小学生ママ

子どもの心を尊重する「寄り添い派」の親になれば、親子ともども自立できる

ママがイキイキ→子どももイキイキ 東大脳育成コーチ・谷亜由未の「レッツ子離れ」

自分が育てられたように子どもを育てている

いよいよ春らしくなり、1年生ももうおしまいです。もうすぐまた桜が見られると思うと、気分はウキウキですね。

さて、子離れコラムも最終回です。今回は子離れという面からだけでなく、親と子の関係で、結局これが一番大事なんだな、と思うことを書きます。
 

結論から言えば、それは「子どもの心に寄り添うこと」です。「寄り添って⇒受け止めて⇒励ます」、これができるようになれば、子離れもラクなはずです。ところが多くの親は、「心配して⇒親の意に添わせようとして⇒指示する」となりやすいのです。たとえば宿題を忘れて先生に叱られた、とします。寄り添い派は子どもに「あら~忘れちゃったの~」「それは困ったでしょ~」「じゃ次は、忘れないように、どうしたらいいかな?」という会話になりますが、心配派は「また忘れるんじゃないの?」「忘れたら恥ずかしいでしょ(←親がこういう気持ち)。もう忘れたらダメだからね」「ほら、ちゃんと持って行きなさい」と口だけでなく手まで出して用意してあげてしまうのです。これは、我が子が自分では問題解決できない、と思っているからこその言葉であり、子どもが持っている自立する力を信じている対応ではありません。「寄り添い派」の会話は、「お母さんが自分の気持ちをわかってくれている」という安心感とともに、子どもが自ら考えて答えを出して行動し、その結果に責任を持つ姿勢、つまり自立心が育ちます。逆に「心配派」の会話からは、「お母さんは少しも自分の気持ちをわかろうとしてくれない」という不満と、自分に対するダメ出しと、考えず言われたとおりにして、うまくいかなければ親のせいにする、という姿勢、つまりは依存心を育ててしまうのです。そして多くの親は、自分が育てられたように子どもを育てます。親から自立心を育てられたお母さんは、考え方も自立しているので子どもも自立させることができますが、親から依存心を育てられたお母さんは、子どもにも依存心を育ててしまいます。さらに自らも子どもを心配し、思い通りに育てようとして手が離せず、結果そこにだけ自分の存在意義を見出し、子どもに依存してしまいがちなのです。ですから自分の子育てを振り返る際には、自分の育てられ方も思い出してみる必要があるのです。

© milatas – Fotolia.com

あなたの子育ては「寄り添い派」ですか? 「心配派」ですか?

いかがでしょう? あなたは親子とも自立できる「寄り添い派」でしょうか? それとも依存しあって子離れできない「心配派」でしょうか? 子どもが親に対して一番欲しているのは、心配されることではなく、受け入れてもらうこと、自分の気持ちをわかってもらうこと、自分を信じてもらうこと、そして応援してもらうことです。

もしも「心配派」だということに気づいたら、「寄り添い派」に方向転換してくださいね。気づけばいつからでも軌道修正できます。そしてお子さんのためにもご自身のためにも、じょうずに子離れして、双方が自立したよい親子関係を築かれることを心からお祈りしています。

プロフィール
谷 亜由未

プレシャス・マミー メンターコーチ。
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。自宅にて学習教室の運営などを経た後、2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナーや子育て講座で数多く講演。2009年、ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。東京、大阪、名古屋にて、プレシャス・マミーコーチ養成講座、プレシャス・マミートレーナー養成講座を開講中。全国に認定プレシャス・マミーコーチを生み出す活動をしている。またわかりやすく楽しい講演も人気がある。
夢をかなえたいママたちのお茶会「プリン’s カフェ」主宰。

関連記事

関連記事

キーワード検索

幼稚園関連サイト

  • こどもがまんなかPROJECT
あんふぁんWebは子育てママを応援しています。