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【イギリスの制服事情】スーパーで買える!? 安いから洗い替えを数着そろえても! 

私立の学校に入学したら、まず購入するのが制服。公立校でも中学校では日本のほとんどの学校で制服を導入しています。同じ学校の生徒であることを証明するための制服ですが、イギリスではスーパーで誰でも購入可能だそう。それっていったいどういうこと?

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プレスクールから14歳くらいまでの子の制服がそろう、マークス&スペンサーのスクールウェア売り場。サイズもデザインも豊富(写真:Meredith Leece)

イギリスを代表する高級スーパー、M&Sで制服を発見

イギリスでよく見かけるスーパーマーケット「マークス&スペンサー(M&S)」。都市部では食品や雑誌など日用品だけを売るコンビニ的な店舗もありますが、大型店舗ではプライベートブランドを展開する、いうなれば日本のイオンのような存在です。といっても、それほど庶民的ではなく、売られているものは高級品が多い印象です。そのM&Sの子ども服コーナーで見つけたのは、「School wear」。つまり制服です。ジャンパースカートでもボックスタイプやプレーンタイプ、色もグレー、紺、黒とチョイスがあり、なかなかかわいらしい。シャツもかちっとしたYシャツからパフスリーブになっているものなど、好みによって選べるようになっています。チョイスが多いこともさることながら、なにがうれしいといえばそのお値段。M&Sは、子ども服でもお高いものが多いのに、ジャケットでも5000円しないという安さ。これは安い! と小学生の娘用にグレーのジャンパースカートを買いました。

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夏物のジャンパースカート。ハイウェストでAライン。かわいいばかりか、10ポンド(約1500円)というお値段にも強く惹かれる。シャツは日本で購入し、やはり1500円くらい

なぜスーパーで制服を? そしてなぜ安い?

イギリスでは日本と同様に、私立の学校ならその学校指定の制服があります。購入する場所も学校指定の洋服屋さんがあり、そこで寸法を計って…という手順をふみますが、日本と違って女子はスカート、男子はズボンと決められていません。その理由はもちろん、多様性が認められているから。宗教上の理由で短いスカートをはきたくなかったり、性同一性障害のように、スカートやズボンの着用を強いられることで苦痛を感じる人への配慮です。単に「動きやすいからズボンがいい」程度の理由でズボンを選ぶ女の子がいても、問題なし。学校の校章が縫いこまれたジャケットや、指定の色のネクタイだけをそろえれば下はズボンでもスカートでもOK。もちろん学校によりますが、多くの私立校がそのようなルールを採用しているのだそうです。

その“選択の自由”はどこで買うか、というところまで拡大されていて、学校指定のお店でズボンを仕立てることもできれば、もっと安く手軽に量産品を購入することもできる、というのがスーパーで制服が売られている理由。毎日着ることになる制服は汚れるし、成長期には体の大きさもどんどん変わりますから、在学中に気軽に買い直しができることも重要なポイントです。

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女の子用のズボン。よく動き回る子にはズボンのほうがありがたいかも?(写真:Meredith Leece)

実際に制服を使ってみたら、ものすごく重宝

確かに、中学に入るときなど成長することを想定して大きめサイズで制服を作り、入学時はみんなぶかぶかの制服、という光景はよく目にします。また、ズボンもスカートも汚れてつるつるになってしまっても、クリーニングに出すのは長い休みに入るまで待たなければなりません。予備に何着も買いそろえるには仕立ての制服は高すぎるし、クリーニング代もバカにならない…。このシステム、ちょっとうらやましいなと思いました。
さて、娘にと買ったジャンパースカート。始業式や終業式の日に学校に着ていくほか、法事などちょっとフォーマルな場に出るときに重宝しています。洗濯機でがんがん洗ってしまいますが、しわにもならず形も崩れず、とかなり優秀。これならあと数着買ってくればよかった、と後悔するほどです。デザインを変えていくつか持っているというイギリスのママさんもいましたが、子どもも毎日違うデザインの服を着て気分を変えることができていいかもしれません。日本の学校にもこんなスタイルが導入されるとうれしいですね。

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ウォータープルーフ、汚れにくいなどのテクニックがこらされているそう。出所のしっかりした素材を使っている、ということもアピールされている(写真:Meredith Leece)

<文・写真(特記以外):フリーランス記者 岩佐 史絵>

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