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お金のありがたみを教えたい!

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Q

お金のありがたみを教えたい!

小学校1年生の娘について、お小遣いをもらえて当たり前という態度を取ったので、先日怒ったところ。お金のありがたみをしつけたいけどどうしたらよいでしょうか。(ももんが・33歳)

A

一緒に夕食のお買い物をしましょう!

お金のありがたみを教えたい!

小学校1年生の娘さんに、お金のありがたみを教えるというのは、正直難しいと思います。1年生の子どもたちは、保育園や幼稚園で「お買い物ごっこ」を数多く経験していますし、お店屋さんごっこも経験しています。そのどちらも、お金というのは擬似的な意味しか持っていないのです。つまり、お金が本当に目の前にある実際の物と交換出来るということが、はっきりとわかっていないということです。

そうした状況にほとんどの子どもが置かれていることを、まずは理解して欲しいと思うのです。
「そう言うけど、いつも親が支払って物を買っている姿を見ているじゃないか!」と思われる方もいるかと思います。しかし、「親の持っているお金は、大人が持っているから物と交換出来るけれど、自分が持ったお金には交換する価値がない」と思っているのです。実際、自分が使ってきたものは、おもちゃのお金しかないのですから…。

だからこそ、まずはお母さんやお父さんが買い物に連れていきましょう。そして、実際のお金を持たせ、支払いをさせてみることがその第一歩になるのです。つまり、お金を払うことが実際の物と交換できる行為であること、お金は大人が持っても子どもが持っても同じ価値を持っていることを理解させるのです。
その時のポイントは次の2点です。
①お札は使わない。なぜなら、硬貨の方が重さがあるので、お金の価値を実感しやすいからです。
②1つの品物に対して、一つの硬貨を渡すようにしましょう。「お金と交換できる」という感覚を育てるのに、必要だからです。ただし、お金と同じ値段でなくてもいいのです。100円で75円の物を買って、25円のおつりがもらえた時に、支払うお金と代金では、支払うお金の方が大きくなくてはいけないことを学ぶからです。
 
100円で買える物探し
私たちが小さい時には、お金の価値がはっきりしていました。30円持って、近くの駄菓子屋へ行く。そして、30円で何をどのくらい買えるかを計算したものでした。そうした経験を通して、自然とお金の価値やありがたさを理解していったのです。
しかし、そうした子どもがお金の使い方を勉強する駄菓子屋などは、全くと言って良いほどなくなってしまいました。
そうだとすると、親が一緒になってお金の使い方を丁寧に教えていかなくてはいけないのです。試しに、「100円で買える物探し」をしてみると良いのではないでしょうか。
普通のお店でやってみるのもいいですが、100円ショップを使ってみるのもいいのではないでしょうか。同じ100円でも、たくさんの物が買えます。最近は、100円ショップの品質も良くなってきました。安くて良い物を買う練習には、最適です。
 
段階を踏んでお金の価値を教えよう!
お金の価値やありがたみというのは、ここにあげたようにゆっくりと段階を踏んで教えていくのが大切なのです。子どもに任せておけば自然と身につくというものではなくなっているのです。
一緒に買い物に行く、安くて良い物を買う練習をするなど、工夫が必要なのです。そして、私が親御さんたちに進めたのは、「夕食の買い物」です。これについては、3年生以上でないと無理ですが、2,000円程度渡し、「これで今日の夕食の材料を買ってきてくれる?」と頼んでみると良いのです。そうすると、「今日の献立は、カレーとサラダだから、必要な物は、じゃがいもとニンジンと…」という形で、イメージしながら買い物をさせていくことで、自立心が養われていくのです。もちろん、一緒に夕食作りをすることなども少しずつ教えていく必要があります。
とにかく、人間が自立していく学びの一つとして「お金の使い方を知る」「お金の価値やありがたさを知る」ということがあることを、しっかり根付かせる必要があります

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プロフィール

増田修治先生
増田修治先生
白梅学園大学子ども学部子ども学科准教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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