小学生ママ

「友達ができない、友達の輪に入れない」場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

今年も残すところあと1ヶ月を切りました。11月末に長野県の木曽福島で、今年最後の講演会をしてきました。講演会もさることながら、マイナス2度の開田高原で寝転がってみた星空、霜に縁どられた楓の葉っぱ、一面霜柱でザックザクの地面、雪を積もらせた頭から、煙を上げている御嶽山…。無限に広いものから、足元の小さなものまで、自然の神秘やパワーに心洗われた旅でした。目の前の子育てに追われて心の余裕がなくなった時は、ぜひ自然に触れてみてください。きっと大きな力があなたを癒やしてくれますよ。

悩んでいるのはお子さん?ママ?しっかり観察して

さて今回は、「友達ができない、友達の輪に入れない」という場合のレッスンです。そんなふうに思った時、まず考えていただきたいのは、そのことでお子さんが困っているか、悩んでいるかどうか、です。もしもお子さんが平気なら、特に問題はありません。お子さんは平気なのに、ママのほうがその様子を見て「かわいそう」だと思ったり、「この先も独りぼっちだったらどうしよう?」などと心配しているのだとしたら、その感情は、お子さんが抱いているものではなく、ママ自身が持っているものです。自分がもしそうだったら、「寂しい、悲しい」と感じる、ということですよね。もしかしたら、小さいころに自分がそういう思いをしたことがあるから、子どもはそうならないように、と思っているのかもしれません。ただそれは、自分自身の心の奥底にあるものを、目の前の現実に照らし合わせて勝手に心配しているだけのことなので、平気なお子さんからすれば、余計なお世話です(笑)。ですからまずはママが、ではなく、お子さん自身が悩んでいるかどうかをよく観察してくださいね。

友達がたくさんいる=正解ではない

またもうひとつ、そういった心配を引き起こす種としては、「みんなと仲良くしましょう」「友達をたくさん作りましょう」とずっと教えられてきた、という過去があります。こういった、「これが正しいあり方です。」という思い込みを作る教えが、世の中にはたくさんあるのです。それを年上の親や先生、大人たちから何度も聞かされて育った私たちは、何の疑問も持たずに信じてきていますが、たくさん友達を作りたいかどうか、たくさん友達がいるほうが心地いいのかどうかは、人それぞれみんな違います。本当はひとりでいるのが好きなのに、いつも言われる言葉に、そうなっていない自分はダメなんだ、と、しなくていいジャッジを自分に下し、そのために生きづらくなってしまう人もいます。たくさんの友達を持っていて、ワイワイやるのが好きな人もいれば、本当に気の合う少数の友達とだけ関わっている方が好きな人もいます。どちらがいい悪いではなく、好みやその人のタイプの問題です。子どもも同じです。友達を作ろうと、変に周りに気を使ったり、仲良くいるために相手に合わせたりしていると、結局は居心地が悪く、自分らしくいられない人間関係、環境を作り出してしまうことになるのです。みんなと仲良くしなくてもいい、たくさん友達を作らなくてもいい、本当に気の合う友達とだけ仲良くすればいい、と教えてあげたほうが、その子はいつも自分らしくいられる、心地よい友達関係が作れるでしょう。

ママは唯一無二の友達!たっぷりの愛情を

お友達ができない、輪に入れない、と寂しがっているお子さんの場合には、それをママも同じように心配したりかわいそうに思ったりするのではなく、「本当に気の合うお友達は、自然と仲良くなれるから、大丈夫だよ。」と声をかけてあげましょう。波長が合う友達は、友達を作ろう、などと気構えなくても、自然と引き合ってできるものです。そしてお友達ができるまで、ママが唯一無二のお友達になってあげましょう。自信を無くしているかもしれないので、たくさんスキンシップをしたり、「大好きだよ」「大事な宝物だよ。」といった無条件の愛情をたっぷり注いであげることも大切です。さらにお子さんの良い所もたくさん見つけて伝えてあげてください。お子さんに自信がついてくると、顔つきや振る舞いが明るくなったり、行動が積極的になったりして、お友達もできやすくなるでしょう。思ったようにお友達が作れなくて、寂しい思いをしていたとしても、とにかくおうちでは、リラックスして安心できるようにしてあげてください。

親力強化レッスンの4つのポイント

「友達ができない、友達の輪には入れない」場合のレッスンは

1. お子さんがどんな状態かを観察する
2. ママ自身の中に、寂しい経験や人間関係の不安がないかどうかを考えてみる
3. 本当に気の合うお友達は自然にできるから大丈夫だよ、と伝えてあげる
4. お子さんが安心でき、かつ自信を持てるような声掛けやスキンシップをしてあげる

です。

ママが心配してあれこれ策を考えるより、子どもを信じて愛情を注いで自信をつけさせてあげることのほうがずっと効果的です。お友達がいつまでたっても1人もできない、という子はいませんから、ドーンと構えて、「大丈夫よ!」と明るく笑っていてくださいね。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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