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お友達と合わせることができない

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Q

お友達と合わせることができない

小2の男児の母です。うちの子は、お友達と合わせるということが苦手です。よく言えば自分一人で行動できるということなんですが、イベントなどで相手は一緒に行動したいのに、自分の行きたいところに勝手に行ってしまったりします。
最近の休み時間は一人で図書館で過ごしたりすることがほとんどのようで、親からすると校庭で友達と走り回って遊んで欲しいところなんですが、「今後大丈夫なのか?」と若干心配しています。(ぐっち・40歳)

A

マイペースな部分は必要!

お友達とあわせることができない

ぐっちさんの相談を読んで感心したことは、「わが子の状況を客観的に見ることが出来ているな」ということです。それが出来るということは、親御さんとして素晴らしいことだと思います。この力は、なかなか身につかないものなのです。
そうした力を付けていくだけでなく、子どもたちの生きている世界への理解も必要になってきています。
今の子どもたちは、空気を読むことが必要な時代に生きているのです。そうした状況の中で、周りに気を遣い、他者の顔色をうかがって生きています。それは、私たち大人が想像する以上なのです。
そうした中で必要なのは、ある程度マイペースな部分をどの子も持つ必要があるということです。他者に流されずに、自分なりの考え方を持って行動する力は、自分の自己肯定感を育てる意味からも、必要なのです。
 
その子なりの順位性と理由がある
子どもは、その子なりに行為や行動の順位性があります。「今は、これが一番の自分のやりたいこと」といった具合です。そうした順位性に基づいて自分の行動を決めていることをまずは理解してもらいたいと思います。
また、一人で図書館で過ごしているとするなら、その理由を聞いてみることも大切です。「一人の方が落ち着いて良い」とか「他の子のペースが早すぎてついていけない」などの理由があります。行為や行動の裏側に潜む子どもの本音を語らせることは、必須条件ですので、必ず実行して欲しいと思います。
子どもにとって、そうした順位性があるのは悪いことではありません。しかし、学校という場所では、個人の順位性より学校の順位性を優先させなくてはいけない場面が数多くあります。
つまり、何でもマイペースで良いわけではないということです。学校で、朝の朝会などで体育館に集まらなくてはいけないのに、自分勝手に他の所へ行ってしまうなどというのは、正直困った行為の部類に入ってしまいます。
もう2年生ですから、学校のペースについては理解しているはずです。理解していながらも、別の所へ行ってしまうということになると、やはり家庭での指導が必要になってきます。

 
担任の先生と指導方針を一致させる
自分の子どものマイペースな部分は、良い部分として残していって欲しいと思います。しかし、大事な時にみんなと同じ行動が取れないと困ってしまいます。
極端な例かもしれませんが、「避難訓練」の時にどこかに行ってしまうようでは、絶対に困ります。なにしろ、命に関わることなのですから。
まずは、担任の先生に、「イベントなどで、他の子と一緒に行動出来ないようなのですが、どんな様子でしょうか?」と、まずはわが子の正確な情報を手に入れましょう。
そして、みんなと行動した方が良い場面で一緒に行動出来ないということがわかった際には、どのようにわが子に働きかけるかを、担任の先生と一緒に考えていきましょう。「家庭でお餅をつき、学校がこねる」といった関係を創り出していくことが大切です。
こうした共通理解のもと、少しずつ同じ方向で働きかけることで、子どもというのは必ず変わっていくものです。そうした関係を、担任の先生と創っていきながら、お友達と遊ぶように学校でも働きかけていきましょう。そして、子どもの変容を、時々家族で振り返って褒めてあげて下さいね。自分の成長の足跡をきちんと見させることで、子どもは次のステップへと進んでいくのです。

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プロフィール

増田修治先生
増田修治先生
白梅学園大学子ども学部子ども学科准教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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