小学生ママ

「口グセがすごく悪い」お子さんの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

夏休み、いかがお過ごしですか?「宿題がなかったらどんなにいいだろう?」と子どもの頃思いませんでしたか? 今は「夏休みがなかったらどんなにいいだろう?」と思っていませんか? では、宿題をするのと、毎日3食用意するのと、どちらがいいでしょう? 私は宿題のほうがいいです。(笑)

行動範囲や人づきあいが広がると、インプットされる言葉の幅も広がる

さて、前回は「口答えする」場合のレッスンでしたね。今回も「口」にまつわるテーマでいってみます。

幼稚園のときまでは使わなかったような言葉を、学校にあがってからやたらと使うようになって困ったわ、というママもいらっしゃるでしょう。口から出てくる言葉は、外からインプットされたもの。中には自分の口調とそっくりで、「はっ!」と思うママもいるかもしれません。「子は鏡」とはよく言ったものです。そんなときには、ご自身の口グセはもちろん、ご家族の口グセも見直してみる必要があります。

でも家族の誰も使っていないような言葉を使い始めるのは、学校の友達の影響が大きいでしょう。お子さんが触れ合う友達の幅が広がった証拠ですね。お子さんの行動範囲や人づきあいが広がれば広がるほど、良い悪いにかかわらず、インプットされる情報(言葉)の幅も広がっていきます。その中で、いかに自分にとってプラスになるものだけを選択して使えるようにするか、あるいはプラスになるものだけを入れて、それ以外はシャットアウトできるようにするかは、子どもだけでなく、親である私たちも意識していきたいところです。それによって人生の「質」が格段に変わりますから。とはいっても、そんなことをお子さんに伝えても、それはちょっと理解するには難しいですよね。まずは毎度お決まり、子どもの気持ちを考えます。親としては「やめなさい!」と言いたくなる言葉をお子さんはなぜ使うのでしょうか? ひとつは、それを使っていることがちょっと大きくなった感じでかっこよく思えるから。2つ目は、単に面白いから。口に出すことが快感だから。3つ目はまわりの反応がおもしろいから。そのくらいでしょうか?

使う言葉や口グセは、人生に影響を与える

そんなことを踏まえて対策を考えます。その1として、ある程度は仕方ないと思ってください。汚い言葉を使いたくなるのはひとつの通過点です。まわりの大人を見まわしてみて、小さい子どもが使っているような悪い口グセをずっと続けている人はいないですよね? そうです、知りたての頃だから、使ってみたくなるのです。人間の心の中には、善も悪も両方存在します。普段は善で生きるようにしていても、奥に潜む悪があるので、ときにはそれを出したくなるのも実は人間らしさだったりします。自分の中にある悪を認め、うまく付き合うことも必要なことです。大人になれば理性で悪が口から出るのを抑えることもできますが、子どもの場合は理性がまだそこまで働きませんので、出したい気持ちが勝ってしまうこともある程度は致し方ありません。ですから前提としてある程度は仕方ない、台風が通過するのを待つ、くらいの気持ちでいてください。

そうは言っても、何も言わずにそれを野放しにしておけばいいのかというと、それもつらいですよね。本人が口から出すのを楽しんでいるだけならまだしも、聞いている方も気分が悪いですから。かといって「やめなさい!」と過剰に反応すると、子どもはそれ自体を楽しんでしまうのです。そうやって親やまわりがイヤな顔をするのがまた面白いのです。ですから対策その2としては、無視です。使ってほしくない言葉を口にしたときは、無視してください。無視というのは実は人間にとっては非常につらい仕打ちなのです。怒られるよりつらいのです。あまりにもひどいときには、「お母さんはその汚い言葉を聴きたくない! やめてください」(Iメッセージとお願い)とピシっ、と一言言って、あとは無視です。無視が続くと子どもは面白くなくなって、そのうち言わなくなるでしょう。

そして最後にその3として、言葉の影響をわかりやすく伝えるのにとてもよい本があります。「水は答えを知っている」という本です。

「ありがとう」という言葉をかけた水の結晶と、「ばかやろう」という言葉をかけた結晶の写真を掲載し、言葉の影響力をひと目でわかるようにした本です。科学的根拠が不明確だと賛否両論ある本ではありますが、「ありがとう」という口グセの人と、「ばかやろう」という口グセの人、どちらがシアワセになれそうか、「ありがとう」と言われ続けている人と、「ばかやろう」と言われ続けている人と、どちらがシアワセなのか、その答えは私たちの中にありますよね。私は目に見えないものの存在も力も信じていますので、科学的根拠より、私たちの心と体がキャッチするものの方を重視します。そこに共感していただけるなら、このような本を見せて、口グセの大切さを伝えるのもひとつの方法でしょう。私の講演会では、実際によい言葉をかけたときの身体の変化を実感してもらうワークを取り入れたりもしています。

親力強化レッスンの4つのポイント

「口グセがすごく悪い」という場合は、

1. それが楽しい時期で、いつか通り過ぎる、という前提を持つ
2. 「私は聴きたくない!」と一言言ってあとは無視をする
3. 言葉の影響力が伝わる本を見せる
4. 自分と家族の言葉づかいを見直す

使う言葉や口グセは、直接人生に影響します。私たち親も、何気なく使っている口グセを見直して、人生の「質」を上げたいですね。

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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