子育て・しつけ

朝の準備時間で、子どもの行動が遅くて焦ったり、イライラしたり、思わず「早く!」と叱ってしまうことはありませんか?「今よりさらに早起きするのではなく、朝の余裕が生まれる他の方法を知りたい!」というのが忙しいママの本音ですよね。今回は、そんなママにおすすめの、子どもを動かす声掛けテクニック、読者ママの実践アイデアを紹介します!

お話を聞いたのは
東ちひろさん
ひがしちひろ/幼稚園、小学校教員など教育に30年近く携わり、現在は「一般社団法人子育て心理学協会」代表理事。心理学とコーチングを使った独自のアプローチ法で2万人以上の子育てママの電話相談を受ける。著書に『子どもが伸びる!魔法のコーチング』(学陽書房)。

  • Q

    平日の朝時間を余裕を持って過ごせていますか?

  • 9割り近いママがバタバタしている!
  • Q

    バタバタしてしまう原因は何ですか?
    (複数回答)

  • 子どもの行動がバタバタの原因の上位に。

※あんふぁんぷらす調べ (実施期間:2015年11月10日~12月8日/回答数:328)

急かす、叱るはかえって子どもの動きを遅くする

朝が忙しいというのは、「大人の都合」。自分のペースで「親の時間を食べて大きくなる」のが子どもです。何でも「大人の2〜3倍は時間がかかる」と心得つつ、時短の工夫をしていきましょう。

また、子どもは不安や怒りなど〝負の感情〞が強いと、スムーズに動けません。だからママが「早く!」と急かしたり叱ったりすると、かえって動きが遅くなってしまうのです。日頃から子どもの話をじっくり聞いたり、スキンシップをとったりして不安感を減らしておくことも、朝をスムーズにする大事なポイントです。

実況中継の〝承認〟で気持ち良く動けるように

子どもを動かすには〝承認欲求(他人に認められたいという欲求)〞を満たしてあげるのがコツ。「ママの思い通りに動いて当然、動かなければ叱る」ではいけません。よくできたことを褒めるのはもちろん、「起きたね」「食べ終わったね」など、やったことを実況中継してあげるだけでも承認したことになり、「やることに価値がある」と感じてくれます。

ノロノロしていても「◯◯しなさい!」は避けて。2〜3歳なら「ママは何を手伝う?」「どっちの服がいい?」などと選ばせるのが効果的です。4歳頃からは、「何をするときかな?」「次は何をする?」と考えさせましょう。こうして自主性を育むと、自分でできることが増えていきます。

CASE1

食事に時間がかかる

食べやすいもの、好きなもので楽しく

食欲は個人差が大きく、食の細い子や食にあまり興味がない子は、食事に時間がかかる傾向があります。そうしたタイプでは、栄養バランスよりも、「食べやすいもの、好きなものを、楽しく食べる」を優先しましょう。好きでないものを食べるのは「苦行」となり、余計に時間がかかってしまいます。保育園で栄養バランスの良い昼食を食べるのですから、朝はごく簡単なものでOKと割り切って。「バナナとヨーグルト」や「おにぎりと前日のみそ汁」など、作るのも食べるのも時間がかからないメニューにしましょう。

朝食を食べたがらないタイプなら、「ご飯かパンか」「パンに塗るのはバターかジャムか」など、簡単なリクエストを聞いてあげるのがおすすめです。また、全部食べられなくても叱らないで。「よくかんでるね」「もうおしまいかな?」「ごちそうさまだね」など、承認の声掛けをして、「食べて良かった」という気持ちにしてあげてください。

ママの乗り切り術
  • 時計を見ながら「ここまでに食べようね」と時間を意識させるようにしています。(0歳、4歳のママ)
  • パンにキャラクターの絵を描いてあげると食事がはかどります。(0歳、2歳のママ)
  • メニューをおにぎりや果物など、子どもが食べやすいものにしています。(1歳のママ)
  • 飲み物などの自分でできる準備はやってもらうことに。コップを食器棚の手の届く高さに置いておくことで、進んで準備するようになりました。(6歳のママ)

CASE2

身支度に時間がかかる

競争やカウントは必ず子どもに勝たせる

2歳頃からは「自分でやりたい!」が強くなりますが、技術が伴わないので時間がかかりがち。ママが手伝おうとすると嫌がってかえって時間がかかるので、ボタンなど難しい部分をさり気なく手伝って「自分でできた!」という気持ちにさせてあげましょう。服を選びたがる子なら、ママが「どれを着ても大丈夫」と思えるものだけをタンスに入れておいて、自分で選ばせるとよいでしょう。

自分でできるけどモタモタするという場合は、「ママが食器を洗い終わるのと、どっちが早いか競争だよ!」などと誘うとスピードアップ。「10数えるうちにできるかな?」なども乗せやすい方法です。コツは、毎回必ず子どもに勝たせてあげること。勝てば気分が良くなって、次の行動もスムーズに進みやすくなります。

「着替えさせて〜」などとグズグズするのは甘えたいとき。ママとしては自分でやらせたいところですが、そんなときは手伝ってあげてくださいね。心が満たされないと、その後もグズグズが連鎖してしまいますよ。

ママの乗り切り術
  • 保育園グッズと服をリビングのかごに入れて、自分で準備できるようにしています。(0歳、3歳のママ)
  • 「このテレビ番組が終わったら着替えるよ」と決めると、グズらず動いてくれます。(3歳、5歳のママ)
  • 私と着替えの競争をするとスムーズにいきます。乗ってくれる日ばかりではありませんが…。(4歳のママ)
  • 子どもが2人なので、上の子は夫、下の子は私と、分担して準備しています。(2歳、小学校低学年のママ)

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