小学生ママ

「愛情が不足している」というお子さんの場合のレッスン

東大脳育成コーチ谷亜由未の子どもを伸ばす親力強化レッスン

6月になりました。いよいよ梅雨入り。少々うっとうしい季節ですが、太陽サンサンの夏の手前のトンネル。トンネルを抜けたときのイメージをもって、気持ちは明るく歩きたいですね。

親からの愛情が不足している子どもにあらわれる行動とは?

さて6月1回目のレッスンは「愛情が不足している」場合についてです。ちょっと「ドキッ!」とする方もいらっしゃるかもしれませんね。いかがでしょう? あなたはお子さんに対する愛情に自信がありますか? 意外と自信がある人のお子さんが愛情不足を感じていたり、逆に自信がない人のお子さんが愛情を十分受け取っていたり、自分では気づけないこともあるかと思います。また、愛情をかけることを取り違えている場合も少なくありません。ここでは愛情のかけ方を見直すとともに、不足している場合に何が起こって、どのように補えばいいのかをお伝えします。

さて、親からの愛情が不足している子どもには、どんな行動が見られるでしょうか? ここでは大きく3つをあげてみます。

1. 爪をかむ、指をしゃぶるなど
このようなクセとしてあらわれてきている場合もあります。必ずしも愛情不足だけが原因とは限りませんが、何らかのストレスがあるというあらわれです。

2. 下の子にイジワルをする、親を困らせることをする、ダダをこねる
こんな様子を見ると、ついつい叱ってなおそうとしてしまいがちですが、それは逆効果です。なぜその行動をとるのか、子どもの心の奥にある理由を見てみるようにすることが大切です。親を困らせたり、ダダをこねるというのは、どのくらい自分を受け入れてくれるのかを試しているのです。つまりは「愛をもっとちょうだい!」という心の叫びです。特に下の子ができると、ママを取られたような気持ちになり、不安定になるお子さんが多いです。お兄ちゃんになったのだから、お姉ちゃんになったのだからと、下の子ばかりに目が行き、上の子は我慢することが多くなると、それがストレスになって下の子にイジワルをするという行動になりがちです。

3. やたらと良いことをする(大人にほめてもらえるような行動をこれ見よがしにする)
一見わかりづらいのですが、人前でやたらとほめられるように良いことをする場合も要注意です。困らせることをして叱られるのも、良いことをしてほめられるのも、実はどちらも「認められたい」という承認の欲求から来ているものです。もちろん誰にでもある欲求ですが、愛情不足の場合には、それがより強くなり、プラスのストローク(ストロークとは存在承認のこと)、もしくはマイナスのストロークを得られるような行動を、常に無意識に取ってしまうということが起こりがちです。マイナスのストロークを得るための行動が、2であり、プラスのストロークを得るための行動がこの3になります。

「うちの子、愛情不足?」と感じたら4つのポイントで補おう!

以上のような様子が見られたら、「もしかして愛情不足かしら?」と思って、日頃のご自身のお子さんとの関わり方を客観的に振り返ってみてください。そして「不足しているかも」と思った場合には、以下のことをおすすめします。

1. ギューしてチューして大好き!を1日5回やる
低学年のお子さんなら、時間も場所もタイミングも問わず、1日5回、ぎゅっと抱きしめてチュッとキスをして「大好きよ」と声をかけてあげてください。やっているつもりでも意外と足りていません。もしかしたら恥ずかしがるかもしれませんが、無理やりするくらいしてもこの年齢なら大丈夫です。とにかくあなたはこの世に存在しているだけで価値があるのだ、という無条件の愛を伝えるには、なにはなくとも「大好きよ」という声かけと、スキンシップが一番です。「○○はお母さんとお父さんの宝物だわー」などという言葉をときどき付け加えたらさらによしです。これでたいていのワガママや、困った行動は収まります。

2. 上の子の場合は2人っきりでデートをする
下のお子さんができるとどうしてもそちらに目も手もかけてしまいがちですが、あえて上の子との時間を作ります。上の子をおにいちゃん、おねえちゃんとしてではなく、その子として特別扱いします。2人でどこかに出かけたり、お子さんの食べたいものを食べに行ったり、いつもは行かないカフェなどに行ってスイーツを食べるのもいいでしょう。その時はまるで大好きな恋人とのデートのような気持ちで、お子さんに寄り添い、話を聞いてあげましょう。

3. 話しかけてきたときに、向き合って話を聞いてあげるようにする
話を聞いてあげるというのも承認のひとつです。忙しいから、手が離せないから、時間がないから・・・と、いい加減な聞き方を繰り返したり、後回しにすることが重なると、いつまでたっても満たされない承認の欲求が強くなり、困った行動を起こしてしまうことになりかねません。毎回でなくても大丈夫ですが、今までの1.5倍、向き合って話を聞いてあげるようにしてみてください。それだけでも子どもは安心し、心が落ち着くのです。

4. 子どものやりたいこと、熱中していることを尊重してあげる
子どもの将来のために、たくさん習い事をさせたり、勉強をつきっきりで見てあげたり、準備なども何でもやってあげたり、一見とても愛情をかけているように思える行動が、実は逆効果な場合があります。本当の愛情とは、わが子を信じて見守ること。わが子の個性や好きなことを尊重してあげること。親が良いと思うことをさせることや、失敗させないことが愛情では決してありません。親がわが子を信じて見守ることこそ、真の愛情です。そして常にわが子がどうしたいと思っているのか、何が好きなのかを引き出し、それを受け入れることができる柔軟性を持ちましょう。

親力強化レッスンの4つのポイント

愛情が不足しているかもという場合は、

1. ギューしてチューして大好き!を1日5回やる
2. 上の子の場合は2人っきりでデートする
3. 話しかけてきたときに、向き合って話を聞いてあげるようにする
4. 子どものやりたいこと、熱中していることを尊重してあげる

以上が親力強化レッスンのポイントです♪

profile

谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナー や子育て講座で数多く講演。ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、コーチ養成講座、トレーナー養成講座を開講。全国に認定プレシャス・マミーコーチ、トレーナーを生み出す活動をしている。現在は認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。
認定トレーナーたちが講座を引き継ぎ開講中。2014年に開始したeラーニングも好評。3年間で300名の受講生を生み出している。2015年夏からは、逗子のリゾート地にて、ママの人生をきらめかせる講座を開講中。ママたちが楽しみながら自分を磨ける楽しいイベント、セミナーを随時企画している。またわかりやすく楽しい講演も人気があり、日本のみならず、海外でも積極的に講演を行う。

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