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冬のお弁当「冷たくて硬い」問題を解決!9つのコツ

お弁当作りには、季節ごとの悩みがありますが、冬のお弁当の悩みといえば「冷たくて硬い」ではないでしょうか。
炊き立てのご飯やできたてのおかず、温かいときはおいしいのですが、冷めるとそのおいしさがなくなりますよね。

息子はお弁当給食の幼稚園に通っていましたが、食物アレルギーがあったため、毎日手作りのお弁当を持って行っていました。


幼稚園からお弁当箱を借りて、給食献立と同じお弁当を作るので、献立や盛り付けには困らず、入園当時は息子も喜んで食べてくれましたが、だんだんと寒くなってきた頃、お弁当を残すように。
理由を聞いてみると「お弁当が冷たいからおいしくない」とのことでした。

保温のお弁当箱を使おうかと思いましたが、息子はみんなと同じお弁当箱がよいとのこと。そこで、私がたどりついた解決法は「食材に工夫をする」ことでした。
実際に試して、「これは良かった!」と思える工夫を紹介します。

肉や魚の「硬い!」を解消

冷めると硬くなって、パサつく肉や魚をイヤがる子どもは多いと思います。
息子は白く固まってしまった肉の脂がイヤだったようです。
そこで、押さえるポイントはこの3つ。

1. 肉は脂肪分が多い部位をさけ、厚めの肉は筋切りをする
2. 塩こうじを活用する
3. 魚はグリルを使わず、酒を振ってフライパンで蒸し焼きにする

発酵食品が好きなわが家では自家製塩こうじに漬けた豚肉、鶏肉、魚の切り身などを常備しています。
塩こうじの使い方はとても簡単で、お弁当を作る前の晩に、食材に塩こうじを薄くぬり、ラップで包んで、冷蔵庫に入れて置くだけです。
塩こうじがなければ、みそ(酒少々と砂糖少々を加えたもの)を薄くぬったり、酒を振るだけでも。焼き上がりはもちろん、冷めてもしっとりとやわらかく、子どもも大人も納得のおいしさに仕上がります。

卵焼きの「硬い!」を解消

お弁当には定番の卵焼きですが、冷めると硬くなっておいしくないと思った経験はありませんか。
息子は卵アレルギーですが、火を完璧に通せば食べることができたので、しっかりと火を通しても硬くならない、だし巻きをお弁当用に作っていました。
でも、だし巻きってだしをとらなくてはいけないので、面倒ですよね。そんな時にはだしの代わりに「水」を使いましょう。
押さえるポイントは3つです。

1. 目安は卵1個に対して、大さじ1の水
2. ボウルに卵を割り入れたら、菜ばしを上下に動かして卵の黄身と白身が均一に混ざるように溶き、そのあとに水や調味料を入れる
3. 砂糖をひとつまみ入れる

砂糖には保水効果とたんぱく質をゆっくりと固まらせる効果があります。
わが家は甘い卵焼きが苦手なので、卵3個に対して、砂糖ひとつまみを隠し味程度に入れますが、塩をきっちりときかせるので、甘いと感じることはありません。
甘い卵焼きが好きな人は砂糖を多めに入れると、冷めてもぷるんとしたスイーツのような仕上がりになりますよ。

ご飯の「硬い!」を解消

子どもが大好きなおにぎりも冷たくなると、なかなか食べてくれません。
でも、ほんの少しの手間で冷めてもおいしく食べてくれることも。こちらも押さえるポイントは3つです。

1. 米を洗ったあと、浸水時間を長めにする
2. 米を炊く際にはちみつを入れる
3. 冷めてもおいしい品種を探す

米の浸水時間は夏場は1時間、冬場は2時間が目安です。米の中心部まで吸水させることにより、冷めてもおいしいふっくらとしたご飯が炊き上がります。
米2合に対して、はちみつ小さじ1程度を入れて炊くと、米本来の甘みがぐっと引き出され、おにぎりにもおすすめ。
1歳未満の子どもがいる家庭では、はちみつの代わりにオリーブオイルやグレープシードオイルを使っても。冷めてももっちりとした食感が続きます。
お米には炊き上がりがやわらかめのものやもっちりしたものなど、それぞれに特色があります。冷めてもおいしく感じる品種を探してみるのもいいですね。わが家のお気に入りは「ななつぼし」や「ミルキークイーン」です。

息子に「冷たいからおいしくない」と言われたお弁当ですが、調理時に少しずつ工夫をすることで、また残さず食べてくれるようになりました。
子どもの「おいしかった!」のひと言が聞けて、お弁当作りもラクになるちょっとしたコツ、お試しください。

この記事を書いたライター

稲井華子さん

foodstylist hanaco代表。高校と大学の7年間をアメリカ・ニューヨーク、ロサンゼルスで過ごし、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)卒業を機に帰国。国際間のコーディネーター、イベントプロデューサーを経て、フード業界へ転身。フードライター、料理講師、英語講師、日英通訳・翻訳など活動は多岐にわたる。

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