろえてあげたり、宿題をやるように手助けしてあげてくださいね。

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プロフィール

増田修治先生

増田修治先生 
白梅学園大学子ども学部子ども学科教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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