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いやな口癖

小学生ママのお悩み解決箱

Q

いやな口癖

最近すぐに「自殺する!」という小学校2年生の息子。何の影響かわかりませんが、親からしたらかなり嫌なことばです。皆、気軽に口にするものでしょうか?(ゆうたぬ・37歳)

A

最近の低学年の状況

いやな口癖

最近、低学年で「お前なんか死ね!」とか「バカじゃん!」「じゃまだよ!」といった言葉を平然と人に浴びせることが問題になっています。
こうした子どもに共通することは、家庭でも厳しい言葉を言われているということです。「なんであんたなんかが、ここにいるの?」「あなたなんか生まなきゃ良かった」など、虐待に近いケースが増えています。
そうした原因のひとつに、親自身も追い詰められていることがあげられます。不安定な生活環境などにより、安定・安心して生活出来ないいらだちが、子どもにぶつけられているのです。

 
意味やわけを聞く
このような子どもたちの状況が、ゆうたぬさんの息子さんに影響を与えていることは、否定出来ない事実だと思います。
「自殺する!」と言ったら、「自殺するって、どうすること?」と聞いてみて下さい。きちんと説明出来ないはずです。また、死んだ後もゲームのリセットのように、命が元に戻ると考えている場合もあります。一度失った命は、二度と戻らないことをきちんと理解させて下さい。
また、「なんで自殺したいの?」と理由を聞いてみることも必要です。意外とささいなことなのですが、そうした言葉を言ってみて、「親がどれだけ心配してくれるか」を試している場合もあるのです。

 
I(愛)メッセージ
今の子どもたちは、自己肯定感が低いと言われています。子どもの自己肯定感を高めていく一番の方法は、I(愛)メッセージを伝えることです。
それは具体的には、「あなたがいなくなったら、お母さん気が狂っちゃう!」とか「そんなことになったら、お母さん(お父さん)は、ものすごく悲しい!」といった私の気持ちを伝えることです。
子どもたちに何か言う時に、「なんであなたはそんなことするの?」といったYOUメッセージが数多く使われます。YOUメッセージは、子どもには伝わりにくいのです。
私(I)というものを主語とした、親の気持ちを伝えていくことが大切なのです。まさにI(アイ)メッセージは、愛メッセージなのです。「あなたのことを、これだけ思っているよ。」というメッセージほど、子どもの心に響くと同時に、自己肯定感を育てるものはないのです。

 
つながり合う言葉の獲得を
今の子どもたちは、他者と切れる(他者を切り刻む)言葉をたくさん知っているし、使っています。大事なことは、他者とつながりあう言葉を、きちんと獲得させることです。
例えば、「カンパ~イ」という言葉を考えてみて下さい。一つのテーブルで、誰かが飲み物を前にして「カンパ~イ」と言ったら、必ず全員がつられるようにしてカンパイをします。
その他には、「ありがとう」とか「どうぞ!」といった言葉は、人と人がつながり合う言葉です。そうした言葉を、たくさん教えてあげること。また、家庭でも意識的に使うようにすることが、今求められているのです。

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プロフィール

増田修治先生
増田修治先生
白梅学園大学子ども学部子ども学科准教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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