小学生ママ

「漢字がきれいに書けない」場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

10月も半ばを過ぎると、運動会シーズンも終わり、1年で一番落ち着く時期なのではないでしょうか? 腰を据えてお勉強にいそしんでほしい、なんて、親は願ってしまいますよね。(笑)

「字がきれい=頭がいい」は成り立たない!

さて、今回のレッスンは、漢字がきれいに書けない場合です。字を見ると、性格がよくわかりますよね。筆跡診断もあるくらいですから。そもそもなぜ漢字がきれいに書けないと困るのでしょう?確かにきれいなほうが見やすいですし、小学校のうちは、ハネやトメなど細かいところまでチェックされ、書き取りで〇がもらえない、ということはあります。ただ、「字がきれい=頭がいい」という等式は実際には成り立ちません。それは進学塾の先生がおっしゃっているようです。現に東大現役合格した私の息子の字も、全くきれいではありません(笑)

そして筆跡診断によると、漢字を書く際に角をしっかりつけて書く、あるいは“ロ”の形の角をしっかりくっつけて文字を書く人は、冷静で理論的、手先が器用、作業が性格、常識やルールを守りきちんとしている、という人が多いそうです。その代わり、創造性や独創性に乏しく、それらは字が汚い人のほうが長けていて、常識にとらわれない非凡な才能を発揮するのは、きっちりとした字を書かない人だ、と欧米では字が汚いほうが頭のいい人と思われている節もあるようです(ちなみに私の字は角が丸いし、口がふさがっていません。笑)

似たような話で、先日オーストラリアに行ったときに聞いたのですが、あちらでは転職をたくさんして職歴が多いほうがすごい人なのだそうです。日本だと、いくつも転職をしている人は、「長続きしないいい加減な人」と思われがちですが、評価が逆なのです。お国違えば常識もまるで違う…。とてもおもしろいです。そして日本人は本当に真面目だな、と海外へ行くたびに思います。真面目が故にいいこともありますが、真面目すぎて悩みを自分たちで増やしてしまっているのではないか、と思うこともたくさんあります。

話がそれてしまいましたが、漢字がきれいに書けない、ということ自体は、生きていく上ではそれほどたいしたことではない、とまず思ってください。お手本通りではない、細かい間違いをつつくような評価や教育の仕方のほうが、子どもたちの可能性に蓋をしているのではないかとさえ、私には思えます。きれいに書ける子もよし、きれいに書けない子もよし、です。きれいに書けない子のほうが、この先思いもよらぬ才能を発揮するかも、と思ったらワクワクしてきませんか(笑)

指摘するのではなく、よくできているところをほめてあげる

どうでしょう?少しはお悩みが減ったのではないでしょうか?そうは言っても、目の前のこととして漢字の書き取りで点数が取れなかったり、もうちょっと丁寧に書いてほしい、と思われる場合もありますよね。まだ低学年なので、漢字がきれいに書けない原因は、形の認識力が弱いとか、筆圧が弱い、といった原因もあるかもしれません。その場合は図形を書き写すドリルや、筆圧を強くするための練習をしてみるのもよいでしょう。そしてきれいではないところを指摘するのではなく、その中でもきれいに書けている字や箇所をほめてあげてください。「この字のこの角がすごくきれい!」とか「このハネがとても美しいね!」、「この字はすごく力強いね」「勢いがあるねー」など。何でもそうですが、ダメなところばかりを指摘されていたら、気分は落ちる一方です。「気分が落ちる=やる気にならない」ですよね。一つ一つの字のいいところを見つけてほめてあげたら、だんだん自信もついてきて、次から字を書くのが楽しみになるかもしれません。

親力強化レッスンの4つのポイント

「漢字がきれいに書けない」という場合のレッスンは、

1. 漢字がきれいに書けないことへのネガティブなイメージを変える
2. 字をきれいに書かない人のほうが独創力や非凡な才能がある、と考える
3. 筆圧や形をまねるトレーニングからやり直してみる
4. 汚い文字ではなく、その中でもきれいな一文字、きれいに書けている箇所に注目してほめる

今回は、字がきれいでない自分へのメッセージのような内容になりました(笑)今となってはほとんどパソコンですし、字がきれいでなくて恥ずかしい思いをするのは結婚式やイベントの際に名前を記帳するときくらいです。住所と名前だけ、練習しておきましょうか(笑)

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

関連記事

関連記事

キーワード検索

幼稚園関連サイト

  • こどもがまんなかPROJECT
あんふぁんWebは子育てママを応援しています。