1. あんふぁん
  2. ようちえん川柳受賞作発表!
全国から5138句の応募が ようちえん川柳受賞作発表!
ママ大賞 おかあさん 婚活(コンカツ)っておいしいの?

ペンネーム 年少主婦[宮城県宮城郡]

作者から

テレビを一緒に見ていたときに、娘が言ったヒトコトです。どうも「トンカツ」など、何かのカツだと思ったようです。そのときは、「食べ物じゃないよー!」と大笑いしました。ちなみに今でも「コンカツ」が何かはよく分かっていないようです。本当に何を聞いているか分からないので気を付けないと…ですね。

審査員から

思わず噴き出してしまった、勘違いがかわいい作品。言われてみれば、なんだかおいしそうに聞こえるかも、コンカツ! まあでも、ほんとに子どもって大人の話や、テレビの内容をよく聞いているんですねえ…。感心…。(松本ぷりっつさん)

ママ大賞 おかあさん 婚活(コンカツ)っておいしいの?
パパ大賞 「パパも好き!」 その「も」が気になり 眠れない

ペンネーム あやかパパ[東京都北区]

作者から

句の中の会話は娘をお風呂に入れた際に言われたヒトコトです。娘は笑顔で言ってくれたのでその場は「そうか〜、ありがとう」と答えましたが、後からジワジワと「も」の存在が気になりました。本人には聞いていませんが、妻の話では、その頃よく3歳年上の兄に優しくされると「ありがとう。大好き」と言っていたようなので、その流れかな?と思います(そうであってほしいという願いもありますが…)

審査員から

いつか僕も娘に言われる日がくるのかなぁと想像しながらこの作品を読んでいたら、とても切なくなりました。現在、娘は将来パパと結婚すると言ってくれていますが、それも終わりの日を迎えるカウントダウンは始まっています。「パパも」と言われていることを幸せと思い、娘にもいつまでも好きと言ってもらえるよう努力しなくては。逆にカミサンに「パパも」と言われないよう気をつけましょう。この場合の「も」はだいぶ意味が変わってしまうので(笑)(ペナルティ ヒデさん)

パパ大賞 「パパも好き!」 その「も」が気になり 眠れない
先生大賞 地デジ化で もたつく私に「どれ、貸して」

尾野千夏子先生[青森県五所川原市]

作者から

本当に最近の子どもはデジタルものに強くて、先生もついていけません。地デジ化した後は、私がどのボタンを押せばいいのか分からずモタモタしていると、「ここだよー!」「こうするんだよー」とみんなが寄ってきて教えてくれます。このときばかりは、「そうなんだ、ありがとう」と、先生側が教わる立場に。そのリアルな様子を句に詠んだものが、大賞になるなんて! 子どもたちと一緒に喜びたいです。

審査員から

子どもたちは、大人が困っていると、すぐに救いの手を差し伸べてくれます。自分でも分からなくなって首をかしげたりしても、なかなか投げ出そうとはしません。本当に純粋で一生懸命です。結局分からなくて、「お父さんに聞いてきてあげる」なんて言ってくれることもありますが…。新しいことがなかなか頭に入りにくくなってきている大人には、柔らかい頭脳の子どもたちは、救世主にも思えます。(香川敬さん)

先生大賞 地デジ化で もたつく私に「どれ、貸して」
佳作 あんふぁん編集部選
先生大賞 審査員
香川 敬さん
香川 敬さん
約8000の私立幼稚園が加盟する「全日本私立幼稚園連合会」会長。学校法人鞠生幼稚園理事長・園長。
パパ大賞 審査員
ペナルティ ヒデさん
ペナルティ ヒデさん
1994年にお笑いコンビ「ペナルティ」を結成。2007年に結婚し、5歳の女の子と、0歳の男の子のパパ。バラエティー番組だけでなく、「中川秀樹」名義で長編小説『四季折々~アタシと志木の物語~』(竹書房)を発表するなど幅広く活躍。
ママ大賞 審査員
松本ぷりっつさん
松本ぷりっつさん
元・幼稚園教諭という異例の経歴を持つ漫画家。個性豊かな3姉妹の子育ての実体験を描いた「うちの3姉妹」で大ブレーク。オフィシャルブログ「おっぺけですけど いいでそべつに。」も人気。

全ての句の後に、ニコニコ笑顔がついているような作品ばかりでした。現場の先生たちは皆「そうそう」とうなずいてくれることでしょう。でも川柳という一つの作品に仕上げることは、なかなか難しいことです。園での生活や活動の一場面を言葉でスパッと切り取る力量は、たいしたものです。どの作品も甲乙つけがたいものがありました。これからも、子どもたちと一緒に、楽しく笑顔になれる場面の句ができるよう、努力してください。応援しています。

美しい日本語を川柳という短い文章でつづる習慣を、子どもたちにも受け継いでいく姿勢に感銘を受けました。僕も小説を作る人間として言葉の大切さと力強さ、そして繊細さを改めて大事にしていこうと思いました。僕自身2児の父親として、子どもや育児に対して真摯(しんし)に向き合い、短い子育て期間を楽しみたいと思います。お互いパパを満喫しましょう。

第3回と合わせて、ようちえん川柳の選考に参加させていただきましたが、相変わらず秀逸な作品ばかりで選考するのが大変でした。思わず「あるある!」とうなずいてしまうものばかり。ユニークな作品の数々に、改めて子育ての面白さを再確認することができて、私もまたがんばろう、という気持ちになりました!

「第4回 ようちえん川柳」を見る