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あまり遊んでほしくない友達がいて…

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Q

あまり遊んでほしくない友達がいて…

3年生男子です。大人にもお友達にも嘘をつくお友達とばかり遊びたがります。行ってはいけない公園にばかりさそったり、約束してもすっぽかしてばかりです。でも、息子はその子の事が一番好きなようです。
どうすれば良いでしょうか。(みやっちん 34~35歳)

A

その友達にしかない魅力

あまり遊んでほしくない友達がいて…

私は、西岸良平の「三丁目の夕日」という漫画が大好きです。映画にもなったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

その「三丁目の夕日」の中に、夕日小学校に通う一平くんがいます。家は「鈴木オート」という決して大きくはない修理工場です。一平くんはその一人息子。家の影響か、機械が大好きです。一平くんは遊びの天才です。一平くんがいれば、帰り道が突然、未開のジャングルに変身したり、ジャングルジムも宇宙ロケットになってしまうのです。だから、学校でも人気者なのです。特に、同じクラスの遊び仲間のサブちゃんやユウくんが一緒にジャングルジムを宇宙ロケットに見立てて遊ぶ様子は、圧巻です。
息子さんの友達は、そうした魅力的な側面を持っているのでしょうね。だからこそ、一緒に遊びたがるのです。

 
「悪いこと」は「悪い」と教える

お友達が魅力的だからといって、悪いことをしても良いというわけではありません。行ってはいけない公園に行ったとするなら、「なぜその公園に行ってはいけないのか」をきちんと納得させるべきです。「行ったらいけない公園なのに、なんで行くの!」という詰問口調では、子どもは絶対納得しません。
また、約束を破ることによって、どんな迷惑が他の人にかかるのかの想像力を育てる必要があります。例えば、「お母さんと5時までに帰る」という約束をしたときに帰ってこなかったら、「どうして!」ではなく「なんで?」と言ってあげてほしいのです。また、「5時に帰ってこなかったから、お母さん心配しちゃった。心臓が止まるかと思った!」などと、少々大げさにお母さんの気持ちを伝えるのです。親は、子どもに対して少々オーバーな演技ができるぐらいでないといけないのです。

 
心の宝箱を開ける

いつも遊んでいるお友達は、きっと気心が置けない関係なのだと思います。阿吽の呼吸のように、お互いが分かり合えるのかもしれません。
しかし、他にもたくさんお友達がいるし、それぞれが、かけがえのない魅力を持っているのです。それは、まさに宝箱に入った宝物のようなものなのです。息子さんは、まだ他のお友達の魅力に気付いていないから、特定の子とばかり遊ぶのかもしれません。子どもが他のお友達と付き合いたいと思っても、すぐにはうまくいきません。なぜなら、その宝箱のフタを開け、相手の魅力を知るという作業と時間が必要になってくるからです。

他の子とも遊びながら、その宝箱を開ける工夫を親子で考えたり、言い合ったりすることが必要です。一面的にしかお友達をとらえられない幼少期にはまだ無理ですから、そこは大人の出番です。別の側面から見えてくる魅力をわが子に伝えるようにしてください。そうすることで、他の子の良さも見えてくると同時に、今遊んでいるお友達のことも客観的にとらえられるようになっていくのです。

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プロフィール

増田修治先生
増田修治先生
白梅学園大学子ども学部子ども学科准教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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