小学生ママ

ランドセルの中がグチャグチャ…!

ランドセルの中がグチャグチャ、どうすればいいの?


小学1年の娘ですが、毎日、ランドセルの中がぐちゃぐちゃです。戻ってきたプリント類は、折れ曲がっており、教科書ですら、表紙がめくれて折れてたり…。本人に理由を聞くと、急いでしまってるからと…。なぜ時間がないのか聞くと、「わからない」と。 基本的に、物を大事にしません。 どうしたら良いのでしょうか?(とみららさん)
自分でランドセルから出させて理由を聞きましょう


小学1年生では、男女問わずランドセルの中や学校の机の中がぐちゃぐちゃな子が結構います。なぜ、そうなるのでしょうか。

それは、「ランドセルや机の中がきれいな状態」というものを自分であまり知らないからです。「いや、ちゃんと片付けてあげて、どうしたらきれいになるかを教えている」というお母さんも多いかと思います。

でも、実はそれは「これがきれいな状態なんだよ!」と子どもに押しつけているだけなのです。自分が実際にやってみて「きれいな状態」を作り出すことが、子どもの納得感を生むのです。子ども自身が納得しないことには、いくら教えてもランドセルや机の中をきれいな状態にすることはできません。

まずは、子どもが家に帰ってきたら、子ども自身にランドセルの中身をゆっくりと一つひとつ床の上に出させてください。あくまでも、自分でゆっくり出すのがポイントです。たいていは、「なにやってんの!」と言いながら親が床にダーッと広げてしまうことがでしょう。しかしこの、ランドセルから出すという行為が、片付けの第一歩なのです。

プリントが折れ曲がっていたし、教科書が変な形で入っていたりすることを自分で見て、「ランドセルの中がぐちゃぐちゃだなぁ」と自分自身に感じさせるのです。そして、「こんなにぐちゃぐちゃだと、帰りの時に大急ぎで入れたんだよね。どうしてなのかな?」とわけをていねいに聞いてあげてください。たいてい、「時間がなかった」と言ってくるはずです。

整理整頓ができている子との違いは?
きちんと整理整頓ができている子は、その場だけでランドセルに入れようとしていないのです。前もって、プリントなどを受け取ったらすぐにクリアファイルに入れたり、連絡袋にきちんと折りたたんで入れています。逆に、整理整頓ができていない子は、こうした手間暇をかけていません。そのため、結果的に「時間がなかった」という言い方になるし、実際にランドセルにきれいに入れる時間がなくなるのです。

ですから、まずはプリント類をきれいに折りたたむ練習です。四つ角をそろえて、きちんと四つ折りができるように練習です。この角と角を合わせ、それを片手で押さえながら、袋状になった部分を角から押しながら丁寧に二つ折りにする。それから、もう一度角を合わせて四つ折りにするという動作を練習してみてください。

そうすると、「角と角が合った折り目がきちんとついているプリントの方が気持ちが良い」ということが分かるはずです。整理整頓が出来る子にするためには、「あれもこれもできるようにさせる」というのが、一番の逆効果なのです。

折れた教科書・ノートの修理をして、入れ方を教える
次は、表紙が折れた教科書やノートの修理です。一度折れ曲がるとくせがついて、直りません。全部でなくても良いので、折れ曲がってしまっている教科書やノートの表紙を図書館などで使っている保護フィルムできちんと伸ばしてあげ、折れ曲がらないようにしてあげてください。きちんと入れることの心地よさを教えるには、そうした手間暇をかけるのが大事なのです。

次に教えるのが、教科書・ノート類の入れ方です。たいてい、全部をいっぺんに入れようとするので、無理矢理入れようとして、教科書・ノート・プリントが犠牲になるのです。

2~3冊ずつ、ランドセルの中に積み重ねるように入れさせていってください。子どもと一緒に明日の時間割を見ながら、そろえていくのです。「えらいね」「その入れ方、いいね」と褒めながらやらせましょう。そして、きれいに入った状態を子ども自身に作らせていくことで、「きれいな方が気持ち良い」と感じ取らせていくことです。

徐々に子どもに任せる
こうした形で手間暇をかけながら、親と子どもで一緒にランドセルの片付けや準備をていねいに教えていきましょう。次は、少しずつ子どもに任せる部分を増やしていき、最後は親はそばについてアドバイスするだけにしていくと良いでしょう。

「1年生になったのだから、自分でできるはず」という意識は、捨てましょう。ちょっと前までは幼稚園や保育園だったのですからね。

そばについていてできるようになったら、子どもに任せます。そして、用意ができたかどうかを子どもに確認し、ランドセルを開けてきれいになっているかの点検です。そして、「教科書とノートの入れ方がいいね」「明日持って行くプリントがきれいになっているね」と、具体的に変化したことを褒めてあげてくださいね。

ランドセルから机に
ランドセルができるようになったら、今度は机の中の整理整頓にチャレンジです。これも、ランドセルと同様、子どもの状態把握→ぐちゃぐちゃの理由を見つける→一緒に片付ける→徐々に任せていくなどの段階を踏んでいきましょう。

今が、一番大事です。手間暇を惜しまずに関わることが、あとから楽になる秘けつなのです。ゆっくりと丁寧に見ていってあげましょう。

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プロフィール

増田修治先生

増田修治先生 
白梅学園大学子ども学部子ども学科教授。
1980年、埼玉大学教育学部を卒業後、埼玉県の小学校教諭として28年間勤務。
若手の小学校教諭を集めた「教育実践研究会」の実施や、小学校教諭を対象とした研修の講師なども務めている。
「笑う子育て実例集」(カンゼン)、「『ホンネ』が響き合う教室」(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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