子育て・しつけ

「すぐ寄っ掛からないの!」「肘を付かないで!」お子さんの姿勢の悪さを、むやみに叱っていませんか?あんふぁん読者アンケートでも、8割のママが「子どもの姿勢が気になる」と回答しています。
でも、それってだらしがないからではなくて、正しい姿勢を支えるだけの筋肉が育っていないせいかもしれません。子どもの体幹について、増田修治先生に聞きました。

お話を聞いたのは
増田修治さん

ますだ・しゅうじ 白梅学園大学子ども学部子ども学科教授。28年間小学校教諭として勤務した後、現職。東京都板橋区の保育園と共同で、体幹と子どもの発達の関係性について研究を行ってきた。あんふぁんWeb「小学生ママ」コーナーの「困ったら増田先生に聞いてみよう! 放課後職員室」でも活躍中。

  • Q

    お子さんの普段の姿勢について気になることはありますか?

  • Q

    お子さんの姿勢について当てはまるものを選んでください。(複数回答)

※2016年10月5日~11月1日、Webアンケート、有効回答数749人

Q. そもそも体幹って何のこと?

姿勢が崩れないように体を支える
背骨から腰にかけての筋肉のこと

人間の筋肉は何層にも重なってできており、骨に近い内側の筋肉を「インナーマッスル」と呼んでいます。体幹とは、背骨と腰骨の「インナーマッスル」を合わせた筋肉のこと。筋肉の中でも外側の「アウターマッスル」には、腹筋などがあります。

自分の思い通りに動かせる体が
意欲や自信の源になります

園児のケガが増えていると聞きますが、ある保育園では、救急車のお世話になるようなケガが年間20件もありました。園の先生に聞くと、その子たちには「落ち着いて座れない」「長い間立っていられない」という特徴があると分かりました。つまり、体幹のなさが共通していたのです。

そこで、私も共同研究に取り組み、体幹を鍛える動きを園生活に取り入れたところ、1年半後には大きなケガが0件になりました。変わったのはそれだけではありません。体幹が鍛えられ、姿勢を安定させられるようになった子どもたちは、工作に集中したり、遊びの中で体を思い通りに動かしたりできるようになりました。すると「もっとやりたい」という意欲や自信が表れてきたのです。

体幹力のない子に
「背筋を伸ばしなさい」というのはムダ

親も保育者も、子どもに「背筋を伸ばしなさい!」と言いがちですが、そもそも体幹力がないと、背筋を伸ばした姿勢を保つことができません

毎日の生活に体幹を鍛える動きを取り入れれば、体は自然と変わります。例えば、危なくない道であれば縁石の上を歩かせてバランスを取るなど、小さなことを積み重ねましょう。次のページでは、今日からできるおすすめのおうち遊びを紹介します。

次のページは「毎日続ければ半年で変わる!
体幹力をアップする親子遊び」

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