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天下無敵のマイペース!「一人っ子」の世界観を大切に、ほどよい距離を

生まれ順の「あるある」を心理カウンセラーの筆者が紹介する、最終回は「一人っ子」。筆者自身も一人っ子、本人の視点を交えてその特徴と行動パターンをご紹介します。

おっとりマイペース

一人っ子最大の特徴と言えば、やはり「おっとりしていてマイペース!」ということになるでしょう。
上でも下でも、きょうだいがいる子と違い、一人っ子には家の中に競争相手がいません。したがって、何かを相手よりも「早くやらなくちゃ」とか、「うまくやらなくちゃ」という義務感や焦りを感じる機会が少ない中で大きくなることがほとんどです。
さまざまなことを自分の納得がいくように丁寧にこなしていけるのは、一人っ子の長所となるでしょう。一方、相手に合わせることは自然と苦手になりがちです。

考え方が大人っぽくなりがち

一人っ子は家にいれば、常に大人との生活です。きょうだいがいる子に比べて、子ども同士での会話は少なくなり、その分大人との会話が多くなるため、大人の考え方に影響される部分も大きくなります。

したがって一人っ子は同年代の子たちの中でも、大人っぽい考え方をすることが多くなるでしょう。すると、いたずら盛りの子どもたちの中で、自然と一人だけ「いい子」であるかのように振る舞うことも出てきます。

周囲から浮いた存在になってしまうことも

元々マイペースであることと、きょうだいのいる子に比べて大人っぽい考え方をする部分があることから、一人っ子はしばしば周囲から浮いた存在になってしまうことがあります。

これについて、本人はそれほど問題視していないことが多いので、大人からの特別な配慮は必要ないことがほとんどです。それよりも、一人で過ごすことの多い一人っ子を、無理矢理に「みんな」の中に混ぜないような工夫をしてあげましょう。

一人っ子は非常に強いこだわりのもとに友達を選びます。自分が心地よくない相手と過ごすくらいなら一人のほうがよほどマシだと考えています。親友と呼べる存在がいてもなお、自分一人の時間を大切にするのが一人っ子です。誰かと一緒に過ごさせなければ、みんなと同じ行動を取らせなければ…などの親心は、一人っ子の自己肯定感を否定してしまうこともあります。

子どもの世界を尊重して、過保護になりすぎないように!

一人っ子は他者と世界を共有せず、自分一人の世界を大人になっても持ち続けるタイプが多いようです。また、大人と子どもとの間にある考え方の違いを冷静に把握し、「親は決して自分のことを理解してくれる存在ではない、言ってもわかってもらえない」と本心を隠し、親に合わせてしまいがちなのも特徴です。

一人っ子がそのように考える背景には、やはり親からの過保護、過干渉があります。きょうだいに労力を分散する必要がないため、一人っ子には親の関心がつねに注がれます。さらに、親は複数の子どもを育てないため「子どもにもいろいろな考えや性格がある」ということを身をもって体験できず、わが子も自分と同じように考えているだろう…などと安直に判断し、子どもの言葉をよく聞かないまま親の考えで物事を進めてしまうことも多いでしょう。
あるいは子どもの意見を聞いても、「それでは失敗するから、こうしなさい」と親が決めた方向に進ませようとします。

こうなると、子どもは自分に決定権が与えられないことや、親に本心を話さないことを当たり前と考えてしまうようになります。本心を話しても「どうせ否定され、親の都合のいい方に決まる」からです。反面、家の外に出れば人に相談しないことが当たり前ですから、自分一人の決定力だけを頼りにするようになります。

家ではつねに親の言うとおりにしているため、親からは「実に頼りない」と見えがちですが、家の外に出れば決定力もあり、リーダーシップを発揮できる一人っ子も数多く存在しています。

一人っ子を育てる時には、子どもの意志や考えを聞き、たとえ失敗するだろうと思っても、子どもの思うとおりにやらせてみることが重要。失敗をさせないのではなく、失敗をした後のわが子を支えてあげればよいだけのこと。
それができれば、一人っ子は親を信頼し、さらに失敗によって経験を積み重ね、同年代の他人との距離感やつき合い方を覚えて、人生をより味わい深いものとしていくことができるでしょう。

この記事を書いたライター

あん茉莉安さん
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占い師、心理カウンセラー、ヒーラー。図書館司書、司書教諭の資格も持つ。年長女子と3年生女子を育てるシングルマザーです。育児の指標は「お金で買えないものを子どもに残す」。2週に1度24冊の本を借り、子どもと読むのが「週課」になっています。

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