小学生ママ

「習いごと」は、勉強のツボになる? ならない?

勉強好きを育てるツボ

小学校に入ると、習いごとの数が増えますよね。1つだけではなく、3つ4つの掛け持ちも当たり前の時代です。

 
親としては
「好きなことを見つけてほしい」
「子どもの可能性を引き出したい」
「たくさんのことを体験してもらいたい」
など、いろいろな想いがあります。

 
ただ、あまり気持ちが強すぎると、習いごとを優先して学校を休ませるケースも少なくない。と小学校の先生方はおっしゃっています。

そのため学校では、小学校生活を最優先にしてほしいと保護会などで伝えていらっしゃるそうですが、実際に、習いごとを推奨しているご家庭のママやパパに聞くと
「習いごとに力をいれている姿勢がいい!」
「人としての成長が見える」
「学校の勉強よりも子どもが好きといっている」
「いまの時期にしかできないことが詰まっている」
と、習いごとに対する評価は高く、「勉強のツボ」になると考えているのがわかりますね。

 
ところでみなさんは習いごとは小学校の「勉強のツボ」になると思いますか? 

それともそうは思わないですか?

 
公立小学校の校長先生に「子どもの習いごと」に対する本音を伺ってきました。

 
「昨今、習いごとを多く行うお子さんが本当に増えているのがわかります。うちの学校でも、金曜日や月曜日などに習いごとの行事があるから学校を休ませる、というご家庭が少しずつ増えていますが、教育者としてはやはり学校を優先にしていただきたいと考えています。

その理由は、習いごとと学校では、学ぶことが違うからです。

習いごとは、そのお子さんの興味を引き出したり、知識や知恵を授けてくれるものではありますが、学校ではたくさんの友だちや先生とのふれあいや、共同作業を試行錯誤しながら学ぶ場であることが大きいんです。大きくなって大人になったときに、大勢の人と共に知恵を出し合って生きていくための、最初の一歩が小学校です。

一対一や少人数で学ぶだけではないこと。

みんなで一緒に食事をとったり、掃除をしたり、運動をしたり、歌をうたったり、喧嘩をして仲直りをしたり、もっとも重要な人格形成の土台をつくる場でもあることを保護者のみなさまにしっかり知っていていただきたいと願っております。

もちろん、子どもの可能性を見出し引き出すという意味では習いごとも素晴らしいことですし、『勉強のツボ』になることも多々あると思います。

習いごとで教えてもらっていて、そのやり方を知っていれば、ほかの友達よりもアドバンテージが上がることで、勇気や前向きな姿勢は身につきますし、興味や面白さも倍増していきます。そこから自分だけのものを見出す子どももたくさんいます。

でも、子どもたちがこれから生きていくために必要なことすべてのスタートが小学校・中学校の集団生活で学ばれることを知っていただきたいんです。

そういう意味で、習いごとはその子の成長の要ではなく、あくまでもプラスαであることを心からご理解いただるように願っています」

 
習いごとは素晴らしいけど、学校生活と比べるものではないことがよくわかりますね。

小学校で学ぶのは、ひらがなや漢字の書き方。たし算引き算の計算だけではありません。「人とのふれあいの大事な場」であることもあらためて伺うとナットクです。

 
問題が生じたときに、自分で、または友だちと一緒いに解決するすべをみつけられる人間になることも、小学校で学ぶことなんですね。

そう考えれば、習いごとと小学校の学習との違いがよくわかります。

知育アドバイザー&編集者 いしびき きょうこ

プロフィール

いしびき きょうこ
いしびき きょうこ
書籍・雑誌の編集者であり、編集者・知育アドバイザー。絵本をはじめ、子育て、知育、教育、学習など、乳幼児から親向けの雑誌や書籍の企画編集に携わる。また、知育アドバイザーとして幼児向けデジタルコンテンツ、幼児教室のカリキュラムづくり、キャラクタープロデュースも行う。学研教室、小学館ドラネットキッズデジタル学習システム、ベビーザらス会員向けおよび全国の産婦人科向け情報誌『babyco』プロデュースと企画編集やNHK「みんなのうた」イラストディレクション、NHK「みんなのうた ありがとうグラスホッパー!」舞台のキャラクターデザイン、及び ビジュアルデザインディレクションと幅広く活躍中。

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