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つい言いがち!子どもが2倍傷つく親の叱り方


自己肯定感とは、自分の存在を自分自身が価値のあるものとして無条件に認め、自信をもつことができる感覚のこと。子どもが育つうえで重要なベースになると言われています。しかし実際には、親の側が「ついつい」子どもの自己肯定感を損ねるような言動をしてしまうことは少なくありません。
今回は、心理カウンセラーの筆者が、子どもの自己肯定感を強く保つために親が守りたいポイントを紹介します。

子どもの性格にマイナスの定義を与えない

子どもの自己肯定感を損なうわかりやすいキーワードに、子どもの性格に対するマイナス評価の言葉があります。
子どもが何か失敗をしてしまったり、親の思いどおりの行動をしなかった時に、こうした言葉をかけてしまいがち。

・グズグズしないで
・普通できるでしょ
・ほんとガッカリ

例えば、お出かけするから早く準備をしてほしい時、モタモタしているわが子に「早くしてよ!グズグズしないで」。
大人から見てとても簡単な問題やクイズを解けないと、「それくらい普通できるでしょ。ほんとガッカリ」など。

親のほうもイライラして、つい口にしてしまいがちなマイナスの言葉は、子どもの心に強く残り、自分に自信をもてない大きな要因になってしまいます。
また「普通できる」などといった、自分ひとりが劣っていることを感じさせる言葉も、避けたいキーワードです。

以前のことを持ち出して叱らない

子どもが失敗するのは、いわば当たり前のこと。次に同じ失敗をしないようにと、親が叱ったり教えることも、当然のことです。ただし、以前のことを持ち出すのはNG!

・だいたいこの前もあなたは…

例えば食卓でコップを倒し、ジュースをこぼしてしまい、「気をつけてって言ってるのに!」などということはありがちです。そこで以前のことをもち出して「だいたいこの前もあなたはあわててお友達とぶつかったでしょ。まわりをよく見て…」などとお説教をされても、子どもはイヤな気持ちになるだけです。
親の中で、不注意という共通点でつながることも、子どもにとっては無関係な別問題。2倍怒られた気持ちになり、自分はダメな子だ…という意識につながってしまいます。

人の評価を基準にしない

子どもを叱りたい時、他人基準の評価をもち出して叱ってしまうこと、ありませんか?

・お店の人に怒られるよ
・お友達に嫌われちゃうね

例えば、スーパーなどの店内で騒ぐ子どもに対して「お店の人に怒られるよ!」と言ったり、家でわがままを言ったときに「そんなだと、お友達に嫌われちゃうね」と言ったり…。

親から見れば、他人の目線を意識させて人に迷惑をかけない、人から好かれる子に育ってほしい…といったような思いがあるのですが、子どもにとっては、親から注意を受けながら、他人からも否定されていることになるのです。
これを繰り返されると、子どもは物事の良し悪しや、自分の行動について、他人からの評価ばかり気にするようになり、自分で判断することができなくなってしまいます。

叱るのはその場限り簡潔に、できたことをしっかりほめて

これまで見てきたケースとは反対に、子どもの自己肯定感を高めようと、叱ることを控える風潮も一部には見られます。しかし、叱ることを避けるのは、子ども自身に「親からしっかり見てもらえていない」と感じさせることもあり、自己肯定感を下げる要因になりかねません。
叱る時は、いつまでも引きずらず、簡潔に! 要点を押さえて叱れば、子どもは愛情を感じ、自己肯定感をしっかり高めることができます。

そしてもうひとつ大切なのは、子どもができたことを、どんなに小さいことでも拾い上げ、しっかりとほめてあげることです。
子どもができたことは、親にとっては普段教えていることですから、とても些細で「できてあたりまえ」なイメージがあります。心の中で(あ、やっとできたな…)と思っても、ほめずにスルーしたことがないでしょうか。

でも、普段教えていることを子どもができた時こそ、自己肯定感を高めるチャンス! 「すごい、ちゃんとできたね!」とほめることで、子どもは、しっかり見てもらえていること、愛されていることに喜びを感じ、どんどん自分を強くしていくことができるのです。

この記事を書いたライター

あん茉莉安さん
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占い師、心理カウンセラー、ヒーラー。図書館司書、司書教諭の資格も持つ。年長女子と3年生女子を育てるシングルマザーです。育児の指標は「お金で買えないものを子どもに残す」。2週に1度24冊の本を借り、子どもと読むのが「週課」になっています。

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