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学校の先生と反りが合わない息子について

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学校の先生と反りが合わない息子について

小1の男の子。担任の先生(50代後半・女)と反りが合わず、つい反抗してしまうようです。するとその先生が頰をつねったり、耳をひっぱったりしながら「いい気味だ!」と言うそうです。
こういうことが続くと学校嫌いになると思い心配していますが、何しろ学校内でのこと。子どもの話だけを鵜呑みにするのも良くないとは思いますが真相を探るのも難しいところ。どのように対処すればいいのかと思っています。(さややん・38歳)

A

体罰は許されない!

学校の先生と反りが合わない息子について

はっきり言って、どのような理由があろうとも、子どもの頰をつねったり、耳をひっぱるなどは許されることではありません。はっきり言って、これは体罰です。文部科学省は、ホームページで「学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰等に関する参考事例」というものをあげています。

その中に、体罰として考えられる行為例として、「授業態度について指導したが反抗的な言動をした複数の生徒らの頰を平手打ちする。」「立ち歩きの多い生徒を叱ったが聞かず、席につかないため、頰をつねって席につかせる。」などといったものが取り上げられています。

さややんさんの相談を読んでいるうちに、正直、怒りの気持ちが湧いてきました。子どもにどんな落ち度があったとしても、体罰は許されるものではないのです

 
厳しくすることで言うことを聞かせたい
教師の側の論理としては、子どもに厳しくすることで学級を引き締めたいという気持ちがあります。子どもに甘くすることで学級の規律が乱れ、結果として学級が崩壊することを一番恐れているのです。

正直言うと、首都圏の小学校では「学級崩壊」の多さが問題になっています。学級が崩壊すると、教師の力量不足と言われることがまだまだ多いため、学級規律の確立を一番に考えがちになっている現状があります。

 
まずは情報収集を
まずは、情報収集をしましょう。そうはいっても、へたに動いて「あなたのお子さんが悪いんじゃない?」などと言われる可能性を考えると、おいそれとは動けません。しかし、わが子の人権を守ってやれるのは、なにより親なのです。

他の親に、「担任の先生が、子どもの頰をつねったりしているという話を聞いたけど、そんな話を聞いたことある?」とそれとなく聞いてみることです。もし、「聞いたことがある」ということであるなら、次にわが子から丁寧にその時の様子を聞き取ることが大切です。その際に、うなずきながら聞いてあげて下さい。自分がそのような対応をされていることを伝えることは、低学年の子どもでも言いづらいことなのです。そのためには、次の順番で聞いてあげて下さい。

 ①「どんなことがあっても、自分はあなたの味方だよ」ということを伝える。
 ②どのような状況の中で、頬をつねられたり、耳を引っ張られるのか?
 ③同じようなことは、他の子どもにも行っているのか?
 
他の子にもしているということであるなら、その親に連絡をとって、事実関係をはっきりさせることが大切です。

 
どのように対処するか?
ご相談のような出来事が本当にあったということが確認されたら、担任に直接、「頰をつねったり、耳を引っぱっているそうですが、本当ですか?」と聞いてみて良いと思います。たいていの教師は、「すみません」と謝ってくれるはずです。

もし「あなたのお子さんが…。」と言ってきたら、「私の子どもの悪い点は直させます。でも、わが子が悪いからと言っても体罰するのは良くないと思っています。先生も、自分の子どもが体罰されていたら良い気持ちはしないと思います。私にとっては、可愛いわが子です。その気持ち、わかってもらえると思います。」と、情に訴えていくことです。

なんにしても、わが子を守ってあげて下さい。

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プロフィール

増田修治先生
増田修治先生
白梅学園大学子ども学部子ども学科准教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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