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小学校入学前に知りたい!PTAの現状は?どうのぞめばいい?

こんにちは、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』の著者・大塚玲子です。この春、お子さんが小学校に入る保護者のみなさま、おめでとうございます。小さな背中にランドセルをのせて学校に向かうお子さんの姿を想像すると、顔がほころんでしまいますね。
保護者として不安なこともいろいろあるでしょう。もしかしたら、特に心配なことのひとつは「PTA」かもしれません。世間ではよく、PTAはとてもオソロシイもののように言われています。「時代に合わない」とか、「お母さん同士の関係がスゴイ」とか。
でも実はPTAって、そんなにみなさんが思うほどは、コワくないのです。Four of the women, have a meeting in the office

PTA経験者は「思ったよりもいい印象だった」という意見が多い!?

TVなどではどうしても、ギョッとするようなひどいPTAの話が取り上げられがちです。なかにはそういうPTAも存在するのは事実ですが、でも全国にある約2万の小学校のPTAの全部で、そんなひどいことが起きているわけではありません。
以前、ある女性誌でアンケートをとったところ、PTA経験者のうち「思ったよりいい印象だった」または「思った通りいい印象だった」と回答した人は、なんと“7割強”。
いま「リビコミュ」で「小学校のPTA役員、委員について」というテーマにコメントが寄せられていますが、ここでもやはり「実際にやってみたら、知り合いが広がってよかった」という声がたくさんあがっています。よかったら、のぞいてみてください。

わたしも子どもが小学校に入るときはとても不安だったのですが、3年生のとき、初めてある委員をやってみたところ、予想していたよりずっとラクで、拍子抜けしてしまいました。運がよかったのかもしれませんが、「世間で言われるようなPTAのイメージは、ほんの一面に過ぎないんだな」ということを実感しました。

PTAをどう乗り切る? 低学年でやっておきたい3つの理由

さて、おそらくみなさんがいま一番知りたいのは、「PTAをどう乗り切ればよいか」というところでしょうか。
よく聞くのは「低学年のうちに委員をやっておいたほうがいい」という話でしょう。「高学年でやるよりラクだから」ということでそう言われるようですが、わたしは正直「そこは、どうかな?」と思います。PTAによって違うのですが、委員長は学年に関係なく選ぶことも多いので、いつやってもそんなに変わらない場合もあります。
でも「低学年のうちにやってみる」ことは、私もおすすめです。理由は、以下の3つです。

■1 ほかの保護者とつながりができるから
これはよく言われることですが、学校のこと、先生のこと、子ども同士のことなど、低学年のうちは特にわからないことが多くて不安でしょう。そこでPTAに足を踏み入れると、ほかの保護者と話す機会ができるので、情報が入りやすくなり、ちょっと安心できると思うのです。
それに学校に行ったとき顔見知りの保護者がいると、ほっとしますよね。わたしもPTAをやってきて、それが一番よかったと思うところです。わたしのように、中・高学年からやってもいいのですが、早めに顔見知りが増えると、より心強いんじゃないかなと思います。

■2 びくびくしないで済むから
早めにやってみれば、そんなにコワくないことがわかるから、という意味でもおすすめです。「いつか、やらなきゃ」と思いながら毎年春をユウウツに迎えるよりも、早めにやったほうが、気持ちがラクじゃないかなと思います。

■3 楽しかったら、またやれるから
低学年でやっておけば、もし楽しかったときにまたやれるから、というのもあります。もちろん「もういいや」と思ったら距離をおけばいいですし、早めにやって様子を見るといいのかな、と。
意外と思われるかもしれませんが、PTAって実は、委員長や本部役員など「中心的な役割」のほうが楽しいところがあるのです。その証拠にホラ、PTAが楽しそうな人って大体役員さんでは?
なぜ役員のほうが楽しいのかというと「やらされ感」が少ないからでしょう。ヒラの委員は自分で決められることが少ないので、どうしても「やらされ感」を抱きやすいのですが、委員長や本部役員は自分で決められる範囲が増える分「やらされ感」が減って、楽しくなるのかな、と。
ただ辛いのは、中心的な役割ほど、仕事や拘束時間も増えていくところ…。どこまでやれるかはその人の状況によって異なるので、早めに一度委員をやってみて、見極めるのがいいと思います。

「やらないと決めたならやらない」「やると決めたら楽しんで」

最後に一つだけ、お願いしておきたいことがあります。それは「どうしてもやりたくないなら、やらない」、でも「やると決めたら、楽しんでやってほしい」ということです。
というのは「やりたくないのにやる」人は、「わたしもやりたくないのにやったんだから、あなたもやりなさいよ!」というふうに、他の保護者にも活動を強制しがちで、PTAの雰囲気が悪くなってしまうから。だったら、やらないほうがいいと思うのです…(苦笑)。
でも一方で、もし「やる」と決めたなら、ぜひ楽しんでやってもらえたらうれしいです。なんでもそうですが「楽しもう」と思ってやれば楽しくなるし、「つまらない」と思ってやればつまらなくなるもの。せっかくやるなら、楽しんだほうがいいですよね?
なお、なかにはPTAを本当に「できない」状況の人もいると思います。闘病中の人や、家事育児仕事をひとりで全部背負っている人、看護・介護中の人など、どうか無理はなさらずに。もしも役員を押し付けられたりして、キツイときは、学校の先生などに、退会(非加入)の相談をしましょう。
みなさんの入る学校のPTAが、楽しいものでありますように。問題点もあると思いますが、そういうものも、無理のない範囲でちょっとずついい方向に変えていってもらえたら、とてもうれしいです。

<プロフィール>
大塚玲子さん
編集者&ライター。出版社や編集プロダクション勤務を経て、2003年、妊娠出産を機にフリーに。主に「PTA」などの保護者組織、「いろいろな形の家族」をテーマに取材や執筆、講演等を行う。新聞・雑誌、テレビ・ラジオ等にちょこちょこ登場。著書は『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『PTAがやっぱりコワい人のための本』『オトナ婚です、わたしたち』(全て、太郎次郎社エディタス)。ホームページ http://ohjimsho.com/

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